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三毛田
2025-09-10 22:41:49
1081文字
Public
1000字5
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11 011. からまる視線をそらして
11日目
でも君が愛しい
ふとそちらを向くと、視線が絡まり合う。
ずっと見つめていたい。見つめられたい。でも、そらす。
後で問い詰められると分かっていても。
「なんで目が合ったのに、逸らしたんだよ」
ネジが緩くなって、ずり落ちかけた眼鏡を定位置に戻してから、不満そうに唇を曲げている穹へ視線を向ける。
「楽しそうに話をしていたからだ」
それは建前。
本音は、俺以外とも仲良くしたほうがいいという、お節介に近いもの。
「たまたま話が合っただけだし。俺は、丹恒と一緒がいいの」
と、俺の座る椅子を引いて。それから、抱き上げて自分が座ると俺を乗せ。
「き、穹?」
「こういうことするのも、好きなのも、勉強を教わりたいのも、全部丹恒だけ」
眼鏡を奪い、こつんと額をくっつけてきて。
「ここは学校だから、キスしないだけ。我慢してるんだ。家に帰ったら、覚悟して、丹恒」
爪が綺麗に切り揃えられた指が、俺の唇を撫でて。
心臓がうるさい。
何で、ここでそんなことをするんだ。
みっともなく取り乱して、キスをねだりたくなってしまうじゃないか。
「丹恒。そんな顔するなよ」
「そんな顔とは、どんな顔だ」
「すっげーエロい顔」
「そう、思っているのはお前
……
だけだ」
「うん。折角我慢してるんだから、それを無駄にさせないで欲しい」
な? と、俺を見る彼は、大人っぽくて。
キスしたい気持ちを我慢して、頷く。
「いい子だ」
お前は悪い子だ。
そう告げたいのを我慢し、そっと彼の頭を抱き寄せた。
「ただ丹恒とイチャイチャしてただけなのないな~」
放課後。ぶつくさ文句を言いながら、隣を歩く穹。
残念だが、それだけとは言えなかったのが現状。だから怒られたのだから、そこはしっかりして欲しい。
「俺とキスしたいのなら、早く帰るぞ」
「うん!」
手を取り、早足に。
「ただいま~」
「ただいま」
まだ他の人たちは帰宅していないようで、今は俺と彼だけ。
手洗いを済ませ、ついでにとばかりに風呂へ入り。
服を着る間もなく、ベッドに押し倒され。
「丹恒。この時間まで我慢したんだ。いい子にはご褒美があってもいいだろ?」
俺を押し倒して舌なめずりをしながら。
そんな顔をされたら、頷くしかない。
俺の体は、彼を覚えてしまっている。だから、そんな顔をされると自然と奥が疼いて。
「ああ。いい子にはご褒美だ。好きにしろ」
「ありがとう」
嬉しそうに笑ったかと思うと、凶悪な笑みを浮かべ。
彼は容赦なく俺の体を貪った。
「
……
」
「ごめんって」
動けず睨んだのは仕方ない。
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