万年青
2025-10-02 18:20:39
628文字
Public オリキャラ
 

禍ラン(加護)

うちよそ

材料探しの旅の割と序盤

道行く人々がこちらを見ては、
ヒソヒソと何かを話している場面に
よく遭遇した。
その度にランさんの機嫌が
悪くなっているようだ。

リュウキとかいう人間?に
そっと聞いてみる。
「ねぇ、何であんなに機嫌が悪いの?」
「えっと
「何?」
「ランさんは、鬼族だから人間から
 バケモノと恐れられているんです。」
「ふぅ~ん。」

僕からすれば、
人間の方がよっぽどバケモノだと思う。

機嫌の悪そうなランさんの横に並ぶ。
「何か御用かしら?
 歩きにくいのだけれど。」
「君、何であいつらを殺さないの?」
こちらを見ている人間を指さす。
「あなた、バカなの?
 今、あたしたち力を制限されているのよ?
 殺せるわけないじゃない!」
「あっ!そうか
 じゃあ、僕が消してあげる。」
「あなた、人の話を聞いていたの?!」
怒っているランさんの頭に軽く手を置く。
「何するの?!」
「あっち見て。」
こちらを見ている人間を指さす。
「どう?」
「?!あなた何したの?
 力は使えないはずでしょう?
 人間が消えているようだけれど。」
「ん〜、秘密。」

ランさんから離れて、
リュウキとかいう人間?の元へ。

「な、何をしたんですか?」
「ん?悪意とか好奇の目を寄せる人間を
 見えなくしただけ。
 相手からも見えないよ。」
え?」
「まぁ、神のご加護ってやつ?」

ランさんからこの件について迫られるのは
また別のお話