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三毛田
2025-11-19 09:40:37
1065文字
Public
1000字5
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81 081. くっついて離れない疑問符
81日目
でも、君なら外してくれそうで
「初めての開拓、お疲れ様。よくやった」
「えへへ」
出迎えてくれたパムが懸命に手を伸ばしているので、しゃがんでみたら頭を撫でられた。
なんだか嬉しくて、思わず笑みがこぼれる。
「分からないことがあれば、どんどん質問せい。オレに分かる範囲であれば、答えるぞ」
「はい! 列車のご飯は美味しいですか」
「何を美味いと思うかは人それぞれじゃが、乗客乗員、どちらにも好評じゃぞ」
俺の質問に、胸を張るパム。
それならば、期待できそうだ。
ヤリーロⅥから戻ってくる間、散々なのに自慢されていたのだ。気になって仕方がない。
「ところで、丹恒は?」
「さっさと資料室へ引きこもりおった。穹、お前さえよければ仕事を頼みたい」
「いいよ。俺に出来ることなら」
「うむ。だが、頼み事の前に、まずは身を綺麗にせんとな。シャワールームはこっちじゃ」
案内されたシャワールームでホコリを落とし、用意されていたルームウェアに着替え。
「これを丹恒に届けてくれ。終えたら、お前も食事にするとよい。御駄賃はデザートの追加じゃ」
「わかりました!」
トレーを手に、資料室へ。両手がふさがっていたので、パムが扉を開けてくれた。
「パム。だけじゃなくて、お前もいたのか」
「お手伝いしてた」
扉を開けて、すぐに去ってしまうパム。そして丹恒と二人きり。
「そうか。お前も疲れているはずだ。早く休め。食事はそこのテーブルへ置いてくれればいい」
上着を脱いでラフな格好の丹恒は、俺だと気づきそう指示を出す。少しだけ声色が柔らかい。
素直に食事を置いた後、端末に向かっている背中にそっと抱きつく。
「どうした。疲れていないのか?」
「わかんない」
疲れすぎていて、脳が興奮しているのか。それとも違う理由があるのか。
疑問に思うことが次から次へと溢れてきて、疑問符が離れていかない。
けれど、それらは口から出ることなく直ぐに消えてしまう。
「こ、こらっ」
腰を押しつけると、慌てたような声。
「俺の尻は、それを押し付ける場所じゃないっ」
「じゃあ、どうすればいいんだ」
「まずは食事をしてこい。それでもどうにもならなければ、シャワールームだ」
「わかった」
どうやら、丹恒がどうにかしてくれるらしい。
それ以降、シャワールームで毎回手ほどきしてもらい。俺の部屋が出来上がってからは浴室で。
恋人になってからは遠慮なく!
「丹恒、これなに?」
疑問もそういうことも、彼に投げかける。
「俺は百科事典ではないんだが」
でも突き放さない。
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