sousakuyamamusume
2025-09-28 19:02:36
488文字
Public 悪魔博士の夢小説
 

眠れる獅子

悪アリ 悪魔博士がキレてる

 嫌な予感はしていた。
 さっきから指輪の通信が途絶したまま返事がないこと。強制接続モードにしたときに物音しかせんかったこと。
「少しでも妙なマネをしてみろ、こいつの命はないぞ!」
 目の前に現れたのは
 腕を縛られた、アリシア
……あなた、ごめんなさい。なんだか少し恨まれてしまって。」
「無駄口を叩くな。」
 ……冷静になれ、冷静になれ、敵のペースに乗せられるな。
「ほう、すぐに取り戻そうとするかと思ったが。」
……お前らの考えそうなこと、そのまんま乗るわけないだろ。」
 詠唱破棄。
 威力こそ多少弱くなっちまうが、不意打ちにはちょうどええ。
「なら、どうする?」
……もう終わった。」
「何を……うわっ」
 閃光弾じゃ。
 俺ァ事前に目ェつぶってたから多少マシだ。
「アリシア、怪我は。」
「怪我はありません、ただ……ちょっと、ふらつきます。」
「ごめんな、多分それは俺のせい。」
「いえ。……助けにきてくれて、嬉しかったです。」
「当たり前だで。さ、帰ろか。」
 ただ、その前に。
 ――アリシアを危ない目に遭わせたツケは、きっちり払ってもらおうかの。