あがさ
2025-10-04 21:21:15
229文字
Public
 

堂々巡り


 
 今自分が息をしているこの瞬間は本当は夢か何かで、目が覚めたら何事もなかったかのようにあの人がまだ存在している世界に戻れるのではないか、そんな風に思う。

 その一方。

 もしかしたら最初からあの人は自分の世界にいなかったのではないか、そう疑ってしまう程に日常は何事もなかったかのように僕の人生を進める。

 こういう事がふとした瞬間に頭をよぎる、

 そんな日々が永遠に消えない。

初出:2021/2/15



作品一覧に戻る
ホームに戻る