A4
2025-09-15 22:32:31
5017文字
Public
 

「語られざる物語」のあとがきと言い訳

自分の話が好きすぎるので自分の書いた話についての話です

過去ライトさんと兄の遭遇を書いてみたいなあと思いつつ、今書けるものを出力したらこんな感じになりました。

タイトルの「語られざる物語」は「語られない物語」、Untold Storyなので、まあ、幻覚ですよーという意味合いを持たせています。

思いついたときはもっと暴力に振り切るかな〜と思ってました。ライトさんの意識の中にダイブするという設定は最初からあって、そこで別に体が傷つくわけでなし、同意のないセックスがありそうだな、て考えていたんですけど、そうはならなかったですね。ライトさんて善性のかたまりらしい。

書く前に頭の中で撮影するんですけど、結局そうならなかった案が二つあって、一つがライトさんがアキラくんを便器代わりにするっていうのと、アキラくんがライトさんを掘るというのでした。書き始めたら、そういう行動をしなかったんだよね。でも、ライトさんは地下闘技場時代は自暴自棄になったり周囲のご機嫌取りで女か男をあてがわれてたんじゃないかなって考えてた。実際、ワンナイトではやってそうだし。でも本人は愛情深い男なので、やったらやったで自己嫌悪に陥ってそうですよね。難儀だなあ。もっと楽に生きな!(誰目線?)

書いてて、いつもと同じくライトさんがかわいそうだなて思いました。かわいそうにしたいわけではないんですけど

助手2号の兄がほんとにいつも通りなんだよ!メンタル強すぎてびっくりしました。

ライトさんの意識の中はVRChatとかの3DCG空間をちょっと意識して描いています。意識の中なので、もっと不思議の国のアリスのような、あべこべもさかさまもある世界にしてもよかったんですが、記憶の中の1エピソードをのぞくということにしたので、描写はあっさりめです。扉がたくさんあるのは、GS美神の漫画でナイトメアという魔族にとらわれた美神さんが年齢ごとの扉を持ってたので、それのイメージです。ただ、アキラくんが言っているように、大切な記憶や経験がアセットとして集積されていて、そこに接続するための扉、ていう感じ。

エンバー・アリーナは完全に妄想ですが(むしろ二次創作で妄想じゃないことなどない)、ライトさんに家があったように思えないので、コロッセオみたいなところで半分監禁されてるみたいな生活だったのかな〜と考えたり。まあ、意識のなかの闘技場なので、実際と違っててもいいわけです。

ライトさんはここで消費されていて、いろいろ感情がすり減ったのかもしれないですね。ビッグ・ダディがいて本当によかった。

なので、過去ライトさんと遭遇というより、今のライトさんが持たない、忘れている、あるいは青臭くて隠しておきたい意識と兄が出会った話になりました。完全に過去の意識なだけじゃないと思うんですよね。自分で書いててわかってないんかいて感じですが。完全に過去ライトさんだったら、便器代わりもあったかもしれんな。でも兄は傷つかないと思う。「過去のライトさんてこういう感じか〜」てなるから

私の中でのライトさんはわりとバイアスをたくさん持ってる人です。見た目で人を判断するとか。しかし、バイアスにとらわれてはいないので認識はすぐ改める、みたいな人かな、と。

9月21日に発行、privatterでも全文公開しているMore Than One Dayでもアキラくんに余計な一言を言って「イーッ」て威嚇されるんですけど、アキラくんからしたら「こいつなんなん?」なんですよね。アキラくん自身もバイアスめっちゃあるやろ!て私は思うんですけど、ライトさんから向けられるそれにすごい厳しくて、でも、それはライトさんに心を許してるからかな〜と勝手に考えてます。

まあ、ゲーム本編でライトさんと助手2号兄のやりとりはほぼありませんので、全て私の幻覚となりますが

私はライトさんは目力で得たいものを得てきた説の者なので、ここでもライトさんはアキラくんに目を合わせて落とそうとします。が、アキラくんからすると「目を合わせる行為」は「目を合わせる行為」に過ぎないので、全然効きません。迫られてるくらいの認識はあると思いますが、どうとでもとれる行動をするより、はっきり言えばいいのにと思っています。リンちゃんなら、目配せとかアイコンタクトで意思疎通ができるんですけどね!チャンピオンとはまだ無理ですね。

過去ライトさんは俺とやってるっていうのにどうしてそんなそぶりも見せないんだと頭をひねっていて、それで出した結論が、同一の俺であっても現実の俺に貞操を捧げている、になり、大いにアキラくんの不興を買います。アキラくんは「ない貞操だ」と立腹していたそうですよ。

とまあ、こういうことがあって、いろいろ面倒になったアキラくんは「やりたいんだったらやれば」と投げやりになります。投げやりになるな!ただ、誤魔化さないんですよね。このときのフェラもわりと事務的にやさしくやってあげてます。こういうことを好きな人にされたら心折れる気がするけど、私のイトアキのライトさんって一貫して兄のことをかわいいと思ってるので許しちゃうんですよね。許すな!

展開しやすくするために、カウントダウンを採用したんですが、使いやすくて助かった。こういう、外部要因があまりないところを舞台にすると、ずーっと内面のことを描かないといけなかったりしてつらいんですよね。これはアキラくんの活動限界を表すものでもありますが、ミアズマのゲージのようなものかな〜とぼんやり考えてました。アキラくんとの行動で減る、みたいな。カウントダウンがスキップしたときは師匠とリンちゃんが介入したからです。

私の描く話では一貫して、ライトさんの好きをアキラくんは受け入れないという体を取っています。アキラくんには好きがわからないので返そうにも返せないし、言葉だけ言ってあげることはできるけれど、それが空虚だと思っているからです。あと、好きの理想が高いんですね。それこそ神が定めし二人みたいなこととか、あとほんとに、ギャルゲーで描かれてるようなラブが(僕にはわからないけど)好きってやつなんだろうな〜とか考えてる。

でも、リングの上で彼に言ったことはアキラくんが心の底から思っていることだし、たとえ体の関係がなかったとしても、ラーメンを一緒に食べたいんです。

これは仮定の話になり、私自身があまり興味を引かれないので書かないと思いますが、ライトさんが記憶喪失になったとしてもですよ、アキラくんはまたライトさんと関係を育んで、ラーメンを一緒に食べたいと願います。幻覚なのでない話ですが!

これは私の性癖なんですが、一方が変わらず愛を向ける関係が好きで。実際の公式ではそうならなかったのですが、大森葵さんの漫画でSonic Wizardというシリーズがあり、これは後にPhantom Wizardや別シリーズに引き継がれていく話で、とある魔術の一門の双子の兄妹が禁断の愛を育み、しかし兄は死んで妹が転生させて(厳密には違うんですが概念でいうとそう)、赤子になった兄を自分が育てるというエピソードがあり、これが好きで好きでたまらないんですよ。妹は年を取って兄の母であり姉であり師匠になるし、妹は新しい弟子も取り、その弟子と兄がまたお互い好きになるという展開になります。できれば妹は兄の幸せを願って弟子と兄がどうにかなるストーリーでお願いしたかったんですが、結局、少し形を変えた続編では弟子の存在もなかったことになり兄と妹の愛の話になり、それはちょっとnot for meになっちゃったのですが。

私の希望する妹の姿は、超越した愛なので、それもまあ勝手ですよね。

でも、兄はライトさんが好きなので(本人は気づいてないけど)、ライトさんと仲良くしたいと思います。そして、自分の好きなものをシェアするのが彼の喜びなんだと思うな!記憶喪失になったライトさんがまた兄のことを好きにならなくても、兄はちょっとさみしく思うけど、ライトさんの好きに生きてくれたらいいな〜と願う。

なので、最後に、意識下での出来事は忘れる、というおまじないをかけることにします。なかったことにはならないから、忘れてもいいんです。

アキラくんは無自覚だし二人とも忘れるから、またいつもの日常で、ライトさんが押したりアキラくんが押したりする関係になりますが、元通りってことはなく、変化はあるんだと思いますね。

この話を書く前に、改めてオウィディウスの「変身物語」のパエトンの話を調べてたんですが、パエトンは「太陽神の年若い息子パエトンが父の馬車を操ることができずに世界を炎熱に包み、破滅の危機に陥れた。大地の女神が天空の神に嘆願し、天空の神はパエトンに雷霆を撃つ。パエトンはエリダヌス河に墜落し、死を悼むニンフによって埋葬される。」とあり、彼自身は変身してないんですよね。死を悼むニンフがポプラとなり、白鳥となる。

新エリー都は英語でNew Eriduですが、このエリドゥも実際のメソポタミアの都ではなく、エリダヌス河を示唆しているのでは?と英語圏のファンダムサイトで言及されてました。

このパエトンはカローレ・アルナ先生のことを指していて、ポプラと白鳥がアキラくんとリンちゃんじゃないの、とか思ったりしますけど、これはストーリーを待つとして、変身物語では変身してないけど、何かしら常に変化しててほしいな〜と書いてて思った。

あと、アキラくんがつぶやく「それは実際、罰だ。誉れではない。罰なのだ、パエトンよ」は、ね〜ね〜馬車乗りたい!馬、走らせたい!だってヘリオスの息子でしょ!ていうパエトンにヘリオスが泣く泣く彼の希望を押しとどめようとするときに言う台詞「これだけは諦めてもらいたい。それは実際、罰だ。誉れではない。罰なのだ、パエトンよ、おまえが贈り物として求めているのは。」の抜粋です。なぜプロキシをして、法に抵触する存在でありながら正義を貫こうとしているのか?というver.2.2に対する私のアンサーにかこつけて使わせてもらいました。ヘリオスには息子が死ぬ未来しか見えてなかったんだけど、神が一度した「お前の願いをなんでも叶えよう」を覆すことができなかったんですね。

書きたいことは書けたかな〜と、嬉しいです。ただ、言葉足らずのところや読み手を意識しない舞台設定をしているので、展開は変えないけど、何回か読み返してはちょこちょこ直すことをしそうです。

この話を思いついてから書くまでの間に、イトアキのフォロイーさんとイトアキについて語るということをしたんですが、そこで出たライトさんのかわいさはどこにあるんだろうをぐるぐる考えてました。この話では過去ライトさんなのですけど、やっぱ兄に甘えてるところがかわいいんだろうな〜と思いました。でもこの甘えるもよくわかんない。甘えてると思うんだけど依存ではないし。自信家の部分もあると思うけど。強いて言うなら、アキラくんのことが好きだという自負があり、それを幸いだと考えているそのこと自体か?

これは当分テーマにするとして、また何か話に盛り込めたらいいですね。

追記:
1晩寝かせてから読み返したらすごく面白かった(よかったね)

この話のテーマソングではないけど脳内で撮影する時に聴いていたのはリアーナのWe Found Loveで、2011年に発表されてる曲だけど普遍的なものを描いてる歌だなと思った。

書いてる時は聴いてなかった(ずっとミルキーサブウェイをエンドレスで1~11話流してた)のに、歌詞のそこかしこが話に散りばめられてて、脳みそって覚えてるし影響受けてるんだ〜と面白くなりました。

あと、これも今朝起きてからそういえばと考えてたことが、ミアズマの見せるもので、幸せな記憶や過去の会いたかった人に会えるとか、そんなんでしたっけ?(うろ覚え)

なら、ライトさんが見るのはあの3人じゃないの?てなるんですが、私自身があんまり傭兵団時代に気持ちがいかないのと、Fearlessを一生擦ってるので、また認識表の話は出ないのだった。

闘技場時代は良くも悪くも今のライトさんの強さを作ったものだからかな〜と無理やりな後付けをしておこう。