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鯖織
2025-10-30 09:10:50
3362文字
Public
つむ♀夏の睡眠姦(R-18)
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責任を問う
「証拠飲匿」の続き
プレアデス後
「青葉つむぎセンパイ♪」
「ひゃわぁっ⁉︎ な、夏目くん⁉︎」
休み時間、教室で次の授業の準備をしていると、突然両肩を叩かれてつむぎは悲鳴をあげた。
「おやおや夏目くん! 君がこちらにやってくるなんて、随分と珍しいですねぇ!」
「good morning、師匠♪ ちょっとセンパイに至急尋ねたいことがあってネ♪」
「おやぁ?」
妙に上機嫌な声のまま、夏目は近くにいた渉に笑いかけた。そしてつむぎが振り返るのを待たずに続ける。
「来ないと、呪うよ? ジャ、よろしク〜♪」
「ええっ、これから授業が
……
って、もういない
……
」
つむぎが振り返った時には既に声の持ち主は姿を消していた。渉が声を上げて笑っているのを不思議に思いながら、つむぎは出したばかりの教科書をいそいそと机へしまう。
場所の説明はなかったが、夏目が呼び出す場所といったら一箇所しかない。スマホで連絡を取ればいいものを、この教室へ呼びに来るとは。遠いのにわざわざ呼んでくれるなんて律儀だなぁと感心するばかり。機嫌も良さそうだったので、何か嬉しいことがあったのかもしれない。
「日々樹くん、夏目くんの所に行ってくるので、次の授業に遅れるかもって先生に伝えておいてくれませんか?」
「ええ、承りました!
……
ふふふ、夏目くん、先代さんにかなりご立腹でしたねぇ」
「ええ〜、むしろ楽しそうでしたけど」
その返答にますます盛り上がる彼を横目に、つむぎは教室を出て行った。
「夏目くん、ちゃんと来ましたよ〜
……
? どうして部屋を暗くしてるんですか?」
つむぎが秘密の部屋に入った時、遮光カーテンは閉め切られ、室内の電気も全て消されていた。そんな部屋のど真ん中に座る夏目の前で、アルコールランプの火がチラチラと揺れている。
学院での初遭遇を彷彿とさせる雰囲気に、つむぎは何が始まるのかと震え上がる。わざわざ怖がらせるような舞台を作り、一体自身に何をさせようというのか。
(でも、前と違って舞台用の蓄光装置が光ってたり、結構可愛げが出てきましたよね)
理由も分からないまま戸惑っている姿を見て、夏目は鼻で笑った。
「逃げずに来るなんテ、度胸があるネェ。それとモ、何一つ理解してないただのバカ?」
「え〜、夏目くんが呼んだんじゃないですか!」
「まあいいヤ。とりあえずコレ飲んデ」
アルコールランプで温められていたビーカーを手に取り、夏目はずいとつむぎへ押し付けた。鼻先に香る甘い匂いに、つむぎは目を丸くする。
「ホットココアですか? まさか俺のために?」
「ボクの特別な魔法、気づいてくれると嬉しいナ♪」
だから飲め、と目で示す夏目。つむぎには全く伝わっていないが、殺気すら宿っている。
「ありがとうございます♪ 最近気温も下がってきて、ちょっと肌寒かったんですよね」
いただきます、と声をかけてから口をつける。市販のものと比べて苦いのは夏目の味覚に合わせたからだろう。量は少なかったがしっかり粉が練られていたようで、滑らかな口当たりと濃厚なミルクの後味が好ましい。つい、もう一口、もう一口、と飲み進めてしまい、気づいた時にはビーカーの底がすっかり見えていた。
「ふぅ、美味しかったです♪ スパイスの風味が大人の味ですね〜」
「気づいてくれタ? 隠し味に即効性の自白剤が混ざってるんダ♪」
「へぇ〜これって自白剤の味
……
自白剤⁉︎ 俺、自白剤飲まされたんですか⁉︎」
「嘘つき相手に油断する方が悪いんだヨ?」
口元を茶色に染めながら慌てるつむぎを白い目で見やる。
夏目としては、ここからが本題だった。アルコールランプを閉じて、部屋にある間接照明をつけ直す。怪しげな雰囲気はそのままに、お互いの姿がはっきりと見える。
「それデ、センパイ。何か隠してることなイ?」
「え? 隠してること
……
? なんでしょう、新しい衣装のデザイン画をまだ見せてないとか?」
「ハァ
……
センパイは、本当になんとも思ってないんダ?」
見当もつかないでいるつむぎに、夏目は実験道具を片付けながらヒントを与えた。
「放課後、昼休み、
……
センパイのクラスが自習になった時。これ以上は言わないけド、やってる本人が分からないなんてことないよネ?」
「あ、もしかして
……
」
3つ目のキーワードでようやくつむぎも理解が追いついた。行為を知られていたのだと分かると、秘密を隠しきれなかった申し訳なさが湧き上がる。
「え、えーっと
……
あはは
……
起きてたんですか?」
「起きてたらその場で止めてるでショ」
「なら、どういう経緯で? どこかで宙くんに見られてたとか?」
「お前の頭をかち割ってやろうカ?」
「やめて〜! 怖いです! ビーカー振り上げながら言わないでくださいよ!」
つむぎの悲鳴に目が覚めたようにハッとして、夏目は足元を見ながら苦しげに質問に答えた。
「
……
下着から見覚えのあるモジャが出てきたかラ、不審に思ってカメラを確認したんだヨ」
「ああー、そういえば頭上に隠しカメラがあるんでしたっけ。忘れてました〜。俺、なんか変なこととかしてませんでした?」
つむぎが頭上を見上げると、ガラス越しにカメラレンズが自身を映している。このカメラは、夏目が占いのために人間観察の一助として設置したものだ。ちょうど今、ビーカーが置かれた机のPCにデータが送られているらしい。
「変なことしかしてないでショ」
「別に変じゃないですよ! あれはれっきとした医療行為です!」
「どんな世界で生活したらパイズリが治療になると思うわケ?」
腕を組んで聞きなれない単語を発する夏目に、つむぎは自分なりの理由を説明するべきだと考えた。
「パイ
……
? えっと、寝てる間に出ちゃったら恥ずかしいですよね? 『自分でおちんちんのお世話ができないと将来困りますよ』っていつか伝えないといけないな、とは思ってたんです
……
」
「待っテ? ボクが? ハ?」
「俺が触っててもずっとぐっすりでしたよね〜、俺はそっちの方が気になりました」
「それは調合した睡眠薬のせいだから気にしないデ
…………
まさカ、副作用? 今まで不調がなかったから使い続けてたけド
……
」
「もしかして、夏目くんの不意な勃起はお薬の副作用だったんですか?」
ブツブツと呟き始めた夏目に、つむぎは戸惑いながら声をかけた。薬を飲まないと寝れないなんて、一体何が
……
と彼は考えていたが、答えは簡単なことだ。
今の今まで、夏目は去年の出来事をずっと引きずっていて、時折悪夢として見て飛び起きていたのだった。星霊祭以前の、心の弱さを見せたくなかった夏目は誰にも相談することなく、自分の力で解決を図ろうとしていた。
「でもそうとしか考えられなイ。ハァ、初めて使った時はそんなことなかったんだけどナァ」
「いつから飲み始めたんですか?」
「
……
春頃にネ。冬は最悪おねんねしたまま凍死しちゃうシ、暖かくなってから試そうと思ったんダ」
つむぎは初めて性器に触った日を思い出す。
「ああ〜、あの日からすっかり暖かくなりましたもんね。でも午後から急に気温が下がって
……
あ、だから白衣着て寝てたんですか?」
「ン? その口振りはな二?」
「え、4月ですよね? カメラ見たから知ってるんじゃ
……
」
「ハ〜⁉︎ そんな前のなんて確認してないヨ! まさか初日かラ⁉︎」
地団駄を踏む夏目が机上のPCを操作すると、ずらりと並ぶデータファイル。夏目が数字を入力して目的のデータを発見すると、画面には声を上げて体をくねらせる夏目と、つむぎの頭部がちょうど彼の陰部で動いている映像が映し出された。
「わぁ可愛い〜。改めて見ると、今より初々しくて成長を感じます」
「責任をとレ」
「えっ?」
「ボクの体を散々弄んでおいて、このまマ、ってことはないよネ?」
「『もうお嫁にいけない〜!』ってことですか?」
「信じらんなイ! 信じらんなイ! デリカシーがなさすぎル!」
「いいですよ〜♪ むしろ、俺的には満更でも、いや、やぶさかでもないと言うか
……
努力は実を結ぶんですね」
夏目くん、改めてよろしくお願いします! これからも償わせてくださいね。とつむぎは夏目の両手を握りしめた。
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