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らぎ
2025-09-20 23:55:36
480文字
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モノノ怪
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離坤ドロライ二期 第二回 「蝋燭」「夢」「アイスクリーム」
似たもの同士。
「離の方
…
見てください、あの雲
……
アイスクリームのようじゃありませんか」
「強いて言うなら
……
溶けた蝋燭、ですかね」
「やれ、風情があるような、無いようなお方
……
」
何が入っているやら蝉しぐれにも負けずにやたらにガチャガチャと鳴る木の背負子をそれぞれ傍に置いて、小茶屋の床机に座する頭巾の美丈夫が二人。天に染め抜いたように真っ白な入道雲をアイスクリームに喩えて見せた、やや背の高い方の男
……
坤の薬売りはラムネの瓶をからりと揺らして不満の意を示して見せた。
「その昔、あっしに言い寄ってきなさった時はたいそう口の回る方だと思いましたのに
……
あれは夢まぼろしか何かでしょうか」
「六十四卦いち初心な男を必死に口説いていたんで、ね。」
「
…………
。」
いつも涼しい顔の離の薬売りを少しばかり揶揄ってやったと思いきや思わぬ反撃をくらい、今度こそ坤の薬売りはむくれてラムネをぐいと飲み干した。
「そ、そうやって折につけてあっしを
…
初心だ何だと仰るなら、ひとつご教示願いたく」
「おや、」
飛んで火に入る──とは言わず、男は綺麗な笑みを湛えて情人の柳腰に手を回した。
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