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万年青
2025-10-03 10:29:16
893文字
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オリキャラ
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ぬばかん(凶事を吉事へ)
うちよそ
槐焔さんから過去を聞いた射干玉。
思わず絶句してしまう。
「貴女にそんな過去があったなんて
…
。
辛い過去を思い出させてしまいましたね。
申し訳ありません。」
そう言いながら、
槐焔さんを優しく抱きしめる。
「私に、貴女の中の呪具を取り出す力は
ありません。」
「でも、私の能力は、祈りを捧げた者の
凶事を吉事に変えるものですので、
私に祈って頂けたら貴女の苦痛を
和らげることが出来るかもしれません。」
射干玉がそう言うと、
槐焔さんは抱きしめられた腕を
振り解くように走り出した。
「槐焔さん?!」
「これは、私自身の問題ですから
…
。
射干玉さまに、迷惑は掛けられません。」
射干玉は、急いで後を追い、
槐焔さんの手を取る。
「その問題のせいで、貴女が涙を
流してしまうのをただ眺める
ということは、私には出来ません。」
「手を合わせるだけでもよろしいので、
どうか祈って頂けませんか?」
「ですが
…
。」
槐焔さんは、思い悩んでいる様子。
「では、お試しという形で
お願い出来ませんか?合わなければ
次回以降は、ただ傍にいるだけに
しますので。」
射干玉は、槐焔さんの前に跪いて
そう告げた。
「
…
分かりました。」
槐焔さんは、そう言って胸の前で
手を合わせた。
その瞬間、射干玉の体が僅かに発光した。
「これで丸1日は、過去を思い出すことは
ありませんよ。」
槐焔さんにそう告げて微笑む射干玉。
「ただ、根深い呪いのようですので、
効果が1日だけになって
しまいましたが
…
。」
申し訳なさそうに告げる射干玉。
「
…
ありがとうございます。」
目元に涙を浮かべながら
感謝を伝える槐焔さん。
〜翌日〜
「どうでしたか?」
心配そうに尋ねる射干玉。
「1度も思い出しませんでしたし、
夜も安心して眠ることが出来ました。」
微笑みながら伝えてくださる槐焔さん。
「それは良かったです。
また、思い出しそうな時は、
遠慮なく手を合わせてくださいね。」
槐焔さんに微笑み返す射干玉。
一定量を取り込んで、檜扇に代わるのは
また別のお話
…
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