①キーアイテム→ストーリーの構築
・6月のアフターで行った喫茶店のガムシロ
→使われず廃棄されるシロップ、誰とも行為を経験することなく死んでいく自分(北)
→これハピエンにはならないな?
→それを拾い上げて使ってくれる治
②読みやすいと言っていただけた理由の考察
⇒美味しいシーンに至るまで読んでもらう工夫
⑴キャッチーなあらすじ
→「この場面までは我慢して読もう」
⑵ part1~2の読みやすさ
・ツカミではない冒頭
・文章をサクサク進める& 情報量を減らす
→次の一文へ繋げる意識を薄める
→文章の鮮度・明度を下げる「た」
→ 記憶に残す情報を絞る
→ ストレスを減らす(句読点/漢字の開き)
⑶全体
・読書体験としての飽きなさ≒絶え間なく話が展開してる+シリアスシーン、緩むシーン
・比喩のモチーフ統一(液体→水、海)
・動作、セリフの主格をわかりやすく
③全体の流れ
⇒ワンルームで完結する話しか書けない
part1:喫茶店
part2:高校時代のバス停
part3:待ち合わせ駅
part4:ホテル着〜風呂場
part5-1:ベッドに上がる〜前戯
part5-2:布団に丸まる~真相1〜治FINISH
part5-3:自己開示(真相2)〜第2ラウンド
part6:エピローグ
⇒「下書き」原稿の紹介
【part1:喫茶店】
・一文目はあえて読点なし→読ませる気がない。5W1Hがぼんやり頭に残ればよい。
・手の届く範囲のものしか描写できない(わたしの書くものの特徴)
・映像化+情報提示
・見せシーン:ガムシロ、(後出しで)メニュー
【part2:高校時代のバス停】
・前partからのカメラワーク
・見せシーン:「その晩、俺は〜」
・心情多め→露骨な単語
【part3:待ち合わせ駅】
・見せシーン:かっこいい治
→説得力を持たせたくて三次元ビジュ
・がんばったで賞:時を止めずに(北が)驚く
・引きの絵でシーンを終える
【part4:ホテル着〜風呂場】
・駆け足だけどなんとなく映像
・がんばったで賞:治とホテルに来ている現実感のなさvsリネンやミネラルウォーターの現実くささ
・そろそろここらでRが見たい
・北さんを辱めたい性癖モロ出し「こんな明るいシャワールームで抱かれるなんて、一度だって想像したことがない」
↑過去回想からの浮上時の書き方
・「先輩後輩という関係はいつも俺たちの根底にあったように思う。」からの「北くん、まだ
…?」
↑ストレスの少ない思考のスライドを意識
→真相2が新規情報にならないよう治北の穏やかな部分をジワジワ刷り込む
・見せシーン:鏡に映る肌色
・映像でこのパートを閉じる→"終わり"感を出さずに続ける
【part5-1:ベッドに上がる〜前戯】
・前パートが"終わり"感薄く終わったので、低温で始める→「北さん」まで
・見せシーン:オレンジ色に照らされる治
・「北さん」って呼ぶシーン。普段の二人の関係性を回想している最中からの自然な移行。静けさを保てたのよかったなー。驚くんじゃなくて。波を作りすぎない。
・ここまでは北さんの思考を最優先でストーリーを動かしてきた→いざ事を始めるとなったときの治の気持ち:宮治としてこの人に向き合いたいだろうな。治はここで「北さん」呼びをすることで合意を取ってるつもり。逃げるなら今ですよって。
・ここの治は何も楽しいと思っていない、楽しんでいない。(ある方には「欲しいものが手に入るはずの瞬間なのに、二人ともそれが本当に欲しいものではないとどこかで気付いている」と。別の方からは「セリフにほんの少しの怒りが滲んで見える」と)。本当にしたいセックスじゃない。北さんの好きな人を重ねられている。呼び方が変わっても「自分と北さん」ではない。
・ここで下書きのストックが切れる。ヤベ〜。
【part5-2:布団に丸まる~真相1〜治FINISH】
・5-1は治北だけど治北じゃない(前述)。ここは束の間の治北。視線を合わせたり、外したり。ちょっと可愛いパート。
・コミカルな会話シーンからの真相1。ぞくっとすると言っていただけた箇所。
→油断させる・緩急(ラーメンズ『採集』)。真相を明かしたあと、読み手が一瞬思考停止するような間を作る。あまり畳みかけない。
→「おにぎりの写真の待ち受け画面」「操作していなかった画面がふっと暗くなる。そこに反射した俺と目が合った。」→できるだけ心情ではなく映像で。心の距離をとる=おどろきの押しつけにならないように(北さんが驚いたからといって読み手が驚くとは限らない。想定できた展開ではあるので)。肌感覚とは真逆のアプローチ。
→凄みを出す。治の圧倒的優位感。迫力。影が大きく立ちふさがるような感じ。得体の知れなさ。
・真相1もまたミスリード。これが治のすべてと見せかけて、その奥にちゃんと暖かな恋心とまごころがある(part5-3)。でも劣情も嘘ではないから真剣に書きたい。
・北さん自身の心情を自分で把握しきれていない設定→治サイドの感情が透けるように
(ex. 「誰とやったって気持ちいいんですよ」「無感動に笑う」←淡々としつつ、懇願するような言い方に聞こえるように。どんな声という北さんの主観をこのへんはあまり書いていない。たぶん泣きそうな声してる。)
(ex.「まるで深夜に何も映らなくなったテレビを眺めているかのような、凪いだ目をしていた。」←かわいそうと描かずにかわいそうなのが伝わるように。)
・「困って訊けば、困ったように返される。俺たちはどうしてセックスなんかしているのだろう。自分の気持ちひとつわからないのに。」→やるせなさのどん底。
・最初は1ラウンド目の最中に気持ちを伝えあう予定だったが、ワンシーンで解決させていい感情の量じゃないと思い、下書きのシナリオを考え直し。最近は「解決しない感情のゆくえ」みたいなテーマでもいいのかなと思うようになった。
・真実を明かしてから怒涛の展開なので、ここの北さん(=読み手)にものを考える余裕はない→治から与えられる情報ばかり。→ようやく北さんの中に生まれたのが、治の指の感触へのアンサー。
・「目のふちがひたひたと濡れていることに気づいた。」「治の指の熱にあてられた。 こいつ、こんなだいじに俺に触れるんやって思ったら胸が震えて、勝手に涙が出ていた。」
→できるだけ体感として。心情だけでなく体に現れる症状=読み手が追体験できるように。読み手の心を物理的に揺らす。そのための一人称(ここまでで北さんと読み手をできるだけ同一化させる、その布石としての諸々の描写)
→一人称:三人称より読者の感情を揺らしやすい=没入感←肌感覚←五感の手の届く範囲のものだけ描写する
→ここを書いているときに「治のまごころ」というフレーズが浮かび、最終的な方向性が決まる
・第1ラウンドの最後の頭を擦りつける治。かっこいいとかわいいの両立。わたしの趣味。
→読み手の心の中にも「治がかわいい=報われてほしい」と応援する気持ちが湧いてきて、以降のシーンの展開に無理がなくなった?
【part5-3:自己開示(真相2)〜第2ラウンド】
・「勝手なこと言わんとってください、と吐き捨てた治の目に、じわりと涙の膜が張るのを、俺は至近距離で見ていた。 」←「張る」で終わると収まりが悪い。他の文章とレベルが同じ。そのあとのセリフを重たくしたいので、光景→北さん自身に返ってくるような感じ。このセンテンスの重心を北さんに=次のセリフで治と向き合う。
・語りパートの地の文に苦労の跡。
・「治を知りたい」→「治に知られたい」。治の腕の内側に入れる(=ガムシロ)歴代彼女たちへの羨望。一方向の欲ではなく双方向の欲だったことに気づく。
↑part5-2「その手つきは古びたメニュー表に印刷されたケーキをうらやましそうに眺めていたときのそれと同じだった。」ここで体感的には気づいていたこと。
・掌握って言葉えろくない?
・「唇は蜜を塗ったようにじっとりと重たくなる。」←ここの書き方。

・「内腿を、そうっと撫でられた。」←これは自画自賛。
【part6:エピローグ】
・この時点で21時。プロット無し。必死。風呂でセリフを考える。
【結局なにも答えられなかったぺるりさんからの質問コーナー】
【Q1】読者こうやって裏切りたい!よっしゃできた!これが効いた!!みたいなのも聞きたいです!!!
【Q2】ぞくっとする展開もどうやって考えてらっしゃるんだろと心底思う
【Q3】ストーリーの構成というか、ここでこれを見せてここで刺す!みたいな意図があれば聞いてみたいです。
【Q4】今回ものすごくRに感情が乗りまくってたと思うんですが(泣)、感情を乗せる上で何か意識したことはありますか?
【Q5】場を説明するためにどれくらいの量の情報を出すか、どのタイミングで出すか、みたいなのめっちゃ聞きたいです
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