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ortensia
2025-09-15 00:02:56
1001文字
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傭リ
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わからせしっぱいよーり(???)
リがリだからこそ抱く「普通」の疑問(?)
後ろから背中を撫で下ろされている。
しかしそれは重力と背後の小男の視点から見た場合の話で、背中の持ち主であるわたし自身からすれば、それは這い上がる感触だった。
現状わたしは顔と肩までのみを伏せている。だからそんなさかしまなことが起こる。
この男の掌に背中をそうされるためだけにこうしている。
そりゃ体勢は楽だし安定感もあるが、なんのためにこの体位かと問われれば、わたしは真っ先にこの点を挙げる。
この男はどうなのか、知らないけれど。
多分好きだろう。
そもそもわたしのことが好きだと言うのだから、そもそもそこから疑うのだが。
それでも現実、こんなにがつがつ貪って、奪えるものは頭のてっぺんから爪先まで、そんな食指で求められれば、動かぬ証拠と言えるのだろう。
それをわたしが分からずとも。
傷付ける目的も、殺す殺意も感じない。また次も楽しむことを、何度でも使うことを想定している丁寧さがある。八つ当たりなどでもなく、この男が好き好んでわたしを抱いているのだとは分かる。
けれどどうしても分からない、何故わたしなのか。
これじゃ、わたしが相手じゃあ、思っていたのと全然違う。
「
……
どうした」
熱心な動きは止まり、男も折り重なるように屈んで来る。ぐうと体が押し込まれるような感覚に陥ったのは、両者共の筈だ。
しかし男はそれを気にしないようにしながら、こちらの顔色を窺おうとする。
顔なんてない。
「泣くな」
目だってないのに、この男は普段から、さもこちらに表情があるかのように振る舞う。本当に泣いているのかもしれない。
分からない。
「よくないか?」
「
……
良い、気持ちいい、です。でも、だからこそ、分からない。」
顔もない、怪物の肌を抱いて、そんなに熱心にしているおまえのことが。
わたしの何がそんなに好きなのか。
わたしの疑問に、男が笑い、しかしそれを、隠すわけではないが表立って見せいないように、ゆっくりと呼吸をした。
「
……
じゃあそれは、おまえがおまえである以上ずっと分からないことかもしれないけど、おまえがおまえでなければ、おれは好きにならない。」
男の指に目元を拭われた。しかしやはり濡れた感触はない。それより男の吐息のほうが熱に湿っている。
「仕方ありませんね。」
分からせる材料が無いと言うのなら。だったらもう、このままもっと頂くまでだ。
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いつもリアクション絵文字等ありがとうございます。
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