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三毛田
2025-09-17 21:40:43
1068文字
Public
1000字5
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18 018. 勘違いと糠喜び
18日目
実はそうでもなかった
「ふおおおぉ
……
」
「変な声」
「だって! 丹恒から、ハート型のクッキーだぞ!?」
「あっそ」「羨ましいだろ」「別に。なのから貰うクッキーは、ハート型の、いつもいっぱいあるし」
「俺は丹恒からは初めて貰ったんだよ! 夕飯後のおやつにしよう」
クッキー勝手に食べたら、昨日注文したもの、キャンセル可能期間だからキャンセルするからな! と告げる。
「はいはい」
星は肩をすくめ、俺の頭を引っ叩いた。
流石に、ひどくないか?
「ハート型のクッキー? ああ。三月が型抜きしたやつだな。焼きあがって、冷ました後適当に袋に詰めたから、ハート型のものもお前のに入ったのだろう」「ダッサ」
ハート型のクッキー、ありがとう。とウキウキしながら丹恒に伝えたら、あっさりと告げられ。
クスクスどころか、人を馬鹿にするような笑いが隣から。
俺の勘違い。好かれているのだと、糠喜び。
「あれ。穹、どうしたの?」
「貰ったのが、なのが型抜きしたクッキーだって聞いて、凹んでる」
「え〜? 失礼じゃない? 確かに、型抜きはしたよ。でも、今日は星にあげる分と、ウチが自分で食べる分だけだもん」
「そうなんだ」
「うん。星型のステンドグラスクッキーと、猫と、パム型だから、ハートは使ってないよ」
「へ〜。そうそう。そのステンドグラスクッキー、一つ食べたけど美味しかった。また作って」
「次は一緒に作ろうよ」
「そうする」
という二人の会話をスルーしようとした。でも、出来なかった。
なのはハート型を作ってないという。ということは、つまり?
ゆっくりと丹恒を振り返ると、彼はこっそりリビングを出ようとしていた。
俺もこっそり後を付いていき、部屋に入ろうとドアを開けたところで一緒に潜り込む。
「たーんこ」
「き、穹?」
「なぁんで俺に嘘をついたんだ?」
「そ、それは
……
」
「それは?」
「恥ずかし、かったからだ
……
」
赤くなった顔を、手で隠そうとするので。手首を掴んで止める。
「きゅ、ぅ?」
「丹恒可愛い」
「可愛くない」
熱を持つ耳をそっと指で撫で、額にキス。
「穹、やめてくれ
……
」
「恥ずかしくて、誤魔化しちゃった可愛い可愛い丹恒が愛しくて仕方ないんだ」
「ん
……
」
指の腹で頬を撫でると、気持ちよさそうに目を細めて。
「なあ、丹恒。いいよな?」
喉、胸、腹。と、上から順に撫でていくと身をよじる。
「だが、二人が」
「連絡入れるから、大丈夫。スマホ借りる」
星へ、しばらく丹恒の部屋に近寄らないようにと送れば、準備は万端だ。
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