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yossy
2025-11-11 22:20:05
2313文字
Public
自創作
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子供以上大人未満
恭悦結の二次創作。設定かもしれないし違うかもしれない。
大人なんてこんなものだ。
初体験はうろ覚え。
父親に「イイ事をしよう」と手を引かれ、父の寝室で裸になって、何をされているのかすら理解できない年齢なのは確か。
子供には毒な行為の数々。ただ、父が自分を見ている事だけは理解できた。
気づいた時には父と二人、正確には使用人がいたから二人きりではなかったが。
仕事が忙しいのか、使用人が用意した飯を食べて、一人で過ごして、寝る頃に父親が帰ってくる生活。
衣食住に困ることは一度としてなかった。
時々一日家にいるなと思えば寝室に呼び出され身体を弄ばれる。
言葉の意味を理解し出した頃、
「お前は母親そっくりだ」の言葉に、オレにとっては見ず知らずの母親とオレを重ねて抱いているのだと理解した。
小学生になり、あの行為の異常性を知ったのは低学年のころ。
「フツー親と一緒にお風呂には入らないんだよ」
「裸とか人に見せちゃいけないんだよ」
なんて女子の会話が聞こえてきて、あの行為は普通の子はしないのかもと、何となく察した。
それでも父はオレを抱いた。
一度拒絶しようとしたが殴られた。
「誰のおかげで生活出来てると思ってるんだ」
子供には十分な脅しだった。
自分が周りと比べて少し成長が早かったせいか、周りの目の色も変わってきた。
使用人が父と身体を重ねているのを見てしまって、その事を知っていた使用人はオレとも身体を重ねた。数ヶ月後には別の使用人に変わっていた。
同級生の友達の母親に家に呼ばれたかと思えば、半ば無理矢理身体を暴かれた。二人とも光悦とした表情を浮かべていた。
中学では先輩に可愛がられた。浮気性の先輩に巻き込まれ彼氏を名乗る男から殴られた。何となく世渡りの仕方をここら辺から学び始めた。
それと同時に変声期が来て、体付きも男らしくなってきた頃、父はオレを求めなくなった。
その頃には先輩の家に泊めてもらったりと、家に帰る必要も無くなった。
高校ではすっかりこの堕落した生活に慣れてしまった。学校の女教師、学生、他校の女子と繋がって、一度オレのことが気に食わない男等に
輪姦
まわ
されたりもしたが、別にどうでも良かった。そこから噂が広がって興味を持つ男とも関係を持った。
「結くんは愛を求めてるんだね」
何でも知っているような素振りの、顔も忘れた先輩から言われた。
「一生埋まらない。穴が空いていて、いくら身体を重ねても直ぐに通り抜けちゃう愛。それを一生求めて生きてくんだね」
そんなこと、途中から
理解
わか
っていた。
手を握る。肌に触れる。キスをする。抱擁する。人に暴いてはいけない場所を晒して、舌で指で愛撫して、貪って、身体を重ねて、放出して。
安っぽい言葉を囁いて、眠りにつく。
その方が、一人で寝るより幾らかマシだったから。それがオレの普通だったから。
「父さん、オレの母さんって今どうしてるの?」
無垢な自分は一度この質問を父に問いかけた。
「とっくの昔に死んだよ」
それだけの事だった。
「こんばんは、君がアイちゃん?」
プチプラで慣れないメイクして、あどけない顔と不安そうな表情。無地のコートを羽織って、短いスカートと背丈を誤魔化すためのヒールの高いブーツ。ご飯を食べようと提案しても嫌がられ、ホテルが良いというからビジネスホテルに移動する。
出会い系アプリで知り合った女の子をベッドに座らせる。
どうしたものかと考えながら、
「オレこういう仕事してるんだけど」
と警察手帳を見せると、顔色がみるみると変わっていく。
「身分証か何か見せてくれる?」
「うーん、やっぱ未成年か
…
」
「あ、あの、親には言わないでください」
「言わないよ。オレも報告書書いたらどやされちゃうし」
警戒したように体が縮こまっている。
色んな人間と関わっていると何となく分かるもので、その日は何となく警察手帳を見せてしまった。
「で、どうしてアイちゃんは出会い系始めたの?」
「家に居場所がないから
…
それで」
「なるほどね、こういう事は初めて?」
ブンブンと髪が乱れる勢いで頷かれる。
「駄目だよ、悪い大人だったらどんな事になるか想像はついたでしょ?」
「そうだけど
…
でも、もう頼れる人なんていなかったし」
長袖の下を服越しに掻く仕草。
「児相は?」
「親がへらへらした態度で対応しちゃうから、助けてもらえない」
「そもそも、よく隣の県まで来れたね」
「友達の定期の範囲だったから
…
」
「
…
それは聞き逃してあげる」
これでも警察だから、児童虐待に関する事を思い返す。
「アイちゃんはどうして欲しい?」
「
…
私は
……
昔みたいに優しい家族といたいだけ。今は暴力とか酷い事されるから、帰りたくない」
「そっか、じゃあアイちゃんとこの警察とか児相に相談するけど大丈夫そう?」
スカートを両手でぎゅっと皺になるくらい掴んでから、振り絞るみたいに頷いていた。
電話で連絡し、今夜はそこで保護しておいてくれと言われ通話を終える。
「今日はここで休んで、お金の事は気にしなくていいから、ゆっくりお休み」
「
…
ありがとう、お兄さん」
「
…
どういたしまして」
翌朝、やってきた担当の方に引き継いで手を振って別れる。報告書を仕方なく書いて暫く経った後、その事すら忘れるほどの時間の後。ニュースの音を耳で拾った。
「〜〜××市にて中学×年生の長女を殺害したとして、職業不詳××××容疑者を殺人の疑いで逮捕されました。
殺害された××アイさんは
…
〜〜
〜〜××××容疑者は虐待の通報を受けており、警察の発表では
…
〜〜」
大人なんて、こんなものだ。
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