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ガイベル
2025-10-31 23:23:07
2626文字
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お話
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夜に蕩ける
同棲サニバジハロウィン短文
今年は、ぼくから仕掛けてみるのはどうだろうか。
なんの話かって言えば、もちろんハロウィンだ。
"お菓子をくれなきゃ
……
"という、お決まりのあれ。
毎年そのセリフはサニーくんが先に、期待に満ちた瞳で控えめに言ってくるのが定番なのだが、今年くらい、自分が先手を打ってみるのも良いかもしれない。
そんな唐突な思いつきは、ことのほか名案に思えてくるもので。せっかくなら久々に仮装をして出迎えてみるのもありだろうか。彼は一体どんな反応をするだろう。
珍しい悪戯心を抱えて、バジルはふふ、と含み笑いをした。
🍬
玄関が開いた瞬間、ドアを開けたばかりのサニーくんに待ってましたと言わんばかりに駆け寄る。
「サニーくん!おかえり!あと
……
トリックオアトリート?」
「
……
!?」
首を少し傾けて下から覗き込むように顔を見ると、わかりやすくフリーズした様子の彼に心の中でガッツポーズをする。ふふふ、困ってる困ってる。
サニーくんは口元に手を当ててうーん
…
と何かを考えながら、肩にかけていたカバンを下ろして身軽な状態になると、おもむろにぼくの両肩に手を置いてそのままスッと口付けをした。
ゆったりとした動作で行われたそれに、今度はぼくが困惑する番だった。え
……
?
「んっ
……
?!んん!」
深いキスの気配がして思わず口を開けると、カロ、と甘い何かが自分の歯にあたる音が聞こえた。
そうして口内に押し入ってきたのは多分、サニーくんが食べていた飴
……
だろう。少し大きめのそれは、まだ開封されたばかりの物なのだろうか。
そしてすぐに離れて行ったサニーくんは、自分の唇をぺろりと舐めると、"これでどうでしょう"と言わんばかりのすました顔でこちらをじっと見ている。
…………
。
な、
な、な、な
……
!
なんとお行儀のわるい
……
!!
しかし、先手必勝と思った今回の行動が不発に終わってしまったことはもはや明白だった。サニーくんてときどき大胆すぎるかも
……
と、思わず口に手を当てながら顔が赤くなる。
そうこうしているうちに、当たり前のようにサニーくんがあのフレーズを返してくる。
「
……
トリックオアトリート」
「えっ」
「
……
"まさか、言われないと思ってた?"」
そう言われてしまうと、ぐうの音も出ない。
でも、予定ではまだもう少しだけ、こちらのターンのはずだったのだ
……
。
もちろん今日のための、彼への特別なお菓子がないわけではない。
ではない、のだが。
先ほどサニーが帰ってきた気配で慌てて出迎えたために、今バジルの手元には何も無かった。こんな切り返しがあるなんて、夢にも思っていなかったし。
焦って咄嗟にこの状況をどうにかしようと、後方のお菓子の入った戸棚やパントリー、冷蔵庫に向かって視線がさまよう。
「
……
今から取りに行くのは、ずるいよ」
「う
……
」
どうする?
……
自分から仕掛けておいて、逆にやり込められてしまうのは我ながら少し情けないような気持ちだった。
………………
。
どうしよう
…………
。
いや、一つだけ。
この状況でも。たったひとつだけ、あるには、あるか。
ある、と言って良いとは思うけど
……
アリなのかなあ
……
。
でも降参をしないなら、今回ばかりはそれをするしかないだろう。追い詰められたネズミは猫を噛むという。いや、ぼくはネズミじゃないし、別に今から彼を噛むわけでもないけど
……
。
ええい、ままよ!
そうしてバジルはサニーの頬に両手を添えると、顔を寄せて再び唇を付けた。
少しびっくりしたみたいに目を丸くしたサニーくんは、それでもすぐに目を閉じ、抱きしめるように腕を回してぼくのそれに応えてくれる。
少し口を開け、先ほどの飴を差し出すと彼はそれがわかっていたように優しく舌で絡め取っていった。
しかし、バジルが持っていたそれを明け渡してもなお、サニーはなかなか離れていかなかった。それどころか、ちゅ、ちゅっという啄むようなキスの合間に再びこちらに飴玉を押し込んできたり、気まぐれにまた掬い取って行ったりする。
な、なんとお行儀のわるい
……
!!
「ん、んっ
……
」
「んん
……
」
ちゅ、くちゅ
……
と何度も舌が触れ合いながら、先ほどよりも小さくなった飴玉が互いの口内をゆっくりと行ったり来たりする。砂糖味のそれはいつしか少し砕けて、中に埋め込まれていたキャラメルが溶けだし、さらに甘ったるい味と香りが鼻腔まで満たしていく。
口の中で溶けていくそれらと共に、自分の思考まで溶けていきそうだと思いながら、バジルはそのままサニーに身を預けた。
Happy Halloween?
_
当日滑り込みギリギリで失礼します。
こちらでは少しお久しぶりなようで
…
。
相変わらず毎日サニバジのことを考えています。
煩悩も自分の脳内で完結するならわざわざ苦労して作らなくても良いかな
…
と思う事もありつつ、投稿を見てくださる方に感謝を込めて。
お読みいただきありがとうございます!
この話の後、サニーのポケットから未開封・個包装の飴がいくつか出てきたりそれがバジルにバレたりするくだりとか
…
あると良いですよね
「サニーくん!😠洗濯物に出す前にポケットから物は出さないと
……
」コロコロ
…
🍬🍬「😦」
🫢🤭🤭🤭←俺僕私皆様(?)(巻き添え)
そういえばハロウィン恒例のバジルの天使姿に有名な口説き文句?の
「痛くなかった?天国からおちてきて」
「今頃天国じゃ大騒ぎだよ。君という天使がいなくなって」
みたいな激オモロセリフをぶつけて欲しいのですが、サニーやオモリは絶対言ってくれそうに無いですね。
あいつらいつも心の中で嫁に『かわいい』『似合ってる』と思うだけ!いつもそう!「バジルに伝えたいことがあるんだ」と言いなさい
でも別に通りすがりのナンパ(?)に言われていても良いですし、その後にぷっつん状態のサニーがバイト姿でハエ叩き持って登場してくれたら手を叩いて喜びます。
え
…
なんの話
…
?サニーはマミー姿で無言の圧タイプだって?それはそう
…
だいたい恥などの正気を失わないと文章が構築できないのですが、正気を失いすぎると内容がすぐドスケベに寄るので本当に難しいです:(
もはやまとまりのない煩悩副産物は追々Privatterの限定公開あたりに置こうかなと考えています
…
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