日に日に下着が減っていることに気づいて、不思議だなって思いながら買い足してたカート。ある日伝えたいことがあってマックスの部屋に入ったら、カートの下着を持っているマックスとばったり遭遇。「犯人お前だったのか」っていうのと「なにしてんだこいつ」っていうのが混ざって出てきた言葉が、「おじゃましました」の一言。扉を閉めようとした瞬間、とんでもない勢いでマックスに阻止される。
「待って待って待って」
「待てるか!!状況が読めねぇって!!!」
しばらく扉越しに攻防を繰り返していると、マックスに部屋へ引き摺りこまれる。
「まじでなに……え?」
「元気が出るもの欲しくってぇ~」
「それほんとに気持ちだけが元気になったやつか?」
「黙秘します」
「すんな、てか今すぐおれのパンツ返せ」
「やだ!!!!!!」
「は?所有者俺だが!?」
「カートが他に元気出るものくれたら全部返す……」
「そんなん……」
ないと言いかけて、カートはふと思いつく。マックスの前髪を掴み、ふぅと一息吐く。
「え、待ってカート。めちゃくちゃ怒ってるね?せめて顔面だけはやめて?修理費バカにならn」
「黙れ」
「ハイ」
せめて痛くないようにの配慮か、マックスは液晶から黄色い瞳を消す。カートのよし、という言葉が聞こえ「あぁ、さよなら俺の顔面」とか祈りながら拳を固く握りしめるマックス。その瞬間、降ってきたのは拳ではなく、柔らかな感触とコツンと機械同士のぶつかる音。
「え?」
勢いよく開かれる黄色い瞳。目の前には少し耳の赤いカートの姿。
「毎日これしてやるから。パンツ返せ」
その言葉にやっとキスされたのだという事実が飲み込めてくるマックス。
「え?!毎日してくれんの!?」
「お前が返してくれたら」
「全部返しますすみませんでした!!!」
この日からカートの下着が減ることは無くなったが、その代わりマックスからキスの催促が増えた。
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.