羅繊(せら)
2025-10-29 22:25:48
12498文字
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【よだつか】Daybreakのあとがき(吸血鬼パロ)


 各章のあとがきは、その章が書き終わった時点で書いているので、リアルタイム感をお楽しみください(?)。

●夜鷹の吸血鬼設定
・子供の時はあまり吸血鬼の特性が出ないが、成人すると吸血鬼の特性が強くなる(昼にあまり動けなくなるとか)
・なので夜鷹は二十歳で引退するしかなかった(限られた時間で証明できなければ、というのと、『君はまだ滑れるはずだ』に繋がる。夜鷹はもう昼間だとジャンプ跳べない。夜は前よりも上手い)
・夜鷹純は最後の純血種。両親は既にいない。
・純血種は味のえり好みが激しい。
・眷属は人の血が混じっているが、血が濃いほど夜鷹には忠実。
・血を吸った相手を昏倒させることができて、自身に関する記憶の操作ができる。
・暗視能力がある(ほぼ暗闇でも周囲が見える)。
・弱ってなければ陽の光では死なないが苦手で眩しいので夕方でもサングラスをしている。
・製薬会社と病院を相続・所持している(血液製剤を製造している)。
・子供の時は血以外でも無理すれば食べられたが、今では血以外は味を付けていない鶏肉しか食べられない。
・三十一歳になるまで口に合う血がなく、血液製剤でしのいでいたが、徐々に弱っていた。


【一・黄昏に沈む】のあとがき
 吸血鬼夜鷹のネタ自体は七月二十日に呟いていたのですが、具体的にどういう設定にするのか決めきれず(主に芽衣子さん周り)、書くのは保留していました。
 しかしせっかくだからハロウィンに合わせて何か投稿できたらいいな~と思ったので、設定が定まらないまま書き始めることに。

 氷焔の魔王夜鷹には配下がいるので、現代に生きる吸血鬼夜鷹にも配下がいたら格好良いよなぁ、と思って登場させています。
 全日本の会場は東京なので、夜鷹が住んでいる名古屋までは配下が運転する車で気を失った司を運んでいます。

 モブレされる可哀想な司くんを見たい気持ちが前々からあったんですが、夜鷹以外とやるのもなぁ、というのがあったので、今回暗闇えっちです。司には見えていないけど、夜鷹には見えている。司からしたら見知らぬモブ相手なので、必死に嫌がります。
 司は原作の階段で会ったときも前髪を上げるまでは気付かなかったので、声では気付かないかなと思っています(そんな想像もしたくないだろうし)。
 司も夜鷹も性行為は未経験でした。夜鷹はこの時点で司には食欲と性欲しか感じていなくて人に対する気遣いが欠けているので、結構酷いです。(ただし司のスケートは好き)
 夜鷹は噛むと痛覚を麻痺させることができます。また、抵抗を封じるために身体の自由を奪うこともできます。夜は腕力が上がるので、司を持ち上げるくらいは簡単にできます。
 思いつく限りの語彙で罵倒する司は書きたかったところです(なかなか書く機会もないので)。
 純血の吸血鬼の精液には催淫効果がありますが、夜鷹は知識としては知っていたものの、どの程度の効果があるのかは知りませんでした。
 通常はほんのり効果があるくらいなので、めちゃくちゃ感度が上がって噛まれただけでイっちゃうのは司と夜鷹の相性がいいからです。夜鷹が初めて美味しそう、と思った相性最高の人間が司なので(司のスケートに惚れ込んだからではありますが)。

 司は快楽堕ちさせようか迷いましたが、モブには屈してほしくなかったので、最後まで意地で頑張っていただきました。夜鷹純相手だったら堕ちるかもしれない……(そこはこの先を書いてみないとわかりませんが)。
 夜鷹はエネルギーが尽きかけてて体温が低いですが、司の血を吸っていたら温かくなります。最初はひんやりしていたけど、後からはそれなりに熱くなっています。
 乳首に牙立てるのえっちじゃないですか? 後日、明かりをつけて司に見える状態でもやってほしいです。

 夜鷹にとって司は『自分のもの』なので、使った後は大切にお手入れします(スケート靴と一緒な感じ)。維持するためのメンテナンスもしてくれるはず。その感覚は司には伝わらないので、まだしばらくは拗れそうですね。


【二・宵闇に溺れる】のあとがき
 アイスダンスの大会で表彰台に乗れなかった司は、加護家に帰るの辛かったと思うんですよね……。アニメでは帰ったら亡くなってるような描写がありますが、原作では喪服を着て謝ってるシーンだけ(多分)なので、恐らく亡くなったのは大会当日ではない、とは思うんですが亡くなってたらよだつかにするのが難しかったので、転院の手配が間に合ったってことにしています。
 (このお話では)芽衣子さんは血液系の難病で治る見込みがなくて、余命宣告もされていて、病院で死を待つばかりでした。危篤寸前くらいで夜鷹の命令を受けた配下が加護さんに転院の話を持ちかけています。普通は治せないんですが、純血種の夜鷹の血を使った特殊な薬を投与して治すことに(大事な人質なので)。夜鷹の所持している病院は血液系の病気には日本一強いです。
 純血ではない配下でも多少精神干渉ができるので、加護さんはそれで説得されて急な転院に同意しました。
 夜鷹は司を血を提供してくれる貴重なペットとしては可愛がって大事にするつもりでいるので、できれば抵抗せず一緒にいてほしいと思っています。そのわりにやりすぎてしまったのは、夜鷹もかなり飢えていて、司の血に興奮してしまったから。あれだけやらかしているのに、司に怯えられると嫌だなと思っています。
 最初は吸血鬼夜鷹もマンションに住んでいる予定でしたが、吸血鬼なら洋館に住んでほしい!と思って、アンティークな洋館に住んでもらうことにしました。

 四百ミリリットルの献血をした場合、赤血球が回復するのに三週間くらいはかかるらしい。毎日血を吸うとしたら二十ミリくらいしか吸えない……と思うと結構少ないですね。一噛みで吸ってる量はそんなに多くないのかもしれない(初日は結構いっぱい吸った)。夜鷹は司の汗や涙もいい匂いがして美味しいと思っています。
 夜鷹は人の心がわかっていなくて情緒も育っていないので、血が欲しいから吸うし、いい匂いがするから舐めるし、抱きたいと思って抱いてますが、痛くもしてないし気持ちいいはずなのにそんなに嫌がるのはどうしてだろう、と疑問には思っていそう。
 泣かれるのには心が騒いで、「嫌いだ」って言われるのは何だか嫌で、騒がれるとうるさいと思うのに、ぐったりして震えていると元気でくるくる表情が変わるのを見ている方がいいな、と思ってしまう……、それはもう……ですね!
お風呂えっちを入れたせいでスケートリンクに辿り着きませんでした。


【三・闇夜の流星】のあとがき
●時系列
十二月二十一日 十六時頃 東京 出会い・吸血・拉致
名古屋まで昏倒したまま車で移動(約五時間半)
二十一日 二十三時頃 名古屋 暗闇で凌辱
二十二日 七時頃 八時間犯された後、風呂で洗われる
二十二日 十五時頃 目覚めて一回目の食事
二十二日 十七時頃 ランニングマシーンで走った後に汗を舐められて風呂に連行され立ちバック。
二十二日 十八時頃 媚薬の影響下でゆっくり抱かれた後、眠る。
二十二日 二十二時頃 二回目の食事。その後二階で一緒にストレッチ。
二十二日 二十三時半頃 外出~スケートリンク。ジャンプを教えてもらい、アイスダンスを一緒に踊る。
二十三日 四時頃 スケートリンク~帰宅。風呂の後、嫌がりながらベッドで犯される。
二十三日 八時頃 三時間ほど犯されて意識を飛ばし、洗われて眠る。
二十三日 十二時頃 起きて加護さんに連絡させてもらう。その後食事。
二十三日 十三時頃 読書しつつ夜鷹がピアノを弾いてレコーディングしているのを聞いている。

 上記は四章の部分まで含まれていますが、トータル十二時間ほど犯されてて司くんは大変だなー……
 夜鷹が司を犯してる時間が長すぎて、一日目の司は二回しかご飯を食べていないので、夜鷹としてはもっと食べさせないといけないな、と心配はしています(あれでも)。
 司は酷い目にあわされていても夜鷹の顔を見ていたらそれだけでご飯が食べられそうなくらいには顔が好みなので、ダイニングにひとりきりでもそもそご飯を食べてると寂しくて味気ないなぁ、と思っています。
 高峰先生が最愛の娘のためにスカウトしたのがまったくアイスダンス経験のない司だったってことは、教える前から相当上手かったんだろうなぁ、とは思います。そして一年で周囲が驚くほど上手くなった、と……。それでも、四年かけて教えてもらったのに引退のシーズンに結果を出せなかったことはかなり負い目を感じていそう。
 トレーニングルームで夜鷹がしているポーズは、光がレオニード宅(?)で夜鷹の映像を見ながらやっていたポーズです。
 司は負けず嫌いだから、試されるようなことをされたら、応じそうですよね。
 スケートリンク前でシューズバッグを渡されて、逃げる選択肢が頭をよぎるところ、気に入っています。実際に走って逃げたとしても、夜の夜鷹からは逃げられなさそうですが。夜鷹純がシューズバッグを持ってスケートリンクに入っていくのを追いかけなかったら、司ではないな、と思います。
 司にかけられた、ジャンプが跳べない呪縛を一つずつ夜鷹が否定していくのは、書きたかったところです。俺は跳べない、跳んではいけない、と一番思っているのはこの頃の司だと思うので。『君は、跳べるよ』と言ってあげてほしかった。
 そして失敗したアイスダンスの上書きですね。司は二十六歳までによく立ち直ったな、とは思います。洸平くんにも心配されていたし、加護さんにもこんなにまた楽しくスケートに熱中できるようになったんだな、って思われていたから、結構長く引きずってたんじゃないのかなぁ……
 原作軸の夜鷹はさすがに急にアイスダンスを踊ったりはできないと思いますが、これは夜のブーストがかかった吸血鬼夜鷹なので、前日見た振り付けを一度見ただけで再現するくらいはやってくれるだろう、と……。こんな機会でないと、大会で失敗した司のトラウマプログラムを再演はできないだろうな、と思ったので、二人でアイスダンスをやってもらいました。
 夜鷹は二十歳二ヶ月くらいでオリンピックに出て金メダルを取ったので、タイムリミットをオーバーしていてぎりぎりだったということにしています。

 この吸血鬼夜鷹は夜の方が理性がきかなくなるので、深夜には吸血衝動や性欲が強くなります。司とアイスダンスをして夜鷹も興奮していたので、抱かない選択肢はなかった。
 『どうして俺なんですか』に『さあ』と答えたのは、夜鷹にも理由がわかっていなかったから答えられなかったんですが、司からしたら、そこで『さあ』と言われたら俺じゃなきゃダメってことはなく、誰でも良かったんだ、って思ってしまうので、すれ違いですね。
 夜鷹はアイスダンスの演技をする司に無自覚に一目惚れしたからこそ、恋した相手を『美味しそう』だと思っているんですが、そんなことは自覚していないので伝えようもないという。


【四・深夜の旋律】のあとがき
 加護家のために身体を差し出す覚悟をする司。夜鷹は司が加護家に向ける思いには嫉妬しますが、司を引き止めておくための人質には手を出すわけにはいかず……。しかしこれで、司が自分を拒否しなくなっても、本心からそうしてくれているのか、加護家のために自分を殺して身を差し出しているのかわからなくなってしまったという。
 拒否されたくないと思っていたのに、心と身体は別物だって言っていた司の身体だけではなく心の自由を奪ってしまったことに、気付くかな。

 加護さんの声を聞いた後に、加護家のシーズン行事を思い出してホームシックになっちゃう司くん、可哀想で書きたかった……
 夜鷹は自分が触れても怯えさせるだけかもしれないとは思いつつ、泣いてる司をそのままにしておけなくて手を伸ばしてしまいました。嬉しくて、とか感動とか快感で泣いてる涙なら舐めたいけど、辛かったり悲しくて泣いているのは舐める気になれなかった。
 夜鷹は長らく好みの食べ物がなくて、司に会うまで、生きるために仕方なく好みではないものを食べ続けてきた苦痛を知っているので、司が仕方なく食事をしているのを見ると嫌なようです。なので食事に関する司のリクエストにはできるだけ応えたいと思っています。

 原作の司は読書が趣味とあるけど、読書を楽しんでいるシーンは一度も出てこないので、どんな本をいつ読んでいるのかまったく不明……。お金がないから、自宅で読むより図書館を愛用しているのかな?
 そしてピアノを弾く夜鷹を書きたかったので作曲してもらいました。
 原作でも部屋にグランドピアノが描かれているので弾けるのかもしれませんが、吸血鬼夜鷹は洋館に住んでいるし音楽室があってもおかしくない……! ついでにバイオリンも弾かせよう、となったのは、バイオリンを弾く夜鷹も格好良いだろうなと思ったのと、曲の系統のイメージがユーリオンアイスだからです……
 ピアノソロで始まって、途中盛り上がるところでバイオリンとドラムが入って、またピアノソロに戻ってバイオリンが入って遅れてドラムが入ってくる。Tranquilityという楽曲も好きなので、ピアノソロで始まる曲が好きなのかもしれない。
 DTMも夜鷹がやるので、ドラムは打ち込みで入れます。私がヘッドフォンを装着してる夜鷹さんを見たかっただけともいう。
 夜鷹はいつも作曲しているわけではなく、降ってくるタイプだということにしています。司と出会ってから、ずっと自分の中で曲が流れていて、それにスケートリンクで振り付けをしていました。一緒にアイスダンスを踊ったことでメロディーが固まったので、四分に収まるように起床時から編曲していました。
 原作の夜鷹は二十九歳から光のコーチをしていますが、この夜鷹はコーチはしていないので、時間が余りまくっています。

 夜明け、という単語にDaybreakがあることをこの話のタイトルを付けるまで知らなかったのですが(DawnとかSunriseだと思っていた)、何となくbreakという語句が入っているのがいいなぁ、と思ってタイトルに採用したものでした。英語がよくわからない私からすると何故dayとbreakで夜明けになるのかと思うんですが、真っ暗な夜が続いているところが光で破られ(break)て、日(day)が始まるということらしい。なので夜明けの瞬間を指すようです。

 ラーメンは原作で司がいのりと食べていたスガキヤです。スガキヤ入ってるフードコートには行ったのに、食べなかったのを後悔しているので、次回名古屋に行く機会があればぜひ食したく……
 どんな高級料理を食べれるとしても、ライリーがカップ麺を喜々として啜っているように、ラーメンを食べたい欲ってありますよね……。そういう時に食べるラーメンは格別。
 私がよく知るB型がどちらも作詞作曲(?)して即興で適当な歌を歌うので、B型にそんなイメージがあります。司くんはうきうきだと歌うと思う。B型の千鶴子さんに即興で歌ってもらったら「ラーメン、ラーメン、とんこつラーメン♪ 全部盛り~♪ ヘイヘイ!」と可愛く歌ってくれたので、そんなイメージです。
 夜鷹は司の歌を聞いてじゅわってます。初めてのときめき。

 二十四歳の司が自分で準備するのえっちだなぁ、と思って書きました。
 憧れの人のスケートの糧になれる喜びと、加護家への恩返しと、男性としての矜持と、夜鷹に触れられてどきどきしてしまうのと、色んな感情が絡まってるところに抗えない快感を擦り込まれてぐちゃぐちゃになってほしいですね。
 夜鷹は、飢えてるところに無自覚に好きな子が『噛んで』って言ってきたら、本能に抗えるはずもなく……。司を腕の中に抱き締めて、未知の感情を抱いていそうです。夜だし、あれでも押し倒さないように自制はしていました。司が嫌だと思っていても『嫌』とは言わない、って宣言したから、自分に縋って喘いでくれるのがどこまで本心かわからなくなりつつ、それでも嫌がって泣かれるんじゃなく感じて喘いで『中に出して』って言われたら我慢なんてできない、という。
 なかなかの泥沼具合だと思います。


【五・聖夜の贈り物】のあとがき
 クリスマスイベントを入れるかどうかは迷いましたが(夜鷹が準備してくれたりプレゼントくれたりしたら、司は夜鷹の所業をすべて許して好きになってしまうので)、せっかくの季節イベントだしなぁ、と思って入れました。
 クリスマスのことで司が家を恋しがっていたのを知った夜鷹は、彼なりにがんばって考えて、控えめにちょっとだけクリスマスのご飯を用意しました。ケーキは1ピース三千円くらいする高級なやつです。クリスマスに一人だと寂しいんだろう、というのは察したので、夜鷹も同席しました(ラーメンの時に、同席しても嫌がられないのがわかり、美味しそうに食べている司を見るのは気に入ったので)。
 クリスマスのことがなくても曲と振り付けは完成させるつもりでしたが、司が高級なものや贅沢を喜ばないのがわかっていたので、どうにか編曲を間に合わせてプログラムをプレゼントすることに。
 夜鷹はシングルのプログラムを踊る司が見たかったので、最初から司に踊らせるつもりで作っていました。
 まだ夜鷹は司への気持ちを自覚していないので『美味しそう』としか言葉にできない。惹かれるから美味しそうなのだと知りません。

 セックスはもう何度もしているのに、手を握られてどきどきしちゃう司は可愛いですね。
 車の中で、声を出せない状況で、噛まれて声を殺す司はえっちだろうなぁ、と思って書きました。
 配下の運転手は空気が読めて察しがいいので、先回りしてさっと必要な行動を取ります。
 お姫様抱っこされて恥ずかしくて両手で顔を覆ってる司も可愛いよね……
 玄関に下ろすかどうか迷いましたが、靴を履いたまま浴室に連れ込むのも何か気になるし、司の前でしゃがんで靴を脱がせてあげる夜鷹と、玄関で押し倒したもののちゃんと頭を打たないように優しさを見せてくれるところを書きたくて一度玄関で下ろしました。

 お風呂えっちも良いものですよね。この話に限らず、司は名前を呼ばれるのに弱そう。
 前夜の司がわりと自分の身体を投げやりにして早々に意識を飛ばしてしまってつまらなかったので、夜鷹は司の意識があるまま自分に溺れてほしいと思ってゴム着けてます。


【六・未明の別離】のあとがき
 クリスマスと同じく、誕生日イベントも入れるかどうか迷いましたが(司に祝われたら絶対に好きになってしまうので)、司が最推し夜鷹の誕生日を忘れることがあるか? いや、忘れるわけないな、と思い、誕生日を祝ってもらうことに。やはり日付変わった直後がいいよなぁ、と思って、氷上でのプレゼントになりました。
 原作で瞳はいのりの振り付けをしてますが、司は振り付け作れるんでしょうかね? 見たものを一度で記憶して忘れない司なので、作れそうな気はします。
 自分で歌って踊るハピバダンスをしてくれる司はとても可愛いと思います。真っ赤になって逃げる司も可愛かったので、夜鷹は全力で追いかけて捕まえました。後ろから捕まえて背中に頭を押し付けて、「……君が、祝ってくれるとは、……思わなかった」って言うところ、気に入っています。
 夜鷹は司に対して酷いことをしている自覚があったので(最初は欲望優先であまり気にしていなかったけど、この日までには司が嫌がることも泣くこともしたくないと思い始めていました。でも食べたい欲も抱きたい欲も夜になって体力を使うと制御が難しくなるので、本能を優先してしまっている)、その上で自分が存在していることを祝われるのは完全に予想外でした。夜鷹は自分自身が存在していることを良く思っていないというか、生まれて来なければよかった、と思っていたので、無意識に好意を抱いている司に祝われて、ものすごく救われました。
 それと同時に司への愛を自覚してしまった夜鷹。
 司が初めて作った振り付けなのだと聞いて愛しさが募り、自分のことを『何もない』と卑下する司にもどかしさを感じます。
 夜鷹は、司をいつまでも夜に生きる自分に縛り付けてはおけない、と思うようになり、手放す日のために自分のすべてを伝えたい、と思い始めました。
 夜鷹はもちろんスケートを愛していますが、演技の表情が変わったのは、司を愛してしまったからだよ……

 ノービスB一年目の夜鷹がどの程度の構成をこなしたのか気になって以前の採点基準での最高点を調べてみましたが、三回転のコンビネーションジャンプと他にも三回転ジャンプを複数跳んでないと優勝できなさそうなので、九歳でこれをやるって大変だなぁ、と思いました。司はできたってことにしてますが、実際には一ヶ月くらいでやるのは無理そう……しかし一度の夜スケートの後にダンスシューズでダブルルッツを跳べてた司ならきっと……

 夜鷹は全部周到に準備をして、手放せなくなるからキスもしてなくて……。司が四回転ジャンプをひとつでも跳べたら終わりにするつもりでした。跳べた司が喜んで走り寄ってきて抱きついてくるから、可愛くて愛しくて思わずぎゅっと抱き締め返した夜鷹。「(僕がいなくなっても)君の大好きなクワドルッツまで、練習してね」って別れを告げています。
 そして最後の思い出に、自分で作曲と振り付けをしたプログラムを司に踊ってもらいました。

 最後に抱いた夜は、すぐに終わらせたくなくて、司から求めてほしくて、焦らしていた夜鷹。最中の司が前よりたくさん『夜鷹さん』って呼んでくれるので、その度に愛しくて手放したくなくて、葛藤しています。でも、抱いている最中の司がすごく泣くし、何かを我慢して辛そうにしているのにも気付いていたので、自分の欲を押さえ付けて司を解放しました。
 このお話の吸血鬼は自分に関する記憶を消せる、ということにしているので、夜鷹は自分の記憶を司から消しています。そんなに複雑なことはできませんが、都合のいいように辻褄が合うように、多少は精神誘導することもできます。

 ここまで書き終わってみると、クリスマスイベントと誕生日イベントもなしにどうするつもりだったんだろうな?とは思います。入れなかったら多分普通に一月経過して……って感じになったかもしれません。


【七・東雲の記憶】のあとがき
 東雲(しののめ)って語感がかっこいいですよね。太陽が昇る前の東の空の色が変わり始める頃、って絶妙な時間帯指定でいいなぁ、と思います。

 夜鷹が匠にどう連絡したのか、詳しいところは決めていないのですが、匠は夜鷹が吸血鬼なこと(もしくは特殊な体質でもうスケートが続けられないこと)は知っている気がします。
 あと、匠はシングルの選手になりたがっていた司をアイスダンスの道に引き入れて、結果として司が熱望していたスケートを続ける夢を叶えられなくさせてしまったこと(表彰台には乗れなかった)は、誰にも言わないとしても負い目を感じてそうな気はします。
 なので、夜鷹が司を手に入れるために強引な手段を取ったと知っていても、司がスケートを続けられるのならと黙認したところがありそうです。夜鷹が今もスケートを好きなことを知っていて、司の才能をよく知っていた(大須でスカウトしたくらいなので)ので、司の才能を間近で見れば夜鷹が心変わりするかもしれない、と思っていたのかもしれない。
 バッジテストの受験を申し込むよう匠に伝えていたのは夜鷹です。十二月三十日の時点で、もう手放すつもりでいたので、シングルの選手にすることと、そのために必要な資金は司の口座に振り込んであることを伝えています。
 洸平は公式設定によると、新潟のクラブの存続が危ぶまれていることを知って引退してヘッドコーチになった、ということらしいので、大会後に即引退して匠の下でアシスタントコーチをしたわけではないかもしれない。なので洸平が横浜にアシスタントコーチとしているのは捏造設定です。
 司が綺麗になったのは、夜鷹に磨かれていたのといい食事のせいもありますが、やはり恋をしたからですね……! もちろん色気もマシマシです。健全な異性愛者の洸平さえもどきっとさせるくらい。

 芽衣子さん生存イフを書きたかったので、書けて良かったです。司にとっては加護家の夫婦は本当の両親よりスケートに理解があって応援してくれた、大切な人だと思うのですよね。
 本来ならあるはずのなかった何もかもが順調な夢のような状況で、どうしてこの幸せがあるのかわからないまま、それを与えてくれた夜鷹のことを忘れてしまっているのってとても美味しいなと思いながら書いていました。じんわり切なくて寂しい話って、私には計算して書くのが難しいので。

 洸平くんはほんといい人だなと思います。原作の「スポーティな体型になったね」っていう発言からすると、司が引退してからはまったく会ってなかったし連絡も取り合ってなかったって感じですよね。ロッカーに今も写真貼ってあるのは、どういう気持ちで貼ってるんだろう、と思ってしまいますが……
 なかなかこの辺りの時期のイフを書くのは難しいので(芽衣子さんのことがあるから)、この機会に洸平と司のあれこれは入れたいなぁ、と思って入れました。
 洸平はほとんどアイスダンス一筋でやってきたのに、瞳と組めるほどの実力はなく(既にパートナーがいたからかもしれませんが)、匠が直々にスカウトしてきた二十歳の初心者(司)が瞳のパートナーに収まるのをどういう気持ちで見てたんだろう。
 私が勝手に推測して採用している年表ではこれは二〇二六年の一月なので、司が戻ってきたのは一月十九日です。横浜のスケートリンクのバッジテストは第三火曜日なので、翌日がバッジテストでした。(バッジテストが開催されない月もあるので、本当に一月にあるかどうかは不明)

 この話は全話にえっちなシーンを入れることを目標にしているので、司のひとりえっちを入れました。
 毎晩出すものがなくなるくらいまで抱かれていたのに、二週間も抱かれないでいたら身体が疼きますよね……! 加護家で我慢できずに声を殺しながらやっちゃうのえっちだなぁ。夜鷹にはちゃんと責任を取ってもらわないとですね。


【八・黎明の誓い】のあとがき
 ついに八章目、書き上げました! 字数的にはリペアより少ないくらい?ですが、何だか一ヶ月以上ずっと書いていた気がします。えっちシーンが多かったから、時間がかかったのあるかもしれません。えっちなやつはあんまり感想いただけないイメージがあるので、大丈夫だったかだけでも教えていただけると嬉しいです。

 司の夜鷹に関する記憶は、出会ってからだけではなく、それ以前の『夜鷹純』の記憶をすべて封じられていました。司から夜鷹の記憶をすべて奪ったら、不整合が大きすぎて、絶対に破綻しますよね。能力としては、忘れたい記憶なら思い出すはずはないけれど、忘れたくないものだったら、想いの強さの方が勝つ、みたいな感じです。夜鷹は司のスマホに曲を入れていたし、セキュリティキーの解錠にも登録していたので、本当は(というか司にとって思い出したくもない悪夢の記憶でなければ)戻ってきてほしいと思っていました。

 七章のあとがき時点では匠視点を入れる予定はなかったですが、あとがき読まないとわからないことが多すぎるよな……と思って、匠視点を入れました。
 司の師匠は匠しかいないから、匠は夜鷹と司を両方教えたことがある唯一の人物ってことになりますね。夜のスケートで活躍した慎一郎くんは言わずもがな、匠もある意味よだつかのキューピッドでは……?(アイスダンスで全日本に出ていなければ、夜鷹の目に留まることもなかっただろうから)

 新東名高速道路って一部区間は制限速度百二十キロなんですね。高速飛ばして夜鷹さんの元に帰る司っていいなぁと思って(後は再会が夜明けになるためには車で帰らないと無理だったので)加護さんに車を貸してもらいました。加護さんは知らないだろうけど、芽衣子さんの恩返しができて良かったですね。理由を聞かずに車を貸してくれる加護さんもいいなぁ、と思って。
 新横浜のスケートリンクから名古屋港辺りまで、ノンストップで行けば四時間弱のようなので、二月の名古屋の日の出の時間(六時半くらい)より前に到着するとなると、逆算して二時過ぎに出発することになるので、深夜の貸し切りスケートリンクで練習していたことにしました。
 約束のクワドルッツ跳べて思い出すのっていいですよね。

 手入れされていない庭の描写は入れたかったので入れたんですが、冬場だからそんなに荒廃しないだろうなぁ、とは……しかし庭描写のために二ヶ月も三ヶ月も緩やかに自殺しようとしている夜鷹を放っておくのが可哀想だったので、一ヶ月も経たない内に再会しています。がんばって思い出した司の執念のおかげですね。
 「夜鷹さん……、俺です。もっと、食べて……」って言ってるセリフ、気に入ってます。キスをねだる夜鷹も気に入ってます。
 この司はわりと自己肯定感が高くなったというか、夜鷹さんには俺がいないとダメだ、ってわかったのと夜鷹が『君は跳べる』って呪縛を解いて肯定してくれたので、ちゃんと両想いになってからはわりと自分の望みを遠慮なく伝えられるような気がします。
 片時も離れずひたすらイチャイチャしてる二人になりそうです。

 巡り巡って相乗効果というか因果が巡るというか、そういうの好きです。
 夜鷹にとって最初は単に司を留めておくための人質だった芽衣子だけど、結果として彼女を死の運命から救うことになるとか。
 夜鷹が司に資金を与えていたから、スケートリンクを貸し切りできて四回転ルッツを成功して思い出すとか。迷いなく高額な貸し切りスケートリンクを借りられたのは、貸し切りで滑るのに馴れていたからだとか。
 夜鷹が司を手放せなくて、ぎりぎりまで自分のところに留めておいてその間毎日血を吸っていたから、絶食して陽の光を浴びていても死ななかったとか。

 このお話は一月の新刊にする予定なので、後日談も書きたいです。初めて想いを通わせてからのラブラブえっちとか、横浜に一緒に行って匠とか加護家の反応とか……
 ここまで読んでいただきありがとうございました!