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syanpon
2025-09-21 22:21:50
948文字
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「今好感度上限突破した」 「ゲーム?」
学パロ
現パロ
オトスバ
その告白は唐突だった。
スバルが日直当番でオットーの部活が休み、ならば待つから一緒に帰ろうと言われてそれに頷いて、しばらくしてからの告白だった。
「僕、あんたのことが好きで」
日誌を書き終わるのを見計らってというのがなんともこいつらしいし、学校でいきなりなんの準備もなく言い放ってくるのもこいつらしいな、なんてぼんやりと思う。顔を上げて男の顔を見ればスバルの正面の椅子に逆向きに行儀悪く座るオットーの姿が視界に映る。
沈黙が煩わしくて手持ち無沙汰に持っているシャーペンを回そうとするとにゅ、と伸びてきた指先に奪われ邪魔された。綺麗に整えられた細くて長い指先がスバルの手首の節張ったところをくすぐるようになぞりそのままつつ、と手の甲、指先へ、ゆっくりたどる。されるがままにしていれば指と指を絡ませられて持ち上げられた。
繋がれた手の奥で青い瞳がゆるりと細まってスバルを見つめてくる。
「どうやったら好きになってくれますかね?」
どうやら今日はスバルが答えるまで帰してくれないらしい。繋がれた手のひらが熱く感じるのはどちらの熱か。遊ぶようにスバルが指先に力を込めてやるとびくりと緩む程度の拘束だった。
「えっと」
「はい」
「ちょっと、その質問は困る、かな」
トントンと空いた左手で机を叩きながら言葉を探す。ちらりとオットーの表情を伺えばじとりと目が細まっている。実際スバルからの答えは一つしか待っていないと訴えてきている。ずるい男だ。
そんでもってかなり鈍感というかズレた男だ。
「
……
ナツキさん、お前のこともうかなり好きなのでそれより上ってどうしたらいいと思う?」
「え」
「なんだよ」
「それは」
ガタリ、オットーが椅子から立ち上がる音がする。
「
……
」
「それは、僕に都合よく受け取っても?」
「
……
そのあたり頭回すのはお前の仕事じゃないんですか」
ぷいと横を向けば頬に手が添えられる。されるがままに振り向けば予想していたよりも近くにオットーの顔があって驚く。ふわふわの薄墨色の髪の毛がスバルの頬をくすぐるのが慣れない距離感でぱちぱちと瞬きをした。
「ナツキさん、好きです」
スバルは「ん」と笑って目を閉じる。
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