三毛田
2025-09-22 22:30:58
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23 023. 胸が焦げてしまいそう

23日目
胸から焦げてしまいそうだ

 愛しくて、恋しくて。
 好きすぎて、胸に埋め込まれた星核が熱暴走を起こしてしまいそう。
 きっとそんな事が起きたら、焦げてしまう気がする。うん。
 でも、それくらい彼が愛しくて仕方ない。恋しくて仕方ない。好きで、好きで、好きで。
「丹恒、大好き」
 共にベッドで寝てくれるようになった彼を、背中から抱きしめる。
 何度かこうして抱きしめても、拒絶されたことはなくて。
 だから調子に乗って、こんなことしている。
「お前は、もう少し恥じらいを持て」
「え? なんで?」
 よくよく見れば、丹恒の耳は赤く染まっており。
 その耳が美味しそうで、はむっと噛みつくと。
「ひゅあっ!?」
 初めて聞く声が、彼の口から零れ落ち。
「丹恒? 大丈夫か?」
 顔を覗き込むと、口を手で覆い、涙目になっていて。
 ああ。
 可愛い。食べちゃいたい。
 そんな感情が溢れて、止まらない。
 同時に、いつもの胸が焦げてしまいそうな状態に襲われ。
「丹恒、お前のこと食べていい?」
 胸元に手を寄せ、やわく揉む。
「き、穹?」
「好き、丹恒。お前の全部が欲しい」
 首に額を擦り付け、耳元で囁く。
 答えをもらってないのに、彼の体に触れて欲をぶつけようとしている。
「いや、それは……
「欲をお前の中に叩きつけたい」
「ひっ」
 反応し始めた股間を押し付けると、さっきとは違う悲鳴。
 うなじに噛みついたり、舐めたりしていたらちょっとだけ抵抗し始めて。
「きゅぅ、本当にやめてくれ……
「駄目。我慢できない」
 星核が暴れているかのような感覚。
 でも、本当に暴れているわけじゃないっていうのは、自分でわかっている。
「丹恒。俺、自分で自分を止められないんだ」
 それは言い訳。
 丹恒と体を繋げたくて仕方ない。湯だった頭では、それしか考えられず。
「ふぎゅうっ」
 バシャッと顔面に水が勢いよく当たり、そのまま床まで押し流される。
「はあ、はあ……
 真っ赤にな顔で、ベッドの端で体を縮め。
「おま、えはっ」
「うう……
「頭は、冷えたか」
 どうやら、雲吟の術で床にまで押し流されたようだ。
「ベッドがびちゃびちゃ」
「お前が全面的に悪いっ」
「それはわかってるけどぉ」
 パンツまでびちょびちょだ。でも、そのおかげで頭は冷えた気がする。
「俺とお前は、別に恋仲ではない」
「それはまあ、そうですけどぉ」
「だったら、我慢しろ」
「ううん……
「きちんと返事しろ」
「はぁい」
 恋人になったらいいのだろうか。
「俺は頷かないからな」
「そんなぁ」
 どうやらかなり困難な道のりのようだ。