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うすねず
2025-08-06 19:54:45
1559文字
Public
Diemi
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熱中症でぶっ倒れ黒いの
クワロルート後のどこか タイトルが全て
地の文つけようとして挫折したので心の目で見てください
サンドラちゃんがクワロの隣で色々吸収してたらかわいいなって……
「あっ
……
」
「どうしたの?サンドラちゃん」
サンドラ達は魔物討伐の依頼を受け、砂漠まで足を運んでいた。準備も万端、さあ行こう!と意気込んだ段でサンドラの顔が曇る。
「帽子、置いてきちゃった
……
」
「えっ、たいへん!こんなに暑いのに、倒れちゃうよ!一回戻ろうよ、サンドラちゃん」
「そうね
……
ちょっと待っててくれる?」
「サンドラちゃん、帽子を忘れたの?それなら私のフードを貸してあげるよ」
「わっ、
……
いいの?アンタが暑いんじゃない?」
「私は氷魔法もあるから、大丈夫」
「そう?なら、ありがたく借りさせてもらうわ
……
ちょっと大きいわね」
「ふふ、私の方がサンドラちゃんよりお兄さんだからね」
「ふう!この辺りの魔物は大体片付いたわね」
「もうちょっと調べていきたいな、先に行ってていいよ」
「なら私達も休憩してるわ。
……
熱中してるアンタを放っておくのも心配だし」
「そう?それならできるだけ手早く済ませるよ」
なんだか眩暈がする。この魔物の特性だろうか。
見た目はごく普通の魔物にしか見えないが、なにか違いがあるのかもしれない。しっかり調べないと。
それにしても音が遠いな。サンドラちゃん達の会話が水中で聞く音のようにぼんやりしている。
何時の間に太陽が陰ったのか、暗くて細部が見えない。
体が
……
重い。
「あれ
……
?う、
……
うぇ˝」
喉奥から酸味がこみ上げ、押しとどめる間もなく吐き出した。朝食の名残りを残した吐瀉物が砂に吸い込まれていくのを靄のかかる視界でぼんやり眺める。
(そういえば、氷魔法を使うのを忘れてた
……
これは、熱中症だ)
「ク■ロ?ク■■!」
暗く沈む意識の外でサンドラちゃんが叫んでいるのが聞こえた。
「う
……
」
「あ!やっと起きたわね!」
クワロが目を開くと、視界一杯にサンドラの顔があった。
「サン
……
ドラちゃん
……
?」
「そーよ、いつまで寝ぼけてるの」
「クワロ、大丈夫?」
サンドラと会話しているとユリノヴァもやってくる。どうやらテントに寝かされているようだ。
「この点滴は
……
」
「あ!それはね、サンドラちゃんがやったんだよ。クワロの荷物から点滴出して、あっという間に刺しちゃったの!すごかったんだよ~」
「うん、ルート確保も点滴の選択も正しい。すごいよ、サンドラちゃん」
「別に
……
いつも隣で見てたから覚えてただけよ」
「
……
じゃあ、針を刺したのは初めて?」
「うっ、
……
そうよ。悪かったわね、練習も無しに刺して」
「じゃあ、私が初めてなんだね。うれしいな。それに
……
初めてでこれならサンドラちゃんには才能があるかもしれない。どう?今度から注射なんかも手伝ってみない?」
「なんて事に喜んでんのよ。
……
考えておくわ」
「それにしても
……
私たちは死なないだろう?そのままでもよかったのに」
「そういう問題じゃないの!心配したんだから」
「心配
……
して、くれたの?」
「当たり前よ!アンタが突然吐いたと思ったら倒れて、私もユリノヴァも、そこでそっぽ向いてるひねくれ者もみんな心配したのよ」
「うるせえぞ、俺まで一緒にすんな」
「あら、血相変えて背負ってたのはどこのどなただったかしら」
「チッ
……
自分が帽子を忘れたせいだって泣きべそかいてたのはどこのお嬢サマでしたかねぇ!」
「なっ、泣いてないわよ!!!」
「ふふ
……
」
「クワロもなに笑ってるのよ!」
「うん、ごめんね。
……
心配してくれてありがとう、サンドラちゃん。ユリノヴァも、
……
シクロも。嬉しいよ」
「わ
……
わかればいいのよ」
「ハッ、俺にまで感謝するとか、倒れて頭までやられちまったか?」
「もう、そんなこと言っちゃだめだよ、シクロ」
「とにかく!今度からは気を付けなさいよ!私も、気を付けるから」
「うん」
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