☆6たろ視点の冒頭
妻子を庇って付いた傷。飛行機事故で自分だけ生き残ってしまった。独り身になり、屋敷を売り払い、下宿へ移り住んで、早数年。
今まで空室だった私の隣室に越して来た男に声をかけられた。いつの間にか引っ越して来たんだろうか。
事故の後遺症らしく、ぼんやりする時間が増えているからか、つい先程名乗ってくれた隣人の名前が思い出せない。
一先ず、日誌を付けようと思う。まず、日誌に書くべきは隣人の名だ。
さて、私よりも若いであろう彼の名前は何だったか
――。
――そうだ、〇〇〇だ。
※アンケ結果で内容が変わるよ!
ホントは露伴先生とジョルノも入れたかったんだけど
…枠の都合でボツったので、ネタだけみてって
…くらさい
…💦
☆各候補☆
①花京院典明
鉢合わせる事はほとんどないが、出かけている事も少ないようだ。
「ん?」
そんなある日。
買い出しを終えた私の前に外出直前らしき彼が擦れ違うために踊り場で待っていた。
「
……こんにちは」
「外出か?」
「えぇ、少し散歩に行こうと思いまして」
今朝からずっと古傷が痛む。こんな日は十中八九雨が降る。
彼の手元を見る限り傘はないようなので、忠告をするのが吉だろう。
「雨が降りそうだ。傘を忘れるな」
「こんなに晴れていますよ?」
「信じる信じないも君次第だ」
――数時間後。
雨が小康に向かいつつある中、階段の軋む音が聞こえて来た。
どうやら隣人が帰って来たようだ。
「
……おかえり」
「あ」
タオルを手に顔を出すと、バツが悪そうに目を逸らされてしまう。
「すっかり濡れ鼠だな」
「はは、忠告を聞かなかったからか、このザマです」
「使うといい」
「ありがとう、ございます
…」
タオルを受け取る彼は、どこか寂しげな顔をしている。
はて、私は彼と会った事などないはずだが。
②DIO
「DIO様、お迎えにあがりました」
扉越しに声が聞こえた。どうやら今日も今日とて迎えの男が来ているらしい。
以前見かけたが、迎えに来ている男は執事という風体。だが、それだけ金があるのならこの下宿で暮らす必要はないはず。詮索は無用だ。私もそれは望まない。
「DIO様、何故こんな場所で暮らすのですか?」
「ここがいい、それだけだ。私に指図するのか?」
「いいえ、家事の出来ない貴方の部屋がゴミ屋敷にならないか心配なだけです」
「うぐッ
…」
壁が薄いからか、隣の家の会話が丸聞こえだ。なるほど、隣人はDIOと言い、家事が出来ないらしい。
何はともあれ、名を再度聞かずに済んで何よりだ。
確かディオと言ったか。今度調べてみるとしよう。
③東方仗助
「う、っぐ
……このッ
…!!」
決まった時間に出かけていくものの、帰宅は遅いらしく、日を跨ぐ時刻になって聞こえてきた声。
物音と共に聞こえる声。騒ぎにも聞こえるが、困惑が強く、声は一つだけ。
玄関扉を開け、顔を出すと隣人が申し訳なさそうに振り向いた。
「あ、すんません
…起こしちまいました
…?」
「いや」
「あの
…ちーっと建付けが悪いみたいで助けてもらえたり
……しないッスか?」
「あぁ、こうすればいい」
ドアノブを握り、軽く引いて回すと蝶番が軋んで扉が開いた。
「ウッソォ
…なんでこんな簡単に開くんスか
…」
「私も越して来たばかりの頃、同じ目に遭った」
もう片方の手に持っていた機械油の缶を差し出す。
「使うといい」
「あざっす
…!!」
しばらく自分より小柄な青年を見つめていたが、あまりにも見つめ過ぎたようで首を傾げられてしまった。
「あの、どうしました
…?」
「
……いい髪型だな」
「ッ
…!!」
何気なく、零れるまま口にした言葉に彼の顔が赤くなっているのを、見逃さなかった。
④空条承太郎(3たろ)
生活リズムが掴めない。服装からして恐らく学生だろうなのが、よく分からない。
深夜。踊り場直前の段は常に鳴く癖があり、階段の悲鳴で目が覚めた。
扉を開けて部屋の外へ顔を出すと、隣人が壁にもたれているではないか。
「大丈夫か?」
「チッ
…」
厚意だったものの、差し出した手をすぐさま払われた。
「手当てをしてやる。来い」
何やら昔の私を見ているようで、世話を焼かずにいられなかった。
隣人に肩を貸して部屋に引き入れ、ソファーに座らせる。
「
……どこでこんな怪我を作ったんだ?」
「テメーにゃ関係ねーぜ」
「やれやれ
…」
「いッつ
……」
減らない口への仕置きに、と消毒液をしみこませた脱脂綿を傷口に押し付けると呻きが聞こえた。
⑤岸辺露伴
来客があった時、一際大きな叫び声が聞こえる。
「ふざけるなッ!!この僕が
――」
今日も元気なのはいい事だ。
「今度こそ僕は行かないぞッ!!」
「先生が行かないなら僕だけで行きますからいいです
…!」
「そうじゃあないッ!!」
今日の相手は男のようだが、口論もまた関係を縮める一手に成り得るやもしれないのだ。
「露伴先生の分からず屋!!」
「それはッ
…!!」
――がたん、ばたばた。
小柄な人物が階段を駆け降りて行った音と共に盛大な溜息が聞こえる。
ゆっくりと玄関扉から顔を覗かせると気まずそうにこちらを見る青年がいた。
「
……すみません、うるさくしてしまって」
「気にしなくていい。楽しそうだ」
「楽しい事なんてないですよ」
「時に言い合い、ぶつかり合う事も大事だ」
「そう、ですかね
…?」
「同時に謝罪も必要だと忘れずにな」
「そうですよね
…!」
苦笑する彼の横顔に既視感を覚えつつ、先に飛び出していった誰かを追って下宿を飛び出して行く彼を見送った。
⑥ジョルノ・ジョバァーナ
「ジョルノ、来たぞー」
今日も今日とて迎えの男が来ている。隣人と同じくらいの年頃だろうか。
早々に二つの足音が去って行った、その日の晩。
ノックが聞こえ、玄関に歩み寄る。
「誰だ?」
「隣のジョルノです」
「
……今開ける」
「夜分遅くにすみません。作り過ぎてしまったので
…よければ召し上がって下さい」
「あぁ、ありがとう」
「そういえば、貴方のお名前を伺っていませんでした」
「私は承太郎だ」
空条という珍しい名字は、学会でなくとも知れている可能性を踏まえ、名前だけ名乗った。
「ジョータロー
……?ふむ。奇遇ですね、僕もジョジョと呼ばれているんです」
名字を名乗っていないにもかかわらず、私の名字を知っているかのような物言いをする得体の知れない青年だ。
追伸
気になるCPあればリプ待ってます
…コソコソ
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