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東経
2025-10-16 23:06:05
7482文字
Public
新ゲ
缺落構造
新ゲ 隼竜 うっすらとした暴力要素
深夜の早乙女研究所。
居住区画の一角に隼人の姿があった。
明かりは壁際の非常灯のみだ。
その少ない明かりの中を歩く隼人の姿は、肉体というよりも輪郭だけの存在のように見え、幽鬼を思わせる。
普段から険しい表情をしていることの多い隼人だが、今はそれがさらに浮き彫りになっている。
まるで顔の奥に別の影が潜んでいるかのように。
静謐な顔立ちの裏に、乱れた水面のような何かがあることを。
歩き方ひとつとっても違う。
いつもの足取りではなく、まるで自分の足が自分のものでないかのような、ぎこちない足運び。
呼吸のリズムも乱れていた。
浅く、速く、ときおり止まりかけては慌てたように再開する。
明らかに"おかしい"状態なのだが今それがわかる人間はおろか誰もいないのだから、誰もわかりやしない。
一室の前で立ち止まった隼人は、ドアに何かしらの機械を取り付け、コントロールUIを呼び出し何かの操作をしている。
パネルから発せられる人工的な明りが、隼人の顔を青白く照らす。
光の中で、その指先がかすかに震えていた。
普段なら瞬時に完了する操作が、妙に時間を要している。
一度入力を間違えて舌打ちする代わりに唇を噛んだ。
そのドアに取り付けられたネームプレートには「流竜馬」とあった。
少しの間を置いて、パキッと小さな音が鳴る。
早乙女研究所のドアは標準的に全自動式になっている。
セキュリティと利便性、そして非常時の防御を目的として設計されている。
停電やシステム障害を想定し、手動で開閉できる機構も組み込まれているが、今の音はドアが非常用モードへ切り替わった合図だ。
隼人は興味と探究心で本位で早乙女研究所のセキュリティを含めたシステムをハックしたこともある。
それのおかげか、その脳内にはこの研究所のシステム周りが殆ど入っているのだ。
繫げた機器はそのままに、引手に手をかけて手動でドアを開ける。
いつもなら躊躇わない動作に、今夜は奇妙な間があった。
引手に手をかけたまま、数秒、隼人は静止した。
──引き返すべきか。
この問いが脳裏をかすめる。だが答えは出ない。答えを出す前に、身体が勝手に動いていた。
どこか緩慢な動きで、ドアの先の薄闇に身体を滑り込ませる。
そして開けたときと同様に、音もなくドアを閉めた。
「
…………
」
当たり前といえばそうだが、ドアの先は誘導用ライトがない廊下よりも暗い。
隼人は少しその場に立ち、目を闇に慣らしながら、耳をすまして物音を聞く。
物音はなにもない。無音が耳に刺さっただけだった。
いや
――
違う。
かすかに、とても微かに、規則的な呼吸音が聞こえる。眠っている者の、穏やかな呼吸。
その音を聞いた瞬間、隼人の胸の奥で何かが軋んだ。痛みとも安堵ともつかない、名付けようのない感覚。
──なぜ、ここにいる。
──なぜ、こんなことをしている。
隼人の思考は答えを出せずに空転する。
理性は警鐘を鳴らしているのに、身体は拒絶しない。
まるで自分自身が二つに引き裂かれそうな、そんな感覚。
このまま立ち去らなければ、何かが決定的に壊れてしまう気がした。
けれど立ち去れば、自分という存在が引きちぎれてしまいそうな気もした。
そうしていると目が慣れてきて、室内の様子が見えてくる。
元より知ってはいたが、この部屋には殆ど物が置かれていない。
何も知らない人間が入れば空き部屋と勘違いするぐらいには何も無い。装飾も、余計な家具も、生活の痕跡さえも最小限だ。
それがかえって、この部屋の主の性質を物語っている。必要最低限で満足する、あるいは満足しているふりをする。
隼人はそれを知っている。知りすぎている。
目を慣らすために隼人は部屋の闇の片隅で佇んでいる。そうしていると脳裡にささやかな記憶が浮かんだ。
少し前のことだ
――
頼まれた機材を受け取りに竜馬が自分の部屋を訪ねてきた夜のことを。
■□■□■
『お前の部屋も足の踏み場がねえな』
竜馬は扉を開けて中に踏み入るなり、呆れたような口調でそう言った。だが確かにその通りでもあった。
近々行う実験の準備のため、隼人の部屋は一時的な資材置き場と化している。
床には段ボール箱や機材が積まれ、壁際には測定器具が並んでいる。
それでも動線は確保してあるから、通行に支障はない。
『"も"とは?』
竜馬の言葉そのものに反論する余地はない。だが、別の一語が隼人の意識を引っかけた。
『弁慶の部屋も同じようなもんだった』
『
……
』
唐挙がった名前に、隼人は僅かに眉を寄せると同時に納得もした。
隼人自身は弁慶の部屋に足を踏み入れたことはないが、容易に想像はつく。
恐らく、この部屋以上にキャパシティを超えて物が溢れているのだろう。
そんなことを考えなら隼人は、散らばった荷物の間に作られた細い道を抜け、部屋の奥に積まれた段ボール箱に手を伸ばす。蓋を開けて中身を確認し、それから両手で抱えて竜馬の元へ運ぶ。
竜馬は無言でそれを受け取ると、踵を返し出口へと向かう。隼人も、もうひとつ箱を手にして、その背中を追った。
部屋を出て、薄暗い廊下を少し歩く。自身の居室の前で足を止め、竜馬は片手で器用にオートロックを解除した。
扉が開いて竜馬が先に入り、隼人もその後に続いた。
その鼓動は少し駆け足になっている。
『
……
』
知ってはいた。だが、改めて目の当たりにすると、胸の奥が妙に冷えるような感覚に襲われる。
竜馬の部屋には、何もない。
殆ど使われていないであろう備え付けのデスク。その傍らに無造作に掛けられた作業着無機質なデスクチェア。
部屋の隅にはひとつだけの私物のバッグ。そして、シーツがくちゃくちゃに丸まったままのベッド。
私物があのバッグひとつに収まると聞いたとき、隼人はその言葉の意味が掴めず、胸の内が不意にざわめいたのを覚えている。いつ見ても生活の痕跡があまりにも希薄だった。
まるでここに誰も住んでいないかのように。
まるでいつでも消えてしまえるかのように。
パイロット3人とも半ば拉致に近い形でこの研究所に連れてこられている。
だから当初は私物が少なかったのは当たり前だ。
だが取りに戻る機会もあったし、生活していく上で増えてくものだ。
それなのに。
『これで終わりか?』
竜馬のいつも通りの声に思考の糸は切られ、隼人の意識は現実に引き戻される。
振り返ると竜馬が何でもないような顔でこちらを見ていた。
『
…
ぁ、ああ』
『人の部屋を物置代わりにするなんてよぉ』
『仕方ないだろ。場所は限られてる』
ふと気がついた。今はずっと胸底にあった"質問"をぶつけるにはいい機会だと。
けれども、その言葉は喉の奥で引っかかったままで出てこない。
『
……
』
『なんだよ」
隼人の視線に気がついたのか、少し眉を潜めて竜馬が声を掛ける。
それに引きずられるように、ようやく言葉が喉から出てきた。
『随分と
綺麗に片付いて
いるな』
隼人から予想外の質問が飛んできたことに竜馬は少し目を丸くしたあとに、はん、と短い声を漏らす。
そのままベッドに向かい、腰を下ろして再び隼人に向き直る。
『別にこれだけで何も困りやしねえよ』
研究所にはあらかたの生活必需品が揃っているから、最もな話だ。
しかし、竜馬もそれが隼人の望んだ"解答"ではないことは理解ってる。
短く息を吸って、竜馬は望んでいる言葉を出す。
『それにな、何かあった時は
少ないほうがいい
』
『──
…
!』
浅く"いつものように"笑った、表情から出てきたその言葉に隼人の考えは再び揺らされた。
■□■□■
かつてあったことを思い出しているうちに目は闇に慣れていた。
あの日のことを反芻させながら隼人は足を動かす。
何かに躓くことはなく、明かり無しで竜馬が眠っているベッドの側まで近づく。
「
………
、」
外界から遮断された密室の静寂。
ブラインドの隙間から漏れ入った外部照明の僅かな明るさが、部屋の輪郭を浮かび上がらせている。
その淡い光の中で、ベッドに横たわる竜馬の寝息だけが規則正しく空気を震わせていた。
「────」
日常の騒々しさからは想像がつかないほど静かに眠っている。
研究所の廊下で響く明るいやかましい声も、同僚たちと交わす軽妙な会話も、今この瞬間には存在しない。
あるのは呼吸という生命活動の最小単位だけ。
音もなくベッドの側に立った隼人は、じい、と竜馬を見下ろす。
立ち尽くすその姿は彫像のように動かない。
身体を横に向けて眠る竜馬の顔を直接見ることはできない。
だが腹部が規則的にとても規則的に膨らんで、沈む。
その律動が眠りの深さを物語っている。
──アンバランス。
流竜馬とこの部屋。
明るく人懐っこい人間と、無機質な研究施設の寝室。日中の喧騒を知る者が横たわる静寂。
神隼人と内の感情。
冷静沈着であるべき自己と、制御できない何か。名付けることのできない荒れ狂う衝動。
矛盾にすら思えるそれが、隼人を動かしている。
「
……
ッ
…
」
隼人はほんの少し、短い息を吐く。
喉の奥から絞り出すような、押し殺したようにも見える。
その表情は闇の中でもどこか苦しげ。眉間に刻まれた皺、固く結ばれた唇。
内側から湧き上がる何かに抗っているかのような緊張が、身体の隅々にまで行き渡っていた。
そうして暫く、微動だにせずに竜馬を見下ろしていた。
数秒か、数分か。重力に縛られた彫像のように、ただそこに立ち尽くしている。
だが、突如風に吹かれたかのように、ゆらりと身体を動かした。
意思というより本能に従うように。ベッドに、乗った。
竜馬の身体には触れないように、慎重に。
布団の端に膝をつき、体重の配分を計算しながら。マットレスが軋む音すら許さない。
完全な無音を保ちながら、隼人は跨ぐような体勢で竜馬の上に身を置いた。
再び、見下ろす。
より近い距離で。竜馬の寝顔が、その輪郭が、呼吸が。
「はっ
…
、ッ
…
」
短い呼吸。抑え込んでいるのか。湧き上がってくるのか。
胸の内で渦巻く何かが呼吸のリズムを乱す。
酸素を求めているのか、悲鳴を殺しているのか。歓声を押しつぶしているのか。
顔を歪め、唇を噛み締め、声を殺し、ただ見下ろしている。
理性と衝動の狭間で引き裂かれるような表情。
それでも竜馬を起こしてはならない、気が付かれてはいけないという意識だけが、かろうじて声を喉の奥に押し留めている。
──もし、竜馬に気づかれれば。
そのときは
神隼人そのもの
が崩落する時だ。
「
…
、」
視界の端で小さく何かが光った。
この部屋に光るようなものは、ほとんどなかったはずだと顔を上げると、ベッドサイドにそれはあった。
小さな鍵が置かれていた。その鍵が僅かに外の光を反射したようだ。
見るからに形式は古く、この研究所のものではなさそうだった。
鍵より一回り大きなネームタグがついていたがこの状態ではその文字も読み取れはしなかった。
だが、
どこの鍵か
は考えがついてしまう。
──嗚呼。本当に、本当にこの男は。
鍵の光に目がくらんだのか。我慢ができなくなって、僅かに震える手を竜馬に伸ばした。
指先が小刻みに震えている。
制御を失いかけた神経が、筋肉に不規則な信号を送っている。
布団に隠れず、薄闇のなかでもよく見える竜馬の薄白い首筋。
露出した首は防御のない脆弱な部位。
生命が皮膚の下を流れている場所。
喉仏が呼吸に合わせて微かに、本当に微かに動いている。上下する小さな動きが、生きている証。
そこに、両手を、伸ばした。
「─
………
」
力を込めることはしない。
ただ、触れるだけ。
指先が首筋の皮膚に接触する。掌がそっと喉元を包む。形だけの首締め。
圧迫ではなく接触。殺意ではなく、確認。
冷えた隼人の手の下に、竜馬の脈を感じる。
血液が血管を通過する振動。
一定の感覚で畝るそれは間違いなく、生きている証左。
心臓が拍動し、血液が循環し、細胞が酸素を消費している証。彼がここに存在しているとまざまざと表している。
物理的に、生物学的に、疑いようもなく。
一定の鼓動。
そして対照的な、浅く荒れた呼吸。隼人の呼吸。乱れたリズム。
けれどもあれ程苦しそうだった隼人の表情は、消えていた。
そしてそのまま掌が首筋から離れた。
しかし熱は残っている。竜馬の体温が隼人の掌に残留している。
だが落ち着きの表情から、徐々に、悔むような表情が滲み出す。
眉が下がり、唇が歪む。後悔か。自己嫌悪か。それとも喪失感か。落ち着いた後に訪れる虚無。名付けられない感情の残滓。
項垂れ、暫くの間、そのまま動かなくなる。
竜馬の上に跨ったまま、うなだれる。背中が丸まり、肩が落ちる。
糸の切れた人形のように、一切の緊張が抜け落ちる。時間が再び停止したかのような静止。
そうしていると、再びゆらりと動き出し、入ってきた時と同じようにベッドから降りた。
そのまま足音を殺して床を歩き、扉を開け、廊下へと消える。全ての動作が幽霊のように無音だった。
隼人が去り、静寂に包まれた部屋。
空気が元の状態に戻る。侵入者のいない、本来の静けさ。竜馬の規則的な呼吸だけが、再び部屋を支配する。
だが、規則的な呼吸音がピタリと止まる。
「
………
。」
竜馬の目は、開いていた。
■□■□■
「ちゃんと眠れてる?」
「あー?」
メディカルルームに満ちる消毒液の匂い。白い壁に反射する冷たい蛍光灯の光が、無機質な空間を作り出している。
この日は定期検診だった。
パイロットの体調管理は非常に大切なものだ。替えがきかないからこそ、適合者である彼らは大切に支えなければならない。カルテを持ち少し目を細めながら先程の言葉を発したのはミチル。
机の上に広げられた書類の山、モニターに映し出される無数の数値。彼女の白衣の裾が、わずかに揺れる。
そしてそれに返事をしたのがパイロットのひとりである竜馬だ。
軋む丸椅子に腰掛け、検査着の袖を無造作に捲り上げている。
「本当は睡眠記録を取ってくれたら、この質問する必要ないんだけど」
「あの機械わけわかんねえから嫌だ」
ミチルの質問に口をへの字に曲げて答える。
その表情には、幼い子供のような不機嫌さがあった。
健康管理の一環でパイロットにはバイタルチェッカーが渡されていたのだが、一ヶ月も持たなかった。
精密機器の塊であるそれは、部品すら判別できないほどの無残な姿になってしまい廃棄処分されている。
わりかし高価なものを完膚無きまで破壊した当の本人に、ミチルは冷ややかな視線を送る。
「あー
…
、特に寝れねえってことはねえな。大体は寝ようって思えばいつでも寝れる」
ミチルの冷たい視線に促されたのか、竜馬が素直に答える。
大体、の部分は戦闘など気を張るようなことがあった日はアドレナリンの分泌で寝れないことがあるのだろう。
それは仕方のないことだ。
竜馬が言った言葉を、ミチルはカルテに書き込んでいく。
ペン先が紙を擦る音。几帳面な文字が、白いページを埋めていく。
暫く紙の上をペンが走る音だけが響いたあと、ミチルはカルテから顔を上げる。
「流くんは検査上、なにも問題なしよ」
ミチルのその言葉に、竜馬は少し満足そうな息を吐く。
身体のことは自分自身がよく理解しているつもりだった。自分の肉体は、自分が一番知っている。
それが科学的な裏付けがされたのが少し嬉しかったのだ。
これで検査は終わりだろうと竜馬が腰を浮かせようとした先、ミチルが目線でなにかあることを伝えてきた。
その視線には、まだ話は終わっていないという明確な意思が込められている。
やたらとぎしぎし鳴る椅子に座り直して、再びミチルを見やる。
「あんだよ」
「
…
貴方のことじゃなくて、神くんのことよ」
「なんだ、隼人のやつなにかに引っかかったのか」
「睡眠時間が少ないのよね。かなりね」
ミチルの声音が、わずかに沈む。懸念がその言葉には滲んでいた。
この世の中にはショートスリーパーと言われる体質の人がいるのはわかっているが、隼人はそれには該当しないだろう。
過去のデータと照らし合わせれば明白だ。
それに研究所内の防犯カメラに深夜に出歩く隼人の姿を確認しているので、渡したバイタルチェッカーの故障など誤作動の可能性は薄いだろう。
「
……
」
"神隼人の睡眠時間が少ない"
その言葉を聞いた竜馬の表情が揺らいだのだ。
ほんの一瞬、指先が検査着の裾を掴み、瞼が細められ、唇の端がわずかに引き結ばれた。
だがその変化を、カルテに視線を落としていたミチルは気づくことはなかった。
「なにか思い当たる節はある?」
「
…
知らねえな」
竜馬のその言葉に"嘘"は含まれていなかった。声色に揺らぎはない。
直接的な理由は知らないのは本当だ。
ただ、隼人が深夜に
行っていること
は知っている。
それが何を意味するのかまでは知らないだけで。
予想通りの返事に、ミチルはそうよねと小さくこぼした。
「流くんも一応気にかけておいてもらえる?」
「あー、わかった。あいつにヘマされてこっちまで被害被るのも嫌だしな」
「あと、なにかあったら連絡して」
「へいへい」
軽い口調。いつも通りの、竜馬らしい返答。
だがその言葉の裏側に、何かが潜んでいることに気づく者はいない。
竜馬の返事とほぼ同時にミチルが顔を上げた時、竜馬は喉元に指を当てていた。
その仕草は、ひどく自然だった。
まるで無意識に、何かを確かめるように。
指先が、首筋の一点に触れている。
そこには何も見えない。傷も、痣も、何の痕跡もない。
ただ竜馬の指だけが、まるで何かの重みを感じ取るように、喉元の皮膚を撫でていた。
その動作は一瞬で終わった。だがその一瞬に込められた意味は、深く、重く、そして静かに沈殿していく。
"神隼人"という存在が空気を震わせた余韻の中で、竜馬の指先だけが、見えない何かの存在を証明していた。
まるで、そこに誰かの手の感触が残っているかのように。
まるで、そこに誰かの視線が焼きついているかのように。
竜馬の指は、ゆっくりと喉元から離れた。
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