けいじ
2023-11-28 20:58:32
922文字
Public ああリンゼル
 

組織の犬

極道パロってなんかしっくりこないな〜と思ってたんだけど、最適解を見つけてしまいました。

犯罪組織を壊滅させるために、潜入捜査を続ける警察官のリンク。
いつバレるか分からない日々の恐怖を隠すためにどんな仕事も淡々と忠実にこなすので誰からも疑われず、「犬」と揶揄されている。
地道な積み重ねで信頼を得て、組織の中でもそれなりの立場になった頃、警察からの摘発が相次ぐ。
組織に内通者がいるんじゃないか、これが怪しいやつの一覧だってリストを見せられる。それをめくる指の震えをなんとか抑えながら最後の一枚までめくりきったとき、そこに自分はいなかったけれど「もう限界だ」と思う。
こんなことは続けられない、地位も褒賞もいらないからやめさせてほしい、と本当の上司に嘆願するけれど受け入れてもらえず、「お前が警察だってバレたら大変だろう」と逆に脅されやめることができない。
当初の予定よりも、もう随分と長く潜っている。

ある日リンクは潜入していることを自分も知らされてなかった同僚とドラム缶越しに対面。
すでに暴力の限りを尽くされてぐったりした同僚が、これから死ぬまでどんな拷問を受け続けることになるのか、リンクはよく知っている。
自分が怪しまれるリスクを知りつつも、銃を抜いて一思いに殺す。その場は白けて、リンクはスーツの下で濡れたように汗をかいている。

上司から与えられる任務と組織の仕事、どこに紛れ込んでいるか分からない双方の監視の目、いつ切れるか分からない細い糸に命をかける生活。
あの日ドラム缶の中で見た死体は自分なのではないかと思う。
なんでも良いから約束がほしい、いつまで、どこまでこんなことを続ければ良いのか分からない。


というところで組織の偉い人の娘であるゼルダ様(父親も父親の仕事も嫌い)と出会い、組織の犬として軽蔑されながらもなんやかんやあって距離を縮めて、なんやかんやあって警察を裏切り、なんやかんやあってゼルダ様のために組織で上り詰める道を選ぶんでしょうねこのリンクは。
ゼルダ様のために生きるっていう約束を、自分の知る方法で果たすために。



余談ですけど、なんやかんやのところではガチガチのドスケベパートを大量に濃厚に絶対に絶対に入れてほしいので、リンクはどれだけ心身共に疲弊してても勃起してください。