かげにん
2025-11-09 15:16:31
625文字
Public ○伝
 

無題(ブラハリSS)


 ちょっとそんな気分だったから。

「好きだ、愛してる」

 って言ってみたら、
 ガッチャーンッ

…………………え?」

 コップを割られた。

「おい、ちょっと待てなんだその反応」
「え、まってよNE!なんか悪いもん食べたのかYOブライト!」
「本当に無礼だな!」

 なかなかに酷い。

「だって……YOUが好きとか愛してるとか……
「なんだよ。言っちゃ悪いのか」
「そういう訳じゃないけど……一度も言ったことないじゃないかYO!」

 そうだったろうか。
 確かに覇利丸とは流れというかなあなあで付き合いだしたが。一度も言ったことが無かったとは。
 でもそう言われてみると確かに記憶が無い。

「ふむ、じゃあ今までの分を取り戻すとしよう。好きだ好きだ好きだ愛してる愛してる愛してる」
「ちょっとまてYO!何その愛の安売り!」

 ブーブー言いつつ覇利丸の顔は真っ赤で。普段鈍感とよく言われる俺でもこれは照れ隠しなんだろうとは分かる。
 真っ赤にしてるのが可愛かったので悪戯に抱きしめてみる。

「うわああああ!今日のブライトは変だYO!おかしいYO!」

 ますます顔を真っ赤にして。
 可愛いなあ。
 昔の俺からは考えられない思考だ。気づけば俺はこいつのことがこんなにも。

「好きなんだ」
「うう……もう勝手にすればいいYO」
「ならお言葉に甘えて」

 額にキスを一つ。
 皮肉屋で照れ屋な君が可愛くて。
 本当に大好きで。