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2025-07-11 20:07:02
1909文字
Public
ルーラピ
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お祭り
ルーラピ。あるイラストを見て「ラピス居ないのおかしい!!」ってなったので。自己満な話です!
ルーファスはラピスにいつものように付き従って
歩いていたら、ビラを配られた。
「よろしくお願いしまーす!!」
受け取ったビラには『お祭りやります。東方の
祭りにちなんだイベントや食べ物を展示予定!』と
書いてあり、ラピスはそのビラをキラキラとした
目で見ていた。
「食べ物!?」
「お!お嬢さん、気になるかい?」
ビラを配っていた青年に開催される祭りについて
詳しい説明を受けた。東方には夏に神様を祀り、
感謝や祈りを捧げるイベントがあり、
それを帝国で開催することにしたこと。
その中には屋台という食べ物が食べれること。
「楽しそう!!」
「前は共和国と関係が微妙なこともあって
…
開催は難しかったんだが
…
今ならやれそうでな。」
「ルーファス!これ、参加したいわ!!」
そう言うラピスのお願いを無視出来ない
ルーファスはラピスのお願いを聞くことにした。
「他ならない君のお願いだ。断るはずないだろう。
それにー。私も東方風のお祭りというのは気に
なるのでね。」
「アンタら、参加する気かい?それなら、
浴衣を用意した方がいい。」
「浴衣?」
「東方のお祭りで定番の服さ。あ、今なら
浴衣のレンタルサービスをやっているぜ!」
この男、かなりの商売上手と見た。
「では、レンタルさせて貰おう。いくらかね?」
そう言ってルーファスは出せる金額を見せた。
「そ、そんなに掛からない!!
この人、お金持ちか!?」
そんなやり取りをしてルーファスたちは浴衣を
試着することにした。
「ふむ
…
。」
ルーファスは浴衣を着てみて驚いたのは、
意外と動きやすいといったこと。
「どうかしら?似合う?」
ラピスの普段着である紫色に紫陽花が
散りばめており、袖にはフリルが付いていた。
「君の優雅な雰囲気に似合っていて、
とてもお似合いだ。」
そうルーファスに言われ、ラピスは
嬉しそうに笑った。
「当然よね!ルーファスも似合っているわ!
私の次に!!」
「そうか。それは光栄だ。」
ラピスに褒められるのは、ルーファスは
不思議と悪い気がしなかった。
「おっ!似合っているね!」
「ありがとう!これ、気に入ったわ!!」
「そうかい。そりゃあよかった!」
ラピスはレンタルということをあまり理解して
ない。この浴衣はいつか返さないといけない。
ラピスの喜びようを見てルーファスが取った
行動は、浴衣を買い取ることだった。
「
…
この浴衣、買い取らせて貰えないだろうか?」
「う、うーん
…
。これ、レンタルだしな
…
。」
「では、レンタル料にプラスして
…
この値段はどうだろうか?」
そう言ってルーファスが示した値段は0が
たくさん。
「いち、じゅう、ひゃく
…
し、正気か!?」
「私は至って正気だが。まだ足りないと
いうならー。」
「
…
充分です。」
何故か疲れた顔をしている店員を疑問に
思いながら、ルーファスは浴衣を買い取った。
そして空が暗くなった頃にルーファスとラピスは
屋台を楽しそうに見ていた。
「ルーファス、アレ食べたいわ!!」
ラピスに言われるままにルーファスは屋台で
食べ物を買い、椅子に座りながらラピスに
渡した。
「うーん!あまーい!!ふわふわで
不思議な食感!わたあめってはじめて
食べたけど、気にいったわ!!」
そう言って笑うラピスを見てルーファスは
微笑んだ。ー自分は感情がないと思っていた。
だが、人並みにはあるらしい。ラピスが
美味しそうにわたあめを食べているのを
見て心が和むぐらいには。
「ルーファス、ありがとう。」
「どうしたのかね?」
「
…
昼間のことだけどー。浴衣、
買い取ってくれたでしょ?」
気付いていたのか。ラピスは聡明なので、
話の内容から把握したのだろう。
「私がしたいと思っただけだ。」
「それでもだよ。嬉しかったから。
だから、ありがとう!」
そうラピスに言われたルーファスは驚いた顔で
ラピスを見た。
…
人に恨まれることは
多くあったが、感謝されることは少なかった。
感謝されても、利用するつもりで表面上を
取り繕って感謝している振りをしている輩も
多かった。だからこそー。ラピスの
「ありがとう」が響くのだろうか?
彼女が本心で言っているってわかるから。
「ルーファス?」
「
…
なんでもないさ。」
この感情をどう表すかわからなかった
ルーファスは笑って誤魔化した。
「さてと!ルーファス付き合って!
まだ食べたいものがたくっさん、
あるんだから!!」
そう言ってラピスはルーファスの手を取って
走り出した。
「
…
やれやれ。」
そう言って笑うルーファスの顔は自然と笑顔に
なるのであった。
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