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万年青
2025-10-02 18:23:44
857文字
Public
オリキャラ
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禍ラン(濁流)
うちよそ
旅を続けていたある日
ここ数日は大雨だったが、珍しく晴天
滞在していた町を出てから1時間後
「この先の川を渡る必要があるのですが、
この雨だと橋が流されてるかも
しれません。」
「そうなったら、どうなるの?」
「かなり遠回りをしないといけませんね。」
「それは面倒ですわね。」
3人で話しながら歩いていると、
橋の袂に到着した。
「これは
…
」
連日の大雨で川が増水し、流木等の影響で
橋の真ん中付近がガッツリと流されている。
残っている部分も、どれほど傷んでいるのか
分からない。
「遠回りするしかないですね。」
リュウキさんが残念そうに言う横で、
禍津は軽くジャンプしている。
「あの、まさか跳び越えるつもりですか?」
「
…
ん?うん。これくらいなら
飛び越えられそうだから。」
「あなたは跳び越えられても、
あたし達は無理ですわ。
どうするつもりですの?」
「え?」
「え?」
困惑するランさんの元に近づき、
抱き上げる禍津。
「っ?!
…
ちょ、ちょっと!?」
軽く助走をつけて飛ぶ。
「離してくださる?」
禍津の腕の中で暴れるランさん。
ちょうど川の真ん中辺りで止まる禍津。
「離してもいいけど、君ここで降りるの?」
眼下には轟々と流れる濁流。
所々に流木や岩も混じっている。
「
…
運んでくださる?(小声)」
無事に対岸に降り立ち、
ランさんをそっと降ろす。
すぐにとって返しリュウキさんの元へ。
「行くよ。」
リュウキさんの返事を待たずに担ぎ上げる。
「わっ?!」
あっという間に対岸へ。
「お待たせ。」
「別に、そこまで待っては
いませんけれど。」
ランさんと短いやり取りをしてから、
リュウキさんを少し乱暴に降ろす。
「いてっ!
…
あ、ありがとうございます。
…
あの、空を飛べたんですね?」
リュウキさんの方をチラリと見て
「力が抑えられてるから、
高くは飛べないけど
…
とりあえず、このまま真っすぐで
良いんだよね?」
「あっ、はい。」
3人は次の目的地に向かって歩き出す。
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