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[R-18] ひと夏じゃ足りないっ!! | みりん #pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25997364
に萌え狂った結果、続きのような甘々ちゅっちゅするロド書かせてもらいました!!
かわいすぎて悶えるから是非読んでくださいマジでかわいい…


・本ロド
・路上ちゅっちゅ
・個人的に甘々な仕上がり





ドラルクと付き合い始めて、一週間。
横を通り過ぎるたびにキスをするようになって、一週間。
事務所で、リビングで、風呂で、予備室で、キッチンで。
キスをするたびに緩む眉根が愛おしくて、繰り返しキスをして「好き」と確かめ合った。

今夜も出かけるためにドアノブを握ったまま、繰り返しキスをしていつまでも出かけられないまま時間が過ぎていく。
簡単な依頼だから、帰宅はそんなに遅くならない。
名残惜しむ時間もない。
それに。
「お前も一緒にくんのに、キスするのってなんか照れるな」
そう。
ドラルクも付いてくることになっている。
だから、時間ギリギリまで擦り寄ってくる腰を抱いている必要はない。
「癖になっちゃってるからねぇ」
にこりと笑う口角から見えた牙がかわいくて。
「そろそろ行くか」
「そうだな」
牙にもキスをした。

「ありがとうございました」
お辞儀する依頼人に持たされた、甘酸っぱい匂いのする袋。
俺がお礼を伝えてる間、袋の中をちらりと見て嬉しそうに耳が跳ねたドラルク。
「こんなに沢山!!嬉しいねぇジョン」
袋から丸いオレンジをひとつ取り出し「いい香りだ」とジョンと香りを楽しんでいる。
「ではまた、何かありましたら」
定番の台詞を言って後ろを振り返れば、手を振るジョンを抱えたドラルクも、小さな会釈をしていた。



とことこ。とかわいい足音を立てて歩くジョンの後ろ。
オレンジと同じくらい丸い背中を眺めながら、もらったばかりの果物を使って何を作ろうかと盛り上がっていた。
聞いたこともない名前のデザートに「なんだそれ」と言えば「少し前に作ってやったろ」と説明をしてもらっても記憶にはなく。
なんか食べた気はする。
食べるのに夢中になって、名前忘れちまうんだよな。
「また作ってあげるから今度は忘れるなよ」
にたっ、と笑うドラルクに握られたままの丸いオレンジ。
「次は忘れねぇよ」
それを取り返して、袋にもう一度入れた。
少し重くなった袋の音と、ジョンとドラルクと俺の足音。
ギルドに寄ってから帰宅する予定でではあるが、ゆっくり歩いてもいいだろう。

「さっきの依頼人、君のことすごく見てたね」

多分、少し年上の女性。
多分、髪が長かった。
多分、いい匂いがした。

どんな顔だったのか、どんな声だったのか、どんな服装だったのか。
「あんま記憶にねぇな
「綺麗におめかしして、君に気があったんだろうなぁもったいないことをしたね?」
まるでそんなこと思ってない目が、優越感の色を滲ませて笑った。
「お前とジョンがいるし手離すつもりもねぇし」
「ふふっ」
俺の返事に満足したのか、数歩前を歩いて止まって。
「キスして?」

いつもの散歩道。
小さな滑り台の公園が、数メートル先に見える。
人通りが途切れ、静かさが増した新月の夜。

「いやかね?」
「ぅんにゃ」

大股で二歩。
腰を抱き寄せて半歩。
「わり、踏んだ」
「そんな強くないから大丈夫さ」
「死なねぇんだ?」
「砂にキスする趣味でも?」
「お前ならヘーキだな」
「私は断る」

こつんとあたった帽子を脱いだ。

「隠すのか」
不満そうに寄った鼻の皺。
家ならいいんだけど、さ。
「お前の顔、見られ、る、のは、嫌だから、な」
「んふふ、私も、君のかお、独り占め、」
あ、でも。
逆側から見たら丸見えか。って思ってたら。
「これで、なんにも、見えない」
ばさ。とマントで目隠しされた。

鼻先を擦り合わせて、息を混ぜて。
つま先を、とんとん。

息が止まるような深いキスをひとつ。

甘かった?」
「すんごい甘い」


遠くから呼ぶ声がしたから、続きは夜明け前にした。