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凪田シロ
2025-11-21 22:53:04
2101文字
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彼服っていいよね
xから再掲。
アムinネオジ的なウルトラハッピー時空🫶
アムがシャのそーすい服を着る彼服シチュの🟥⬜️シャアム二人とももうゆるふわです
「あなたね、小賢しいんだよ」
「ふふ、私が野望の為なら手段を選ばない男というのは知っているだろう。
……
なにィ!?」
アムロは全裸でシャアの前に仁王立ちで現れた。何故なら目覚めた時、自分の衣服が全て回収されておりこれみよがしにシャアのワイシャツだけが置かれていたのだ。この人、俺の思ってる三倍は馬鹿なのかもしれない。恋人になってから日に日に俺が憧れていた理想のカッコいいシャア像というのが崩れていく。それに、何がイイのかはわからないがせめて素直に言えば恋人の願いを聞いてやる程度の甲斐性はあるつもりだった。
「ええい!私の計画は完璧だったはずだ
……
!」
「どう考えても全部がダメだろ
……
ほら今日は早いんだろ。とっとと仕事行きなよ」
「くっ、私の服を着て恥じらう君からしか得られない輝きを浴びて臨むはずが
……
!いや、だが私の所有印を余すことなく眼前に晒してくれる君の潔さもまた」
「はいはい」
そもそも世間一般的に恥じらうようなことは昨日に散々しただろ。しょんぼり、という文字を背負った様に出ていくシャアを見送りながらそのプライドでチャンスを逃す癖は何とかした方がいいぞ、とは流石に教えてやらなかった。
―
なんてことがあったのが今朝のことだ。
ネオ・ジオン本部内にあるシャアの執務室に打ち合わせの為にやってきたアムロは室内にかけられているシャアの総統服を見ながらそんな朝のことを思い出していた。服の主はもう暫く戻ってこないのは共有のスケジュールで確認している。
「
……
自分の服を着せるってそんなに楽しいものなのか?」
過去の付き合った彼女たちのことを思い出すも、いつも相手の言うことに応えていたばかりで自分がして欲しいことを伝えた事が無かったなと今更気がついた。ララァの事があってからどうしても色恋沙汰には受け身の姿勢が多くなりがちだった。それでも前を向くために新しい関係を築いていこうとしたし、パートナーには幸せでいて欲しいと思う。だからこそ今恋人であるシャアから頼まれたら大抵のことは受け入れるつもりではあったのだ。
「でもあの人に限ってなぁ」
そもそもアムロとシャアが恋人になるまで本当に本当に色々あったのだ。シャアがアムロへの好意を白状し現在の関係性に収まったのは奇跡と言っても過言ではない。一歩間違えたらコロニー落としを実行する寸前だったことを知り腰が抜ける思いをしたのは記憶に新しかった。素直になれずとんでもないことをしでかしかけた人間がそう簡単に変わるはずもなく。
「物は試しか」
冷静に考えればシャアの目論見に乗るのが嫌なだけであって同じ男同士なのだし相手の服を着ることぐらいなんてことはないのだ。ひょいと総帥服の上着を手に取り袖を通してみる。
―
なお、アムロが連邦軍の隊服と同じ感覚で着たこの礼服一つにアムロが知ればびっくりする程の金額がかけられているのだが、こういった物の価値には無頓着であり、室内の物は全て好きにしていいといわれていたアムロは知る由もなかった。
「わかってたけど、大きいな
……
」
シャア専用に採寸された総統服は如実にアムロにシャアとの体格差を伝えてくる。肩まわりは余ってずり落ちてくるし、そのせいで指先近くまで手が隠れてしまった。服の裾も膝上に近く文字通り服に着られているという状態だ。いつもベッドで組み付かれている時、否応なしに身体の厚みや身長が違うことを理解させられていたが、それを分かりやすく突きつけられるのは男としては面白くないなという感想だった。
「しかもなんかいい匂いするし
……
匂いまで完璧とかムカつくな」
「アムロォッ!!」
「おわ゛ぁ゛っ!?」
完全に見計らったようなタイミングでシャアが執務室に飛び込んできて思わず悲鳴をあげる。いったい何故。シャアのやつはスケジュール上まだ会議中のはずだ。
「ふふ
……
全て余すことなく見させてもらったよ」
「ま、まさかっ、そこか!いや
……
あそこにも!
……
いやまて、いったい幾つあるんだ!?」
「さてな?」
シャアの不穏な発言に室内を改めてよく観察すれば巧妙に偽装された監視カメラが設置されており反射的に机上のペンを投げつけた。いったい、いつから?いやそもそもコイツ、仕事部屋に何してるんだ。執務室は二人きりの空間ということもあり、それなりに気を許したこともした記憶に思い当たり背筋がゾッとする。
「そんなことより、随分と愛らしいことをしてくれるじゃないか。
……
スケジュールは全て何とかした、文句は無いな?」
「うわ
……
」
必死かこの人。完全にヤる気スイッチが入っている。アムロとの時間を確保するためにあらゆる手段を尽くし、こうなったシャアはどうやっても止まらないことは恋人としてそう長くない期間の付き合いでも早々に知ったことだ。
「ああ、かの白い悪魔が身も心も私の赤に染められたなんて、たまらないな
……
」
「あっそ
……
あなた、ほんとに俺のこと好きだね
……
」
結局、口ではそう言いつつ。あなたの方こそ、俺に堕とされたんだよなんて。シャアがアムロへの執着心を見せる度に悪い気はしていない自分も、どうかしている。
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