鮭端
Public ss
 

よすとう1周年ss

ssってほどでもない書き殴り。
都市伝説課 現行未通過❌

※CoC 都市伝説課 現行未通過❌
※上記シナリオのネタバレを無限に含みます。
※同卓者とは全く関係のない二次創作です。
※自己責任で読んで下さい。


















一周年おめでとう。
それはつまるところ、大事な後輩の死を自覚して一年という訳で、“おめでとう”という言葉が正しいのか分からないけど、二人の物語を見れたという意味ではやはり祝いたいね。

て事で、作者さま、KP、自陣とは無関係な個人的な書き殴りです。
いつも通り後ろ向きな表現があります。
そういった表現が苦手な方にはオススメしません。

ご了承いただける方は以下、HO1先輩だった四隅視点でのとあるお話を、どうぞよろしくお願い致します。























────────────
─────────
──────
──





























「久しぶりと言っても、数日振りかな」
「少し忙しくてね」

「とはいえいつも通り、きさらぎ達の手伝いだよ」
「はは彼らも元気だ、安心して構わない」


少し冷え始めた空気を一人で吸い、そして言葉をかける。
その相手は数々の名が刻まれた、墓だった。

合葬墓に記されたその名前を愛しげに見つめ、話し続ける。




ああ、そういえば」
「私が人になり、こうして君に会いに来るようになって、もう365回も日が巡ったそうだ」

「私はね、時間が、こんなにも残酷なものだなんて思わなかったよ」
「一年も経つと、胸に感じる痛みが私の意思に反して和らいでしまう」

「君を失った痛みを忘れるくらいなら、時計の針なんて進まなくていい」
「そう思ってしまうのは、あまりに独りよがりかな」


……すまない」
「私はやはり、頼りない先輩だ」

「私はね、君のことを考えない日は無い」
「君への思いは、時間なんてものに拭われる思いじゃない」
「そう、信じていたい」

だけ、なのかもしれないな」


そう言うと、困ったように笑いながら立ち上がる。


「またすぐに来るよ、君の好物を持ってね」











帰路につき、歩みを進める。
ひとつ、またひとつと、靴を鳴らすたびに想いに耽る。

「君を思う強さと同じくらい、君を救えなかった私が憎いよ」
成長しないね、“人間”というものは」



誰に吐くでもなく、溢しただけの声は寒空の下、空気に溶けて消えた。


















───
──────
─────────



【 墓参り|終 】