Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
sevendays23
2025-08-26 19:59:13
1418文字
Public
Clear cache
覇気の熱
覇気の熱(船+料)
レッドホークと悪魔風、覇気と炎を纏ってるよなぁというところから派生させた雰囲気勢い妄想文です。熱コック。
2年後、彼らは強くなった。確かに、強くなった。でも、時々、修行とは想定外のことに遭遇する。
「う
……
」
これは、あまりないことだ。ただ、敵がだいぶしつこすぎただけ。ただ、自身が過剰に狙われただけ。だからいつもより多く、蹴りに炎を出しただけ。
きっと、それがよくないことだった。
――
……
まいったな。
身体が、熱い。太ももやお腹に炎を抱えているみたいでまったく眠れない。他の一味は、ぐーすかと眠っている。船医に最後診てもらったときはなんともなかったのに。当然、起こすのは忍びなかった。
――
冷まさねぇと。
料理人は身体を起こした。火は、ついていないみたいだ。でも、熱は頭にまで登ってきた。茹だるように熱い体を気だるげに起こす。ふぅ、と熱い吐息が口からこぼれた。どうしたらいい、冷たい飲み物か、それとも冷たいシャワーか、あるいは。
ゆっくりと扉に手を伸ばす。
「!!」
男部屋からの扉を開けた刹那、不意に手を翳され、体をひくんと背に引いた。体にこもる熱が、そうさせたようだった。
「サンジ!」
安心しろ、そう言わんばかりにぎゅっと抱きしめられた、体。
「おれだぞ!」
「
……
ルフィ」
麦わら帽子が視界に陽炎のように揺れた。けれど、おどかすなだのなんだの言う気力は暑すぎてなかった。
「覇気で熱いんだろ。おれもなったことあるぞ!」
「え
……
」
「今日サンジいっぱい襲われてたからなっても変じゃねぇ!早く気づけなくてごめん!」
「
……
謝らなくていいだろ」
「でも知ってたのに教えれなかったのはだめだろ!だからごめんだ!」
船長は仲間のことをよく見ている。だからこそ、反省したり、心配したり忙しい。
「いいから
……
どうすりゃ、いい。海か?」
「それだめだぞ。ぎゃくこーかだ!おれ、ひでぇめにあったんだからな!溺れちまうし、つめてぇのに熱いし、レイリーに怒鳴られて散々だ!」
それはお前が能力者だからだろ、とツッコむ気力は彼にはなかった。
「じゃあ、どうするんだ
……
」
「おれは苦手だけど、サンジは得意だと思うぞ!こっちだ!」
船長は料理人をひょいと持ち上げ、芝生にちょこんと座らせた。そして、真剣な顔で向き合う。
「目つぶれっ」
「ん
……
」
「武装色を体に集中させるんだ。大丈夫だぞ、しんどいから、おれも手伝う!」
ぴたと熱い額に冷たい手が当てられる。心地よい。その冷たさに料理人ははっとした。だからこそ、意識がそこに集中する。こうなれば、いい。体が、冷たくなればいい。
額に当てられている、手のように。
「あ
……
」
体の中の熱が、少しずつ沈下するように落ち着いていく。船長がにっと笑い、手を離すと、いつも通りの体が疲れたように甲板に転がった。
「ほら、おさまっただろ!」
「ん、でも、これ、疲れるな
……
」
「そうだぞ!疲れるんだ!でも熱ィよりましだろ!」
「まぁな」
料理人は体を怠そうに横にしたまま、けれど、ふっと笑った。
「ありがとう、船長。楽になった」
「いいよっ、当たり前だからな!」
船長も太陽のように笑い返して、疲れた料理人を男部屋に連れて行くのだった。
――
同じように、レイリーにしてもらったのか?
――
してもらった!エースの技真似してなったって言ったらなんか嬉しそうだったし!寝て起きてからいっぱい聞いてくれ!
――
……
ん、わかった。
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内