「あの
……穹さんと丹恒さんは、いつもこうなのですか?」
「そうだよ。いっつも二人で見つめ合っていたり、時々手を握りあっては嬉しそうな恥ずかしそうな顔するの! 見てるこっちは胸焼けするから、いい迷惑!!」
プンスコって効果音が聞こえそうな勢いで、サンデーに告げるなの。
全部聞こえてるんだけど! って文句を言ったら、絶対わざと聞かせてるんだという返事が来る。
なんだよそれ。
「三月とサンデーさんは、何言いたげだな」
「言ったところで、二人は改善しないだろうからウチから言うことはありません」
と言って、おやつを頬張って。
丹恒と顔を見合わせてみるけれど、答えは見つからない。
「丹恒」
「どうした?」
「なんでもなぁい」
そういうところだよ。という声が聞こえた気がしたけど、無視。
「そういうことするなら、部屋に戻って」
「はいはい。丹恒、俺の部屋に行こうぜ」
「ああ、行こう」
手を繋ぎ、俺の部屋へ。
見つめ合うと、なんだか甘酸っぱい気持ちになって。でも、悪くない。それどころか、とても嬉しい。
「ちょっと丹恒とラブラブしてただけなのに、何が駄目なんだろう」
ソファーに隣同士で座り、肩を寄せ合って。
「丹恒、大好き」
「ああ、俺もお前が好きだ」
今日はやけに素直な丹恒に、内心ドキマギしながらキス。
姫子やヨウおじちゃんに見られたら、あまりなのやサンデーを 揶揄うなって怒られそう。
「丹恒、幸せか?」
「幸せ、なのかもしれないな」
きっと、幸せの定義は人によって違う。
それでも、彼が幸せだと言ってくれるのであれば俺は嬉しい。
しかも、俺と一緒に居るからという理由であれば、もっと嬉しくなる。
「嬉しそうだな」
「それはもちろん! 丹恒と一緒だから、嬉しくて仕方ないんだ」
「
……俺も、そうだ。穹と一緒だから、嬉しくなる」
「お揃いだ」
「ああ、お揃いだな」
むず痒さもあるけれど、幸せな気持ちの方が大きく。あんまり気にならないや。
「やはり、こうして見つめ合うのは、二人きりの時にしよう」
「なんで?」
「恥ずかしさがある」
「丹恒がそういうのなら、気を付けるよ」
「そうしてくれたら、嬉しい」
額をくっつけると、優しく頭を撫でてくれた。
たったそれだけで、胸が満たされていく。
それはきっと幸せで、贅沢な事でもあって。
満たされているのだ。彼と一緒に。
「幸せだな」
「ああ、幸せだ」
見つめ合って、笑い合って。また口づけ合った。
ぽつぽつと話していると、段々と眠くなってきて。
二人で、眠る。
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