usagipai
2025-08-26 00:17:05
709文字
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ウカスフィ


『お米とお団子の神遊び』

縁側に腰かけ、ゆったりとした風を浴びながら。
ウカは頬を寄せるようにして、スフィーを見上げた。

「ねぇ、スフィーくん……お米とお団子、食べたいなぁ」
瞳をきらきら輝かせながら言うその姿は、どこか子供のように無邪気だった。

スフィーは一瞬目を瞬かせ、頬を赤らめて小さく咳払いをする。
……仰られても、私は台所番ではございませんよ……

「でも、スフィーくんの“嘘”なら、目の前に“お団子がある”って言ったら、本当にある気がしてきちゃうんだよ」
ふふ、と微笑みながら囁くウカの声。
その甘やかな響きに、スフィーの胸はざわついた。

そんなこと……
否定しながらも、耳の先まで熱くなっていく。

けれど、ウカが柔らかく手を添えてくるものだから、逃げ場がなくて。
観念したようにスフィーは小さな声で呟いた。

……“ここに、出来たてのお米とお団子がございます”……

その瞬間。
白くふっくらとしたおむすびと、つややかに照り映える串団子が目の前に現れる。
これはスフィーの能力だった

「わぁ! 本当に出た! ありがとう、スフィーくん」
ウカは手を叩いて喜び、すぐさまスフィーを膝に載せてお団子を頬張った。

また違った高さで胸の高鳴りは高く鳴り続ける
貴方様の願いは叶えたくてそそれに偶然です
スフィーはそっぽを向くが、耳は真っ赤だ。

「ふふっ、偶然でもいいよ。だってスフィーくんが作ってくれたものは、どんなごちそうより美味いからね」

柔らかな笑みと共にそう告げられ、スフィーは言葉を失う。
お米と団子の甘みよりも、もっと甘やかな時が縁側に流れていた――