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かげにん
2025-11-09 15:21:06
968文字
Public
クロウォ
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強さ(シャウバリSS)
ある晴れた昼下がり。折角の天気だからとバリスタモンは外に出てみることにした。
「今日モトテモ平和。ダイブ落チ着イテキタ」
バグラ軍との戦いから月日は経ち、王であるシャウトモンの努力のかいあってデジタルワールドも昔と比べ住みやすい世界になってきた。
誰も悲しまない良い世界。そんな世界の王の相棒ってことがちょっと誇らしい。
ゆっくり景色を見渡しながら散歩していたら遠くから声が。
「ああ!お前王様の相棒のバリスタモンだろっ!」
そう言って駆け寄って来るのは最近シャウトモンが気にかけているちょっとした問題児、ガムドラモンだった。
「ガムドラモン、ドウシタ?俺ニナンカ用?」
「聞きたい事があるんだっ!」
息をゼーハーさせながらガムドラモンは答える。
「あんた王様の相棒なんだろうっ!?」
「ウ
……
ウン、ソウダケド」
「なら教えてくれよ!王様の強さの秘密!!」
そういえばガムドラモンはシャウトモンに対して熱い対抗心を燃やしていたのだっけ。なるほどそれで王様の強さの秘密を。
「王様ノ強サノ秘密
……
ソレハ
……
絆ノ強サダト思ウ」
「絆の強さ?」
「ソウ、シャウトモンハ仲間ヲ大切ニスル。自分ヲ投ゲ打ッテデモ仲間ヲ見捨テナイ」
かつて自分が過去の姿に戻り敵として対峙したとき、シャウトモンは絶対に自分を見捨てたりはしなかった。絶対戻ってきてくれると信じてくれた。命懸けで俺の気持ちを守ってくれると言ってくれた。
だから俺はシャウトモンに付いていくのだ、例えどんなに危なく苦難な道のりだとしても。
「うーん
……
つまりは戦力の多さってことか?」
「ソレトハチョット違ウ。絆ノ強サはタダノ戦力ジャナイ。足シ算ジャナクテ掛ケ算」
「
……
よく分かんねえよ」
ガムドラモンは頭を抱えて悩み出した。
確かにこればかりは実際に経験してみないと分からないかもしれない。でも
……
「大丈夫、ガムドラモンナラキット分カル」
どことなく鉄砲玉のように突っ走る自分の相棒に似てるから。
きっとすぐ分かるはず。大切な仲間が、掛け替えのない相棒が見つかる。そう思うのだ。
「そっか!良くわかんなかったけどありがとよ!」
そう言って走りだしたガムドラモンの背中を見送る。
さあ、俺も大事な相棒のとこに帰ろう。
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