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たくとろ
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ワンライ「エプロン」
今度出るピカピカマートのグッズが可愛くて…なお設定は捏造
ライジングボルテッカーズ、もう何度目か分からない財政危機!!
マードックがお菓子を作りすぎたり、ウルトが廊下を走って壁に激突して壊したり、他にも色々あった結果、ライジングボルテッカーズのお財布はスカスカとなってしまった。そして例により、それぞれアルバイトに出ることになった。リコとロイの行き先はとあるスーパーマーケットだ。
「ここだ!僕たちが今日から働くスーパー
…
」
「ピカピカマート
…
!」
ピカチュウの横顔のラインをなぞったロゴが特徴的な世界各地に展開するスーパーマーケット、それこそがピカピカマートである。多くの人々やポケモンから親しまれ、アローラ発のスーパー「メガやす」とシェアを競い合う関係にある。リコとロイはお店の裏口に回り、受付でバイトのことを話すと、早速バックヤードへと案内された。そこで待っていたのは頭にピカチュウの耳を模したサンバイザーを被った女性だ。
「よくぞいらっしゃいました!人とポケモンの生活がピカピカ輝くように!ピカピカマートです!私は当店支店長のピカノです!」
「はじめまして!僕はロイです!」
「リコです!今日から数日間、よろしくお願いします!」
元気よく挨拶すると、ピカノもまたよろしくお願いしますと返事をした。二人は早速仕事の説明を受ける。主な仕事は品出しと接客だ。できそうならレジもやってみましょうとのことで、ピカノはお店の制服セット一式をリコとロイに渡した。
「左が男性更衣室、右が女性更衣室なので、着替えてきてください!」
「はい!じゃあリコ、また後でね」
「うん。また後で」
それぞれ更衣室に入ってから数分後、リコが更衣室から出ると、先に出ていたロイの後ろ姿が見えた。ピカノに細かいところを直してもらっているようだ。ドアが開いた音に気づいた彼がそっと後ろを向く。
「リコ!すごく似合ってるね!」
ロイの目に映るのは白いワイシャツと黒いズボンの上に朱色のエプロンと三角巾を身につけたリコだ。エプロンには同じ格好をしたピカチュウの絵が描かれていて、とても可愛らしい。
「ありがとう。ロイも似合ってるよ!赤系のエプロンだからロイとよく合うなあ」
「へへ。それで言うならリコはやっぱかわいい格好似合うよね」
「へ?」
ロイの何気ない言葉を受けて、リコの頬はぼっという音を立てるように赤くなった。無邪気な褒め言葉にピカノも口を手で押さえて感銘を受けている様子だ。リコが固まっているのでロイが不思議そうにしていると、ピカノは首を振って両手をパチンと一回叩いた。リコとロイの視線が彼女に向く。
「二人ともよくお似合いですよ!では、実際に現場に出て仕事に入りましょう!」
「「はい!」」
気持ちを切り替えた彼らはバックヤードを出てお店の中に入った。ピカノから説明を受けながらリコとロイはテキパキ働き、お客さんにも気持ちのいい挨拶をして、ピカピカの笑顔を見せていた。
数時間後、今日のシフトが終わって、リコとロイは一足先にバックヤードに戻ってきた。ロイはふーっと息を吐いて三角巾を外し、エプロンを脱いだ。右腕にエプロンを提げてワイシャツ姿になったロイは、どこか大人っぽい。リコは少しばかり見惚れていた。その視線に気づくと、ロイはリコの方を向いた。
「どうかした?リコ」
「え!?あ、ううん!ただ
…
ロイ、シャツ似合うなって
…
」
「これ?似合ってる?なら嬉しいなあ。僕こういうのあんまり着たことないからちょっと不思議な感じ」
「オレンジアカデミーの制服とも少し違うもんね。ロイならうちの制服も似合いそう」
そう言うとリコは頭にセキエイ学園の制服を身につけたロイを浮かべた。ほんの少し口角が上がる。
「あの制服カッコいいよね!僕も着てみたいかも」
「じゃあまた学校に行くことがあったら、誰かに借りれないか相談してみるね!」
「相談って
…
男の子の友達に?」
「うん。あ、でも私そこまで仲良い人いないから、アンに間に入ってもらうかな」
「ふーん
…
まあいいや。じゃあその時はよろしくね。さ、早く着替えて帰ろ」
一瞬、ロイの目が曇ったような、気のせいかなと考えてリコは更衣室に向かう。ドアノブに手をかけると、ロイが彼女の左手を握った。
「ロイ?」
「ごめん。今のリコ写真に撮ってからでいい?」
「え?私だけ
…
?」
「ダメ?」
「
…
いいけど、ロイとも撮りたいな」
「じゃあ両方だね!」
そんな二人のやりとりをピカノはバックヤードのドアの隙間からこっそり眺めていた。この二人、付き合ってるのかしら
…
?でも聞くのはちょっと
…
と、色々考えて悶えていた彼女だった。
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