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2025-11-21 08:27:12
4862文字
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乱歩総受け旦那会議ドキッ⭐︎異能者だらけの暴露大会

みんなでぽさんのかわいいところを討論するよ!

以下ご注意ください。
・乱受けカプがたくさんでる
・キャラは崩壊している
・全員違う世界線
・パロ含めてなんでもある
・異能者じゃない人もいる
・最終ポォ乱ぽいかも

攻め面子は以下の通り。
ざわさん
だざさん
ポくん
ちゅや
おださく
みのーらさん

出来心です。タイトルと中身にはあまり関係はありません。
乱受け各界の攻めばっかりで喋ってるだけの話です。

何も考えずなんでも受け入れられる猛者はお付き合いいただければ幸いです。
見つけてくれた方ありがとうございました。
勢いだけの産物なのでしばらくしたら消す予定。

※キャプション必読!!乱歩さん総受け、乱右のカプが節操なく出てくる!!
















前略
乱歩受け各界の攻めだけが悪い力によって集められてしまった!みんなで協力しないと元の世界の乱歩さんに会えないぞ!乱歩さんのかわいいところをアピールしてポイントを稼ごう!合計100点獲得したら自分の世界に帰れるよ!喧嘩をするとマイナス10点だから気をつけよう!では健闘を祈る!
               管理者より


「というわけで、我々は乱歩さんの素敵なところをアピールしないと帰れないみたいなのだけど」

太宰が部屋を見渡しながら声を上げた。なんの変哲もない、というかどちらかというといつも見慣れている探偵社の会議室に電光掲示板で大きくゼロが三つ並んでいる。そこに、これまた見慣れた面子と、一部見慣れない面子がめいめい椅子に腰掛けていた。各自の目の前には会議資料のように紙切れが配布され、そこには冒頭の文章が印字されている。

「巫山戯やがって、俺ぁ夜勤明けで疲れてんだ。さっさと済ませて帰らせてもらう」
「それはこちらの台詞だ。貴様如きに乱歩の話をさせる心算はない」

何故か隣り合って座ることになった箕浦と福沢が一触即発の雰囲気を醸し出した。そこにやはり何故か呼ばれたらしい坂口安吾が割って入る。

「お二人とも落ち着いて。喧嘩をしてしまうとそれだけ帰るのが遅れます。僕だって三徹真っ只中だ、早く帰って寝たい。ここは冷静にいきましょう」
「というか、ここにきたってことは安吾も乱歩さんとそういう感じだってことかい?」
「はぁ?そういうプライベートなことは話したくありませんね」
「だってそうだろう?乱歩受けってことは、乱歩さんを抱いてるってことで」

だん、と大きく音がして福沢が立ち上がった。卓上には刀の鞘が突き刺さりしゅうしゅうと煙をあげている。

「太宰、今の話聞き捨てならん。説明して貰おう」

その瞬間太宰は福沢が「乱歩受け」の意味を理解していなかったことを悟った。すかさず坂口が太宰に耳打ちする。

「ちょっと、どうするんですあの人。このままでは永久に帰れなくなりますよ」
「流石に私もここでは死にたくない。うまいこと切り抜けよう」

太宰は怒りで燃え盛る福沢に向き直る。

「乱歩受けというのは乱歩さんのことが可愛くて可愛くて仕方のない人が思わず乱歩さんをぎゅーっと抱きしめたくなってしまうという意味でして、つまり乱歩さんが我々の愛を受け止める側だってことですよ、社長」

太宰の弁舌に福沢は渋々引き下がり、ならばこの面子も納得はいく、と椅子に戻った。部屋にいた全員が胸を撫で下ろす。

「では成り行きで司会を務めます私太宰です。以後お見知り置きを。さて、ここはまず社長にお話しいただきましょうか。なんせ乱歩さんとの出会いがなければ探偵社も存在しなかったわけですし」
「いいだろう」

福沢はすっくと立ち上がる。全員が立ち上がる必要あったか?と疑問に思ったがまた刀を抜かれては敵わないので黙っている。

「乱歩が稀代の名探偵であるのは諸兄もご存知の通りだ。だが彼奴はそれ以前に孤独な青年なのだ。両親を失い何も知らぬまま世間へ放り出され、人々からは異質な目で見られた。まぁ私も最初こそ海に投げ捨てようかと思ったこともあったが」
「ちょっと待ってください、なんですその暴力的な くだりは」
「最初だけだ。すぐに彼奴の孤独を知ったからな。私は孤独であることを望んだが、彼奴は望まずそうなった。その手助けをしてやりたいと、守ってやりたいと思ったのだ。そうしたら、妙に懐かれてな」
「嗚呼、彼奴は最初からあんたに心許してる風だったな」
「織田作いつの間に!?」
「最初からいた。気配を消していた」
「暗殺者すぎない!?」
「そうか、お前はあの時の赤毛の少年暗殺者」
「そうです。俺は乱歩が羨ましかったんですよ。まぁ俺のいる世界じゃその後親しくさせてもらってるわけだが」
「そうか、お前も乱歩のことを」
「待って待って、社長、自分の話に戻ってください」
「そうだな。それで私は乱歩を引き取り、共に暮らし、仕事をしてきた。乱歩の可愛いところなど幾らでも知っている。今朝など腹を出して布団からはみ出て寝ておった」
「「「はい可愛い!!!」」」

全員が賛同したのと同時に電光掲示板に10の文字が光った。

「なるほど、こういう仕組みですか」

坂口が表示を確認しながら言う。と同時に、部屋の隅で黒い塊のようになっている男を一瞥した。

「貴方がここに来ていることに、違和感は覚えませんが、真逆、貴方が黒幕ってことはないですよね」

エドガー・アラン・ポォさん。
坂口の言葉に全員が部屋の隅を見る。怯えながらのっそりと立ち上がった長身の青年は誰あろうギルドの幹部その人だ。

「わ、吾輩は別に、何も悪いことはしていないのである!気がついたらここに押し込められて」
「貴様、乱歩に何をした」
「うわー!社長刀しまって!危ないから!」
「な、何もしてないのである〜!乱歩くんとお茶してただけである!!」
「は?乱歩さん、お茶とか飲むんですか?」
「もちろん。角砂糖を飽和溶解度ギリギリまで入れた激甘限界紅茶ではあるのだが」
「それはもはや紅茶ではなく、砂糖溶液なのでは……
「それを飲む時の乱歩くんの幸せそうな顔がとても可愛くてついついたくさん砂糖を入れてしまうのである〜」
「「「はい可愛い〜〜」」」

電光掲示板の表示が20に変わる。
偶然とはいえポォに主導権を奪われた福沢は黙って椅子に戻る。横から箕浦が「残念でしたね、いいとこ披露できなくて」と声を掛けると絶対零度の視線で睨み返した。

「そもそも貴様と乱歩に仕事以外のどんな繋がりがある」
「あ、いいんですか?じゃあ次は俺の番てことで。乱歩さんよく警察署の仮眠室で寝てるんですよ。俺が寝てると何故か俺のいるベッドに潜り込んできてね。こないだは目ぇ覚したら腹の上に乱歩さんが丸まってスヤスヤ寝てたんです。猫みたいで可愛かったねぇ」
「「「クソっ悔しいけど可愛い!!」」」

全員が握り拳を固めながら同意すると表示が30に変わる。

「いい調子ですよ。では次はと」

そこで太宰は鋭い殺気を感じ取り後ろに身体を倒した。その場所へ鋭い刃物が天井から落ちてくる。

「くっ、こんな芸当ができるのは……、中也!卑怯じゃないか!?」
「煩ぇよ青鯖野郎。先刻から聞いてりゃどいつもこいつも勝手な事言いやがって」

中原は蝙蝠のように天井からぶら下りながら弁舌を披露する。

「彼奴の可愛いとこなんざ酔って甘えてくる姿に決まってんだろうが。弱い癖に呑みやがるから毎度肩貸してやんねぇと歩けもしねぇ。昨日なんざおぶって帰ったぜ」
「「「(声にならない叫び)」」」

表示が一気に50まで上がる。

「ちょっと中也!?君いつの間に乱歩さんとそんなに仲良くなったの!?」
「お前が悪巧みしてる間にだよクソが」
「悔しい、私より全然仲良いじゃないか」
「そう言うお前はどうなんだよ」
「わ、私だって乱歩さんの可愛いとこたくさん知ってるよぉ。異能がないのに一生懸命推理してる姿とか、私に髪の毛掴まれてるのに全然気づいてないとことか……っは!社長!?い、いえこれはあの!?」
「太宰、そこへ直れ!!!!!」
「遠当てやめて!!私でもキツい!!ひっ、社長落ち着いて下さい、ほら乱歩さんに異能がないことなんて周知の事実でしょう?知らないのはご本人だけなわけですし」
「だからと言って公衆の面前で暴露して良いことにはならぬ。斬る」

そこで表示を確認した坂口が呆然と「40」と呟く。

「しまった」
「社長、少し落ち着いて下さい」
「すまぬ、乱歩のこととなるとつい取り乱してしまってな」
「困りましたね。僕、まだ話してないから次僕いいですか」
「安吾に乱歩さんの可愛いとこなんかわかるのかい?」
「失礼な人だな。僕の知る乱歩さんは歌って踊れるトップアイドルですよ?可愛いとこしかないに決まってるじゃないですか」
「「「!?!?!????」」」
「ちょっと安吾、掲示板まで動揺して文字点滅し始めたじゃないか、どういうことなの!?」
「どういうこともなにも仕方ないな、実物見せた方がいいですね。此方を」

そう言って坂口が差し出した小さな画面を覗き込んだ者が一人、また一人と床に突っ伏していく。

「どうです、百の言葉を費やすより映像は雄弁でしょう。嗚呼、管理者さんもよかったらご覧ください」

坂口はそう言って電光掲示板へ画面を向ける。途端に数字が激しく明滅し、表示は80まで上がった。
部屋中に累々と積み重なる生きた屍達を見下ろしながら坂口は得意げに眼鏡を持ち上げる。

「どうです、僕の見出した逸材は。これ以上に可愛い姿があるなら見せて欲しいものですね」
「くそっ、安吾の癖に……こんなとんでもないものを隠し持っていたなんて」
「ふふ、甘く見ないで欲しいですね。僕はこれでも敏腕マネージャなんです」
「そうだ、織田作!織田作ならこの殺人兵器乱歩さんの上を行くエピソードがあるんじゃないか!?どうなんだい!?」
「嗚呼、ないこともないが」
「あるんだ!?」

そう言って織田はポケットから手帳を取り出し、中に挟んでいた写真を一枚取り出した。

「乱歩が俺にくれた。家族で撮った最後の写真だそうだ」
「「「!!!???!!!!」」」

部屋にいた全員が声もなく机に突っ伏した。半分以上は嗚咽を漏らしながら泣いている。

「織田作……破壊力……
「彼奴も哀れな身の上だ。話が合う」
「それどころじゃないでしょ……それ早くしまって……

数字を見ると震えるように明滅しながら999を示していた。

「ゲームマスターも限界みたいですねわかる
「くっ……乱歩、こんなに愛らしかったのか……
「反則だろうよこいつぁ」

全員の嗚咽が少しずつ薄らいでいく。と同時にその存在も薄らいでいく。

「嗚呼、どうやら完了のようです。皆さんご機嫌よう。各人の乱歩さんにくれぐれも宜しくお伝えください」
「うむ、眼福であった。礼を言う」
「乱歩にもちいせぇときがあったんだなぁ。俺ぁ泣いちまった」
「帰ったら思い切り乱歩くんを甘やかすことにするのである!」
「俺は甘いカレーでも作ってやるさ」
「あー煩ぇ、煩ぇ、全員さっさと消えやがれ」
「最後まで煩いなぁ中也は!」


   *


「たのもー!」

騒々しく扉が開け放たれ、静かに本を閉じたポォの元へ乱歩がやってきた。ポォは慌てて本を引き出しにしまうと乱歩へぎこちない笑顔を向けた。

「ポォくん、先日は生誕の贈り物をありがとう。これはささやかだが僕からのお礼」

そう言って乱歩はポォに飴玉を一つ差し出した。

「社長がきちんと礼をしろって煩くってねぇ。よかったら受け取ってくれ。さて、君が今引き出しにしまい込んだ代物だが、何か当ててあげようか」
「いや、乱歩くん、それは止めておいたほうがいいのである。乱歩くんのためなのである!」

飴玉は有り難く頂戴する。頑なに引き出しを隠すポォに対して乱歩はにんまりと笑顔を向ける。

「ははぁ、さては推理小説ではなさそうだ。そうだなぁ、差し詰め昨今流行りの多世界解釈 マルチバアスって奴だろう」

そう言って乱歩はポォの引き攣った笑みを眺めた。

「莫迦だねぇ、君は。そんなことしなくたって僕の可愛いところなんていくらでも見せてあげるのに」

さて今日はどんな洋菓子にありつけるのかなぁ!乱歩は頭の後ろで腕組みしながら応接間のソファへ歩いていく。ポォは胸を撫で下ろすやらどぎまぎするやら忙しい心中を抱えたままその後を追いかけていった。


               おしまい!