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moto
2025-10-29 11:08:24
599文字
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優勝の朝
さまささワンドロワンライ「チョココロネ」
本日の仕事は午後からの予定である。朝はゆっくりできるので、睡眠がたっぷりと取れた。天気も良く、清々しい朝である。普段ならモーニングを食べに行くのだが、左馬刻がヨコハマに帰った次の日の朝は少し違った。寝起きのパジャマのまま、髪はボサボサである。簓は鼻歌を歌いながら、湯を沸かし、コーヒー豆とコーヒー道具の一式を用意する。豆から挽いてくれる立派なコーヒーマシンはあるのだが、左馬刻がいる時はこちらを使うことはなく、コーヒーミルで豆を挽くところから、左馬刻が丁寧にコーヒーを入れてくれる。簓はそれを、見様見真似でなぞっていく。コーヒーを入れる左馬刻の姿を見ることが好きなので、朝からまとわりつき、賑やかな簓の相手をしながら、左馬刻は入れ方の手順を説明してくれたりもする。ちゃんとそれを覚えているのだ。自分でも感心する。左馬刻のように丁寧に入れた一杯。お供はチョココロネ。二人でいるとき、いろんな種類のパンを買って半分こにするのが常だが、チョココロネをどう半分にしようかとうんうん悩んでいると、お前が食べろ、と笑って左馬刻が残していったものである。
簓の好みで選んでくれたコーヒー豆と甘いチョココロネ。
写真を撮ってSNSに上げる。タイトルは「優勝の朝」
同じく左馬刻にも写真を送った。
チョココロネとコーヒーをひとくち、両手を上げて噛み締めていると、スマホからメッセージの通知音が鳴った。
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