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syanpon
2025-09-29 22:52:07
1303文字
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彼シャツとか知らない系?
学パロ
オトスバ
ナツキスバルは基本、制服のブレザーを着ない。紺色の指定のベストにシャツがいつもの姿だ。
理由としてはブレザーの硬い生地に邪魔されなくて動きやすいからなど様々だが1番の理由はサイズがオットーと同じと知ってしまったことにある。
スバルが自分のブレザーを着ると袖と裾がほんの少しあまる。俗にいう服に着られている状態だ。
対してオットーは腕がほんの少し余る。中に着ているパーカーで萌え袖っぽくなっているが袖出しをしていない彼のブレザーの袖はほんの少しだけ足りない。
ことの発端は体育の授業の後スバルがふざけてオットーのブレザーを奪って着込んだ時だった。もう少し大きいサイズ感を予想していたのだが自分の持っている制服とピッタリすぎる。
「嘘だ
……
」
「嘘と言われてもほら、ピッタリ
……
っていってぇ! なんで今僕の尻を蹴っ飛ばした!?」
「うるさい! この、敵が!」
「敵!?」
「母さんが『スバルは大きくなるかもしれないからね』って俺の成長を見込んでのサイズなのに
……
!」
制服のサイズなんてどうでもいいのだろう。オットーがスバルのブレザーを代わりに着て見せれば普段見慣れた姿が目の前に。スバルが言えたことじゃないがこいつのこういう無神経なところどうにかならないのか。
「俺、しばらくブレザー着ないわ」
「なんで? 冬とか寒いですよ」
スパァン! とスバルがオットーの尻をもう一度蹴飛ばす音が教室に響く。半拍遅れてオットーの悲鳴。
オットー・スーウェンにはナツキスバルのなんとも言えない感情は汲み取れないのだ。
それからスバルはブレザーを着なくなった。
スバルのブレザーは、着なくなった。
「ナツキさん! 僕のブレザー返してくださいよ!」
「いいじゃん減るもんじゃないし」
オットーが制服を脱いだ時、決まってスバルはその上着を奪いにくる。
いそいそと着込んで余った袖から指先をひらひらさせおちょくるため、オットーが怒って取り返しに暴れるのが日課だった。時々下校の時まで着ている時がある、勘弁してほしい。
小回りはスバルの方がきくがリーチは悲しいかなオットーの方が長い。ガバリと後ろからスバルを羽交い締めの形で捕まえると大きく息をついた。
「つ、かまえた!」
「きゃー! 変態!」
「だれがだ!
……
もー、そんなにブレザーが好きなら着てくればいいじゃないですか。ナツキさんの袖と丈が余ってたところで誰も気にしませんよ」
「おいバカ失礼。あと俺はブレザーが着たいわけではない」
でろん、とスバルがいきなり身体の力を抜いてくる。慌てて支えようとするが男1人の体重を咄嗟に支えるのは難しい。スバルを抱え込んだまま後ろにすっ転ぶ。
「いてて」
「
……
俺は、ブレザーが着たいわけではないの」
もう一度スバルが繰り返す。オットーのスバルの体躯には一回り大きい袖から指先だけだして遊ばせた。着られている姿は正直可愛い。
じいと眺めていればスバルは後頭部をオットーの胸元に押し付けてじろりと半目で睨んでくる。
「はぁ〜」
「ナツキさん?」
「わかれよ、ばか」
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