万年青
2025-10-02 18:19:09
1111文字
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禍ラン(催眠)

うちよそ

散歩から戻るとランさんと
リュウキとかいう人間?が
何やらコソコソ話し合っていた。

「この前のアレをあいつにも掛けなさい。」
「えっ?!嫌ですよ
 バレたら何されるか分かりませんし
「いいからやりなさい!」

2人はまだ僕に気付いていないようだ。
「ねぇ、何してるの?」
「ほら、今よ(小声)」
「わっ?!ご、ごめんなさい!」
リュウキとかいう人間?がそう言った直後、
手に持っていた何かが閃光を放った。

何?眩しいんだけど。」
顔を顰めながら言うが、
何だか頭の奥がポワポワしている。

「本当に効いてるのかしら(小声)
 跪きなさい。」
ランさんの言葉には何とも言えない
強制力があった。
「はい。」
「効いてるみたいね(小声)
 今からあなたは私の奴隷よ。分かった?」
「はい。」
跪いたまま答える。
「冴えない男が更に冴えなくなったわね。」
「何ですか?」
「何でもないわ!
 喉が渇いたから、水を持ってきなさい!」
水場の水を汲んで渡す。
「どうぞ。」
ランさんは、乱暴に受け取って
一息で飲み干した。

「私を丁重に扱いなさい。」
「はい。」
そう言った直後、
ランさんが座っていた岩から
降りようとしたので、
すかさず抱きかかえて降ろす。
っ?!何するの!!」
「丁重に扱えって言ったから。
 怪我するといけないし。」
ランさんの顔を見ると、
驚きで固まっていた。
「大丈夫?」
顔を覗き込むと、
逃げるようにして去っていく。

「あっ?!急に走ったら危
言い終わらない内に駆け出す。
何とか追いついた。
「急に走ったから髪がぐしゃぐしゃだよ。」
そう言いながら、
ランさんの髪を優しく梳かす。
「?!何なの」
そう言ったランさんの顔は
ドン引きしていた。

「私が良いって言うまで、
 ここから動かないで!!」
そう言ってランさんは、
リュウキとかいう人間?の元へ駆け出した。
遠くで何かを言い合う声が聞こえる。

「早く戻しなさい!!」
「えっ?!もうですか?」
「いいから早く!!」
「は、はい

2人が近づいてくる。
リュウキとかいう人間?が手に持っていた
何かをかざすと閃光が放たれた。

何かした?」
「何もしてないわ。」
ランさんは、
顔を背けて向こうに行ってしまった。
リュウキとかいう人間?の目を見る。
「えっと
顔を逸らされてしまうが、
構わずに額の目で過去を見る。
催眠?ふぅ~ん。それでやったの?」
手元に視線を落とす。
「えっ?!あ、あの
まぁ、良いや。」
興味が湧かなかったため、
散歩ついでに人間を探すことにする。