雨鶴
2025-11-26 12:01:46
938文字
Public 小話
 

南蛮文化に憧れる話

アニメと忍ミュからネタを引っ張ってきた

きり丸がしんべヱの里帰りに付き添った話を長次が聞いた時の事である。

ってな訳で大変だったんですよ」
「そうか忙しい里帰りに付き添ったみたいだな」
きり丸の内職と云う名の造花造りのアルバイトを手伝いながら、長次は件の話を聞いていた。
「今の若い子は南蛮文化に憧れますからね~」
「若い子」
長次よりも『若い子』であるきり丸が『若い子』を主張するのも少し可笑しい。
「先輩?なに笑ってんスか?」
いや、何も」
どうやら知らずに口元が綻んでいたらしい。
「そういや、先輩たちって文化祭で劇の前にポルトガル語の歌を披露する予定だったって話を聞いたんですけど本当ですか?」
きり丸の言葉に長次の手が止まる。
……
留三郎の発案で通ったが、実際あの発音が正解なのか分からん。
「中在家先輩?」
本当だ」
「えー、じゃあ先輩たちポルトガル語話せるんスね!すっげー!カメ子ちゃんも先輩に習えばいいんじゃないスかね?」
嬉々としながらきり丸が言ってきたが。
どちらかと云えば私は翻訳の方が得意だ。言葉は伊作と留三郎の方が得意だ」
「えっ!そうなんですか?」
そう、告げるときり丸は驚いたようだ。
「ああ私たちの1つ上の先輩伊作と留三郎に所縁がある方だが、そのお二方が外ツ国に渡られたからな。二人も憧れが強いんだろう日常会話程度なら、あの二人に習うといい」
実際、留三郎と伊作があの歌を作ったので長次は自分に習うよりは適任だと思った。
「へえ~意外っすね」
そんな意外だろうか?まあ、学園で『は組』の印象は余り良い方でないからな。
きり丸も六年生になれば何でも出来る様になる」
「そっすかね、エヘヘ」
長次に褒められ、純粋にきり丸は喜ぶ。
「そうだ、将来きり丸が外ツ国の商人相手にアルバイト出来る様に皆で勉強会を開こう
「え」
その時は、私が南蛮菓子を腕によりを掛けて作ってあげよう」
『あげよう』の言葉にきり丸が反応するも、微妙な表情になりながら。
「是非貰う~と、言いたいんですが勉強は嫌ッすねぇ~」
そう、乾いた笑いを長次へ返してきた。

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アニメと忍ミュネタから。
きり丸の良いお兄さんな長次が好きです。