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pearforeverlove
2025-10-10 20:42:08
2909文字
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MIU404 視聴直後のネタバレ感想
言いたいとこだけ
とにかく主人公チームがみ~んな優しい人ばっかりで、それが良かった。
その優しさが最終話付近で志摩と伊吹のすれ違いを起こしたりもしましたが
…
それぞれの気持ちがわかるからこそ責められず
…
とにかく面白かった。
全話面白かったんだけど、特に好きで語りたい回とかシーンの話をします。
2話。
話の内容自体も、人質が犯人の味方になるっていう意外性があって面白かったけど、話の構造やラストの回収の仕方が凄かった。
この回は信じる・信じないがテーマの話だと思っているんだけど、犯人が家族との間に求めていたものが人質との間に奇妙な絆として芽生えるっていう構造が面白かった。
そして最後に「まだ父親に謝ってもらっていない」と言った犯人に、人質だった相手が「ごめんな」と声をかける
…
。
自分がずっと求めていた「父親の謝罪」が、「会って数時間かつ怖い思いもさせたのに自分を信じてくれた人からの謝罪」として返ってくる。その遣る瀬無さとか、ありがたさとか、感情が綯い交ぜになってお辞儀をして逮捕されていく
…
っていうビターエンド。
このラスト本当に凄くないですか?美しい回収の仕方だな~
…
って感動してしまった。
その姿は「自分の事も人の事も信じない志摩」と、「人を信じすぎる伊吹」にも重なって、誰かを信じるとは?という問いかけにもなるのが良かった。
4話も印象深かった。
自分と同姓だからというのもあるけど、女性がテーマの話は心に来るものがある
…
青池がずっとずっと逃げた先でバスの固いシートの上で死を迎えるだなんてあんまりだけど、世の女性のためにお金を使って、暴力団も警察も届かない場所へ望みを託して、賭けに一人勝ちして死んいった。
最期に見た景色は自分が預けた荷物が積まれたトラックだったのが、彼女にとっての救いだったらいいな
…
と切に思う。
この回で志摩が銃口を突き付けられて「じゃあ撃てば?」って言ったのを見て、「うわっ死に場所探してるタイプの人間だ
…
!」ってヒヤッとしたのを覚えている。
そんな志摩に対して、伊吹が本気で怒ってくれて本当に嬉しかった!ありがとう!こういう人が志摩のバディになってくれて心底よかった。
6話で志摩の過去が明かされる回。
志摩・桔梗・陣馬という旧知の3人組の中に、伊吹・九重という外部の人間が突っ込んでいく図が良かった。
桔梗・陣馬が志摩を思ってそっとしておいてあげたのも勿論優しさなんだけど、だからこそずっと志摩の後悔は重く残っていた。
そこに伊吹が現れて、九重も巻き込むその行動力で志摩のわだかまりを少し軽くしてあげられた。
志摩本人も苦しみ続けることこそが元相棒への誠実さだと理解して背負っているけど、伊吹がしてくれたことが志摩にとってどんなに嬉しかったろう
…
と考えると胸が熱くなる。
「お前の相棒が伊吹みたいな奴だったら」と独白する姿を見て、自分にはないものを持っている伊吹が眩しくて、鮮烈で、稲妻のような存在だと感じていたのかな
…
などと思った。
そんな志摩に対して「俺の生命線は長い」と言う伊吹、ほ~~~んとに最高!そういうおちゃらけた態度に、確実に救われる人がいるんだよ
…
8話の伊吹の蒲さんに対する慟哭も、切なくて良かったよな~
…
。
まっすぐで単純で優しい伊吹でも、どうしようもない現実を受け止めるしかできない時があって、そんなときに志摩が「俺一人で行かせるつもりか?行くぞ、相棒」って手を差し伸べるのが本当に
…
そして二人が歩き出して、感電の「お前はどうしたい?返事はいらない」で締めるのが最高。神過ぎる。
とにかく機捜メンバーはみんな優しいんだけど、志摩って本当に優しいなと思う。
ポストでも言ったけど、食事中に晒された悪意の事を思い出して泣いてしまって「食べなきゃ。(うどんが)冷めちゃう」って切り替えようとした人に、「冷めてもうまいのが、機捜うどん」って返せる人は、誰がなんと言おうと絶対に絶対に優しい。
終盤で九重が機捜から外されて、陣馬と飲んでるときに「俺ってうんざりするほど恵まれてますよね」って言ったの見て、めちゃめちゃ成長感じた!!
勿論、他のメンバーは大変な思いをして仕事してるのに自分はお偉いさんの息子だからって守ってもらえることに対する皮肉もあるんだろうけど。
でも昔は周りを見下していた新卒の坊ちゃんだったのに、自分の置かれた立場や九重の気持ちを理解してなお陣馬が諫めてくれるのに対して、色々考えられるようになったんだな
…
と思った。
それで自分が嬉しいかはさておき、周りの考えを一旦受け止めることができるようになったのが成長。
久住というキャラクターも、悪としての魅力があって好き。
飄々として人当たりが良く見えるけれど世界に対する憎悪と諦念があって、それが積もり積もって空っぽになってしまった人間
…
という印象。
最後は誰からも信じて貰えず、自分の蒔いた種に首を絞められ、呆然とその光景を眺めるしかない
…
という顛末も良かった。
彼のバックボーンが一切語られないのも、「俺はお前たちの物語にはならない」というセリフも痺れた。
志摩と伊吹の人生に介在するのを拒否する意味もあるし、同時に世の創作物に対する強烈なパンチラインでもあって、こんな台詞を金曜ドラマというエンタメの極致みたいな作品で言っちゃうんだ
…
!という感動があった。
彼が世界を徹底的に拒否する姿勢そのものが、絶対に分かり合うこのできない存在として描かれている。"存在を描く"ことに意味があるキャラクターだなと思う。
最終話のタイトルが「ゼロ」なのも良い。
蒲さんの一件でたくさん悩んで考えた伊吹が、「許さないから殺してやんねー」って答えを出して、覚悟したのもよかった。
ドラッグで見た幻覚?夢?の中で、志摩が傷つけられたのを見て伊吹は引き金を引いてしまった=許せなくて殺してしまったし、あれが現実に起きていたとしたら実際に辿ったルートなんだろうと思う。(お前がどっかに消えた朝よりこんな夜の方がまだましさ
…
)
でも現実では陣馬の復活→九重の連絡というスイッチのおかげで二人が目を覚ます。志摩が伊吹の隣にちゃんといたから、伊吹は「殺してやんねー」と言えた。
それに「俺たちとここで苦しめ」と続ける志摩
…
志摩って本当
…
スゲ~男ですね
…
。
憎い相手を殺して終わりにするほうがきっと楽で、憎んで苦しみ続けるほうがずっと辛いけど、伊吹も志摩もそれを選んだ。自分の警察としての矜持と、相棒のためにそれを選んだ。
世界はそれを愛(恋愛とかではなく、何かを大事に思う気持ちの総称)と呼ぶんだぜ。
そして最終話ラストで「刑事やめたりしないよな?」に返ってくるの、最高!
このとき志摩はなんて答えたんだろう?
それを描写しないのもまた、「お前はどうしたい?返事はいらない」の文脈で、良いですね
…
。
めちゃ面白かったから続編が見たい!って気持ちもあるけど、この綺麗なエンディングに満足している気持ちもある!
(実際ラストマイルで3部作として完成してるっぽいので、続編は無いんだろうけど)
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