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癒羽琉(ユウル)/由羽(ユウ)
2025-01-21 19:48:22
4012文字
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あなたに酔い、酔わせる
DMC4のネロキリ【君に酔い、酔わせる】
https://privatter.net/p/4301378
の続編で、DMC5のネロキリverです。
今度はキリエが間違ってお酒を飲んでしまってからの……。
R18ではないですが、大人な雰囲気、ちょっと逆セクハラありw
「キリエもドジだよなぁ。酒と水を飲み間違えるだなんて」
「ううっ
……
ごめんなさい
……
」
「ほら、水。飲み直して」
「ありがとう
……
」
コップに入った水をネロから手渡され、キリエはそれを飲み干したあと、天井を仰ぐようにソファの背もたれに寄りかかった。
事の発端は、キリエが友人と買い物帰りに立ち寄ったバーでの出来事。
元々、酒には強くないキリエだが、帰宅途中に友人にバーに誘われ、一杯くらいならと思い友人に付き合ったのだった。
家に帰ったら夕食の準備などもあるため、あまりアルコール度数が高くない酒を注文して、キリエはそれを飲んでいた。
だが、やはり酒に強くないせいか、ほんのりと酔いがまわってきたのを、キリエは早々に感じる。
そこで、少しでも酔いを覚まそうとバーのマスターに水を頼もうとした。
その時、自分の酒が入っているグラスの横に、透明の液体が入っているグラスが置かれているのが目に入る。
キリエは咄嗟にそれを水だと思ってしまい、透明の液体が入っているグラスを手に取ると、グイッと半分ほど飲む。だがそれは、友人が二杯目に飲もうと予め注文をしておいた酒だった。
しかも、その友人は酒にかなり強いため、アルコール度数も高くて水などで割っていないストレートの酒を注文していた。
そんな酒を一気に飲んでしまったキリエは、視界がグラリと揺れたと同時に、椅子から転げ落ちて床に座り込んでしまう。
このままでは店に迷惑をかけてしまうと思ったキリエの友人は、意識が朦朧としているキリエになんとか水を飲ませつつ、ネロに連絡をしてバーまで迎えに来てもらった。
店の壁に寄り掛かりながら座り込んでいるキリエを目にしたネロは「やれやれ」とため息をつく。
そして、キリエの酒代を払ってバーのマスターと彼女の友人に一言謝ったあと、彼女を抱えて店を後にした。
***
そして、今に至る。
「キリエ、大丈夫か?」
「ぅぅっ
……
さっきよりは
……
」
キリエは重く痛くなった頭を、隣に座っているネロの肩に、全体重をかける勢いでズシッと乗せる。
そんな彼女の姿に、ネロは再び「やれやれ」と思った。
「ほら、少し横になりな。俺の膝とか枕にしていいからさ」
「うん、ありがとう
……
」
キリエは手元に置いてあったブランケットを体に掛けながらソファに横たわり、ネロの膝に頭を乗せる。
「うーん
……
なんかゴリゴリ硬い
……
」
「
……
それは悪かったな。キリエみたいにやわらかくないゴツい脚だけど、我慢してくれ」
「ん
……
?私って、やわらかいの
……
?」
キリエはトロンとした表情を浮かべながら、ネロを見上げる。
「うん。キリエの膝枕はやわらかいよ」
「そうなんだぁ
……
どれくらい?」
「どれくらいって
……
そうだなぁ。例えるなら
……
って、キリエ、まだだいぶ酔っていないか?」
「ん
……
酔ってないもん」
これはまだ、確実にアルコールが体の中に残っているなと思ったネロは、フニャフニャした喋り方をしているキリエを見て、小さく息を吐いた。
「俺の前だからいいけど、他の男の前
……
というか、できることなら俺の目が届かないところで、酒はあんまり飲まないでくれよ」
「ん
……
?どうしてぇ
……
?」
「どうしてぇ
……
?じゃなくて、ただでさえ酒に強くないのに、色々と心配なんだよ
……
」
「うーん
……
わかったぁ
……
」
「本当に、わかってる?」
「うん、わかってる」
そうは言いつつ、トロンとした表情を浮かべたままのキリエを見て、ネロは心配でたまらなかった。
そんなネロの心配をよそに、キリエは相変わらずフニャフニャとした喋り方だった。
ネロの膝に頬擦りをしたり、その姿はまるで、飼い主の膝の上で気持ち良さそうに眠っている猫のようだった。
(この話は、キリエの酔いが完全に覚めてからしたほうが良さそうだな)
そう思ったネロは、今は少しでも早く彼女の酔いが覚めることを願うばかりであった。
「そういえばキリエ、昔さ、同じようなことがあったの覚えてる?」
「ん?」
「ほら、俺がバーでダンテと飲んでいる時、間違って酒を一気飲みしてしまった日のこと」
「うん。覚えているわ」
「ははっ
……
まさかあの時と同じ状況が、今度は逆の立場で起こるなんてな」
「そうねぇ
……
あの時はネロが私に、色々と聞いてきたのよね」
「
……
そうだっけ?」
「ネロったら、胸のサイズとか聞いてきたじゃない」
「え
……
あ、いや、その
……
あの時のことは、正直今でも困らせて悪かったなって、思ってるよ」
「
……
今のサイズ、知りたい?」
まだ酔っているのだろうか。少し怪しげな表情を浮かべながら、キリエはネロにそう聞いてきた。
「いや、今はいい
……
」
そうは言うが、正直知りたくてたまらないネロ。
しかし今、彼女が酔っている状況で「知りたい」なんて言ってしまったら、この場で服を脱いでしまうかもしれない。酔った勢いでそんな事態になるのは避けたかったため、ネロは微かな好奇心を今はグッと堪えることにした。
「ところで、ネロは何センチなの?」
「え、何が
……
?」
キリエは無言のまま、ネロのズボンのチャック付近を指差した。
「
……
」
キリエのその行動に、ネロは目を見開いて固まる。
普段の彼女なら、こんなこと絶対にしない。酒の力は恐ろしいなと、ネロは改めて実感した。
「
……
キリエ、まだ酔っているの?」
「うーん
……
酔っているというより、横になってると眠くなって頭がボーッとしてきちゃって
……
フワフワしちゃう
……
」
「それを酔っているというんじゃないか?」
「ううん、違うの」
キリエは体をゆっくりと起こすと、ネロの膝の上に乗るように横向きに座る。
「ネロの膝ね、あたたかくて気持ちよくて
……
それでフワフワしちゃってた」
「ははっ。なんだよ、それ」
「でもね、考えてみれば、ネロといる時はいつもこう
……
フワフワしちゃう。なんでかなぁ
……
」
「
……
キリエ、やっぱりまだ酔って
——
」
ネロがそう言いかけた瞬間、キリエがネロの頬を両手で包み込んで口付けをしてきた。
「
……
酔ってないもん」
唇を離すと同時に、キリエは潤んだ瞳でネロの瞳をじっと見つめる。
そう、キリエはもう酔ってはいなかった。酒には。
「じゃあ、どうしてこんなに体
……
熱くなっているの?」
そう言ってネロは、ブラウスの裾から中に手を忍び込ませ、キリエの横腹を優しく撫でる。
「ぁっ
……
」
不意に横腹を撫でられたキリエは、ゾクッとした感覚に体を強張らせた。
「ゃっ
……
!そんな触り方しないで
……
」
体を捩らせるキリエをよそに、ネロは彼女の耳元に唇を這わせる。
「っはぁ
……
」
耳元にかけられたネロの熱い吐息とともに、キリエも熱い吐息と声を漏らした。
「もう、どうしたの?いきなり
……
」
キリエはネロの服をギュッと掴むと、恥ずかしさから火照った顔を隠すように、彼の胸元に顔を埋める。
「うーん
……
なんだか俺も、フワフワしてきちゃってさ
……
」
「え
……
」
「なんか、そんな気分」
「そんな気分て
……
」
ネロの上に座っているキリエの太ももに、ほんの少し硬い感触があたる。
「
……
!もう、ダメよここでは
……
」
「昔は、このままソファでしたのに?」
「っ!昔は昔よ
……
!あの時はほら、若気の至というか
……
」
「じゃあ、ベッド行こうぜ」
そう言ってネロは、自分の体に横向きに座っているキリエをそのまま抱えて立ち上がった。
「?!ネ、ネロ
……
?まだ夕食の準備もしていないのに
……
」
「あとでいいよ。いっそのこと、飲み直そうぜ?」
「え、飲み直すって
……
」
「お互いの
……
飲もうぜってこと」
「え?それってどういう
……
」
「
……
」
「
……
!あっ
……
!」
ネロの言葉を理解した瞬間、キリエは彼の腕の中でジタバタと動いた。
「ネロ
……
!待って
……
!」
「待てない」
「〜っ!」
キリエの声にならない叫びとともに、二人はリビングを後にして寝室へ向かった。
***
寝室に入り、ネロは抱えていたキリエをそっとベッドに寝かせる。
そして、上半身だけ衣服を脱ぐと、彼女の上に覆い被さった。
「キリエ、まだ酔ってる?」
「私はもう、酔っていないわよ。それどころか、酔いが覚めてしまったわ
……
」
「そしたら、また酔わせないとな」
ネロは、キリエが着ているブラウスのボタンを上からひとつひとつ、外していく。
「
……
ネロ、もしかして酔ってるの?」
「うん。酔ってる」
「お酒、飲んでないのに?」
「さっきキスした時、キリエの酔いが移された
……
なんてな」
ネロは先ほどキリエがしてくれた口づけより、長く、深く、彼女を酔わせようと舌を絡ませながら、濃厚な口づけをおこなう。
「っはぁ
……
ネロ
……
」
ネロとの濃厚な口づけにより、キリエは頬を赤く染めながら熱い吐息を漏らした。
「やっぱり、キリエとキスするのが一番酔えるな
……
俺の場合」
「
……
私もよ」
「そしたら、互いに酔わせようか」
「うん
……
」
ネロとキリエは再び唇を重ね合わせた。お互い頬に手を添えながら、口内や唇を舐めとるように、舌を絡ませる。
「はぁ
……
んっ
……
」
濃厚な口づけにキリエが熱い吐息と声を大きく漏らしたあと、ネロは彼女の背中の下に手を潜り込ませた。
パチッと下着の留め具が外されたと同時に、キリエの頬は更に赤く染まった。
「ネロ
……
」
「ん
……
?」
「もっと、酔わせて?」
「もちろん。その代わり
……
」
「
……
?」
「俺のことも、酔わせてくれよ?」
ネロのその言葉にキリエは静かに頷いたあと、二人は再び唇を重ね合わせた。
(キスよりももっと、熱く酔わせて
……
)
***
君に
……
あなたに
……
酔い、酔わせる。
了
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