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木兎(つく)
2025-11-28 21:52:36
859文字
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木兎_創作Text
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冠角のオルゲトラ
#木兎_創作 #OLD=DEAR
有角亜種の誕生について
有角亜種は遥か神話の「
冠角のオルゲトラ
」の時代に遡る。
その時代、稀に有角変異種が生まれるとある血族がいて、その血族では世間からの偏見から逃れるため、角をもって生まれた子供は人知れず処分されてきていた。
その中で運良く生き残った有角亜種の子供は「魔女」として忌み恐れられてきた。
冠角のオルゲトラは「魔女」と呼ばれていたうちのひとり。
冠角のオルゲトラはその行為とそれを許す世界に絶望し、捕縛された後監獄の中で「
世界を緩やかに死滅させる術
」をいくつも生み出し、その知識を冠角のオルゲトラは自身の体に蓄積していき、その死後、体は知識量に比例した巨大な結晶体へと変化していった。
冠角のオルゲトラの死後も有角変異種は生まれるたびに処分ないし除角の対処・淘汰を行っていたので、長い年月をかけて有角変異種の血族でも生まれなくなっていった。
有角亜種の血族をある島国に閉じ込め、そこに看守としての役割を担う一族を置き、血族と結晶体の監視を担わせたことがとある物語の始まりになる。
それから幾年月を経た遥か未来。
科学が発展し、生活が豊かになり、人々が自然の恩恵を忘れてから久しい頃。
角をもった子供が生まれてくるようになった。
いくつもの検査の結果、何の身体的異常も見られず、何が原因かも判明せず「角が生えた人間」であるという事実だけが判明する。角の生えた子供の出生率は無角の子供の出生率を越えることはないが、僅かであるが年々増え続け、それが当たり前になる頃には、人々は有角亜種を人として見なくなる。
無角の人間は今まで通りに科学の恩恵を受けながら暮らし、有角の人間は人間であるにもかかわらず人以下の扱いを受けるようになっていった。
それが変わるのが突如訪れた大氷河である。
科学に頼りきっていた無角の人間は大氷河の訪れで大半が死滅し、生き残った無角と有角亜種の中で立場の逆転に繋がった。
科学に頼りきっていた無角と違い、有角亜種はほんの少し早く大氷河に対応するようになったためだ。
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