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yuiazetsu
2025-09-30 23:49:07
2405文字
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【UTAU cover】リゼ【悲報】瀬津丹線、乗れない を視聴して
出力したら滅茶苦茶な文になりました。
どうしよう。
どうしようもこうしようも無いんです。
目の前に現れた作品を、今必死に嚥下しています。
まず、あれこれ書く前に、何より大事な事を。
素敵な作品をありがとうございます。
作って下さって、そしてそれを公開してくださって、嬉しい。
本当にありがとうございます。
頭の中でいっぱいいっぱいになりながら思考が回るのを、無理矢理文に出力しています。
乱文失礼します。
渦渡駅にとっての、元々の"お客様"はもういません。
あの駅のある階層は、終わっています。
それでいて、階層違いの者を易々と客だと認める程、寛容ではない。
やけに高いプライド。
「この階層に来て良い存在ではない」と言い放つ程。
何故、階層違いであるはずの一人の人間の肩を掴むような真似をしたのか。
これまで、数は多くないにせよ現れてきた階層違いの者達は、容赦なく消してきたであろうのに。
何故、あの細長い人型実体は駅に自動販売機なんて物を置いたのか。
口すらない人型実体が物を飲むわけでもないのに。
『消えて欲しくなかったから』
いなくなって欲しくなかったんですね、特別なお客様に。
自覚すら遅れる程の、駅としての予想外。
消えてくれるなよと肩を掴み、「これがあればまた来てくれるのではないか」と自販機を置く。
自分の背丈には合うはずもない縮尺の自動販売機は、どう見てもあの客の為のもの。
それほどまでに特別なのに、渦渡駅はそれを言葉にして伝えようとしない。
自覚が遅れた故か、プライド故か。
それとも、自分がそれを伝える事で現状が壊れてしまうのが怖かったからか。
実際には、言わなかったが故にとんでもないすれ違いを起こしてしまう訳ですが。
自販機に縋りつく羽目になるんだからさっさと言えよ(エヴィサレーション参照)。
今回のカバー動画は、その後のお話だろうと思っています。
大事な客がふっと来なくなり、代わりに駅を根掘り葉掘り調べようとする協会の度重なる来訪と消滅に摩耗し消耗し項垂れる駅の元に、再び現れた彼女。
差し伸べられたその手を取らないなんて、そんな事があるでしょうか。
ある訳がない。
共に消える事が出来たなら、どんなに幸せだろうかと。
渦渡駅自身は瀬津丹線に乗って消える事が出来ないと知っていたかどうか、それは駅にしか分かりません。
知らぬまま心中を信じて。
又は、知っていながらも、最期くらいお客様の為に要望を叶えようとして。
若しくは、知っていながらも、それでも心の中で「もしかしたら」を願って。
地下鉄に両者共に乗り込んで。隣同士か向かい合わせか座って。
きっと、いつも通り他愛ない話をしながら、線路の上を滑る小気味いい揺れに身を任せて。
これでようやく、と思いながらふと彼女が見た先には、もうあの見慣れた人型実体は居なかった。
駅にはどうしようもないんです。
瀬津丹線に"乗せる"役割を担うものであるから? 駅自体は地下鉄に乗れないから?
いずれにせよ渦渡駅は、瀬津丹線で消える事は出来ない。
特別な客が持つ錫杖の輪は砕けている。
渦渡駅には、元から六道はありません。
元から無いのですから、消す事も壊す事も出来ません。
菩薩も仏も階層も、駅を救ってはくれません。
渦渡駅に訪れた一握りの救いは、不意に現れた特別な客と、その客と過ごした幸せだった時間。
知らない方が幸福だったろうか。
いや、ずっと続いてくれとすら思ったその幸せな時間が存在した事は、確かに幸せだった筈。
滅多に人の来ないホームで。やけに広いコンコースで。
表情すらない、駅員もどきが一人きり。
誰も飲めない飲み物を抱えた自動販売機の明かりが、煌々と、ぽつんと、あるだけ。
彼女は、幸せだったろうか。
何かを騙すでもなく、表向きに作った何かでもなく、浮かべた笑みと涙はきっと本心からであろうと勝手に思っています。
もやしと呼ばれたひょろ長い彼奴は、彼女が手を差し出すに足る存在だったのだろうと。
虚構で出来ていると言って差し支えない彼女の差し出した"本当"を、最後の最後で渦渡駅が知ってか知らずか裏切り騙す結果になったのか。
最後独り席に座ったまま地下鉄に揺られる彼女は、渦渡駅を恨んだだろうか。
呆れただろうか。失望しただろうか。
「あの馬鹿もやし」なんて、悪態の一つでもついただろうか。
当のもやしは萎びています。
彼女らの"これまで"が様々に織り込まれた描写。事細かなイラスト。
感情の滲む歌声と、合わさって耳に届く歌詞。
まさか、『乗れない』がそっちもだったとは。
さて、何度もカバーをリピート再生しながらこの文を出力していますが、気付けばティッシュが残り少なくなってきました。
近くにタオルでも置いておくべきだったかもしれません。顔面ぐちゃぐちゃや。
素晴らしい作品であるが故に、胸の奥、頭の中に深く刺さって抜けません。
思考を回す水車に、勢いよく水が流し込まれたみたいで。
脳内のどこかで、部品がキュルキュル音を立てているような気がします。
どうか、この後捲った先のページに、幸せの記述がありますように。
どうか、真っ黒なピリオドで終わってしまいませんように。
そんな「もしも」を願ってしまう。
またここから思考が回り始めたら、次はバスタオルか何か必要になってしまうかもしれない。
ごちゃごちゃとした文を書き殴ってしまいましたが、ここで一度キーボードから手を離そうと思います。
長文乱文、申し訳ありません。
聞けて良かった。見られてよかった。
ここまで感情を揺さぶられた事自体、創作者の端くれとして本当に幸せです。
本当に、ありがとうございます。
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