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三毛田
2025-10-19 22:11:42
1084文字
Public
1000字5
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50 050. 想えば想うほど迷路の最中
50日目
君が好きだから
好き、嫌い、好き。
花占いなんて、子供のおまじないのようなことをしたとしても結果は変わらない。
俺の口から好意を伝え、好きな相手の口から同じ言葉が返ってこない限り前には進めないということ。
相手を想えば想うほど、出口のない迷路に迷い込むような感覚。
それが恋なのだろう。
「はあ
……
」
俺がため息をつきながらテーブルに伏せると、丹恒は乱雑に頭を撫でてきて。
「丹恒」
「なんだ」
「恋すると、大変なんだな」
「急にどうした。変なものでも食べたか」
冷たく鋭い返し。多分、本人はそれなりに俺を心配してくれているんだろうけど、温もりは全く感じられない。
「今日はパムのご飯と、おやつしか食べてないよ」
「それなら大丈夫だな」
今度は優しく頭を撫でられた。嬉しいんだけど、なんか複雑。
どれだけ頑張っても、こう、報われない感じがすごい。
だって、彼は俺のことをそういう相手に見てくれないだろうから。
そんな気がしてしまう。
「お前は」
「んー?」
「いや。何でもない」
「そっか」
ひんやりした手のひらが、俺の髪を優しく撫で。
そのまま頬に触れてくれればいいのに。でも、口にはしない。
したところで、触れてくれるわけじゃないから。
「苦しいのか」
「近いかもな。好きな人のことを考えれば考えるほど、想えば想うほど、思考の迷路の中から抜け出せなくなるから」
「好きな人が、いるのか
……
」
ん? 反応が変だ。
俺の頭から手を離し、考え込むように顎に手を当てて。
どうしたのだろう。
「丹恒?」
「何でもない。気にするな」
気にするなと言われたら、逆に気になってしまうじゃんか。
「えー。俺の好きな人、気になるって感じ?」
「そんなことは
……
いや、多少は」
「へー。え?」
まさかそんな返答が来るとは思わず、思わず丹恒を振り返る。
「な、なんだ」
「丹恒って、恋愛に興味なさそうだったから、意外だなって」
「そう、だな。俺も、自分に少々驚いている」
「そんなに知りたい?」
「
……
おい、顔を近づけるな」
「ぐへ」
彼の反応が新鮮でついつい構いたくなってしまい、顔を近づけるとグイっと押された。
これ、地味に痛いんだよな。
「丹恒先生」
「悪かった。だが、急に顔を近づけてきたお前も悪い」
むすっと唇を尖らせ。こちらを見る。
可愛い。キスしたい。
「穹、近づくな」
俺の邪な気持ちを察したのだろう。
そう口にして、俺から離れようとする。
「なんで? お前のことが好きだから、キスしたいんだけ
……
あっ」
「お前、俺が好きなのか」
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