*最高神×嘘の神子*
【ジュピター】
世界を統べる全知全能の神
しかし性格は暴君であり荒々しい性格をしている
意地が悪く他の神子達も手はつけられない程
顔は見られたくないようで、ほとんどがジュピターの素顔を見たことは無い
【スフィー】
全知全能のジュピターに作られた神
感情をあまり表には出さない人物
ある日をさかえにジュピターから異様な執着を受けており、それも酷い扱いだった
しかしそれでも離れないのには理由があって
…?
To My Beloved
「お前を作った理由なんか自己満足でしかねぇよ
…ただ
…それだけだ」
🔸
The Beginning
まだ人類が若く、神々が地上に寄り添っていた頃のこと、ジュピターとゼウスは、ただの気まぐれからひとつの存在を生み出した
それが
――スフィーであった
彼は二柱の神の遊び心の産物に過ぎなかったが、その姿は月光のように清らかで、美しさは天地の理をも魅了するほどであった。
ジュピターもゼウスも、いつしかスフィーに恋をした。けれどもその想いを口にすることはなく、ただ心の奥に秘め、無邪気に笑うスフィーの隣で日々を過ごすことを選んだ
三人で遊び、学び、語らい合う日々は永遠に続くかのように思えた。
だが、その「ある日」は、あまりに唐突に訪れる。
――ゼウスが、消えた
世界から跡形もなく失われたかのように。
それを境に、ジュピターの中で何かが決定的に変わった、いつも快活に笑っていたその顔から笑みが消え、やがてスフィーの前にすら姿を見せなくなっていった。
そして再び現れたとき、かつての温かな日々はもう戻ってはこなかった。
深い喪失に苛まれたジュピターは、やり場のない苦しみを抱え込み、その苦痛をスフィーへとぶつけるようになる
それは八つ当たりに等しいものだった。
愛を求めるのでも、優しさを分かち合うのでもない。
ただ、荒れる心の行き場を求めるがごとく、スフィーを抱く。
陵辱とも呼べる行為は繰り返され、かつて三人で笑い合った穏やかな日々は、跡形もなく歪み崩れていった。
🔸
Afterglow
スフィーは、ジュピターの行為に胸を痛めながらも、何ひとつ言葉を発することはなかった。
それは決して、彼が最高神であるがゆえに逆らえなかったからではない。
ただひとえに
――ほんの少しでも、かつて自分に向けて笑いかけてくれた、あの頃のジュピターに戻ってほしかったからだ。
だからこそ、彼は全てを受け入れた。
憎しみも、苦悩も、狂気すらも。
痛みに涙しながらも、スフィーはその小さな身体で、ひたむきにジュピターを抱きしめ続けた。
「いつかまた、あの人が笑ってくれる日が来るなら」
――その願いだけが、彼を支えていた。
しかし、神子といえどもその身は無限ではない。
ある日を境に、スフィーの身体は静かに悲鳴をあげ始める。
少しずつ、確実に、壊れていった。
そんな日々の果てに、スフィーはひとりの青年と出会う。
ラウル
――彼の存在は、スフィーにとってもジュピターにとっても、大きな転機となる。
ラウルとの邂逅をきっかけに、世界そのものの基盤が揺らぎ、やがて崩壊の淵へと追いやられていく。
世界が終わろうとするその瞬間、ジュピターの中に芽生えたものは何だったのか。
スフィーに注いできた歪な想いは、果たして欲望であったのか、それとも失われた愛のかたちだったのか。
答えを知る者は誰もいない。
ただ、ひとつ確かなことがある。
――果てしない謎と葛藤の中で、不器用な最高神と、彼を信じて寄り添い続けた小さな神子が、ともに歩み、抗い、世界と運命に挑んだ。
それは哀しくも尊い物語。
笑顔を失った神が、再び心を取り戻すことを願って。
そして、ひとりの神子が「ずっと隣にいたい」と祈り続けた、果てなき旅路の記録であった。
🔸
Odds and Ends
呼び方
スフィー
ジュピター様
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