sousakuyamamusume
2025-09-25 19:27:34
416文字
Public 悪魔博士の夢小説
 

理想を願う

悪アリ(アリシアちゃんしか出てこない)

 あの人がいない世界の、なんとつまらないことか。
 みんなが言う。「ゴームズが居なければ彼の危険性に気付けなかった」と。
 私だけだ、彼がいないことを嘆くのは。
「たった一度の過ちすら、容認できないのですか……!」
 一度だけ、教授に食ってかかったことがあった。
「その過ちが看過できないものだからだよ。わかるね?」
 そう言われて、その場では引き下がった。
 まるで決めつけだ。ゴームズが正しくて、アクマは間違いだと、はじめから決めつけて。
 失敗したら全人類が悪魔になる?
 ならなかったじゃない!ただ彼が痛々しい怪我をして、それだけだったじゃない……
……もう、いい。」
 それが貴方達の、『ふつうのひと』の総意だというのならいっそ。
 ――いっそ、誰も間違えられない世界になってしまえば良い。
 そう、そうよ。
 そうすれば、貴方達も満足でしょう?
 ねぇ。
 貴方のいない世界なんて、何もかも間違えてるんだから。