ゆき
2025-08-24 19:49:16
3253文字
Public あとがき
 

(あとがき)夏は夜

2025/8/31発行同人誌のおまけのあとがき

今年もベガ開催おめでとうございます。
このイベントがかつて夏のシティとして、夏コミで落とした本を出す場として、夏の滑り⽌めなんて呼ばれていたこともありましたね。
そうです、今回の本もその⽅式です。すみません。

今まで紙にしていたあとがきとおまけを、渡し忘れが増えてきましたのでウェブにしてみました。

前書きみたいなところでも書きましたが、あらゆる事象を夏の夜に突っ込んでいる「特異点・夏」のお話を詰めた本です。原作軸は⼀旦ブラックホールに吸わせましょう。

今回、本の中扉に書こうと思っていたことを、デザインしたり調整したりする余裕がなかったので、その話をしようと思います。

【夏だからさ】
毎回同じようなことを⾔っている。夏なので夜の本にしたいな〜と⾔ったら、友達からそれは悪ふざけだよと指摘され、夏。強⾏しました。最初はただ夜の話なので時期考えてなかったんですけど、なんかもっと俗っぽい話も⼊れたらよかった。汗だくで⾞洗ってる獅⼦神さんにキュンとするとか、いやでも熱中症に気をつけろモードになりそう。
今回の本でも何度かなってます。獅⼦神さんは運動習慣あるけど、別に暑さに強いわけではなさそうだなぁと思っています。夏があんなに似合うのにね。
でも⽟のような汗でしとどに濡れそぼる獅⼦神さんのうなじの話とかすればよかった。⼊んなかったですね。
ちなみにこの本ともう1つプロット段階まで拮抗してたのは、エッチな夢⾒る村⾬さんの話でした。

【せっかく短編なのでそれぞれ違うふたりにしよう】
最初にどんなふたりの話にしようかなーと考えた時に、全部バラバラのふたりにしようと思いました。短い話が多いので読みづらいかもしれない。すべて付き合っているふたりにすることで、前提をサクッと省いています。同じにするとどうしても、話をつなげたり整合性取りたがってしまうというのも理由のひとつです。
そのため、中扉に「こういうふたりの夏だよ」を書こうと思っていたのですが、本⽂を流し込んだら案外ページの収まりが良くてそのままにしたため、なくしました。事務ページで嵩むのも本意ではなく。
また、本のあとがきにも書きましたが、以前の本の二人に近いイメージから持ってきて書いている話もありますが、完全にイコールではありません。
既刊をお読みいただいた方は、フーンと思っていただけると嬉しいです。

◆怪談の章
⼀緒にお⾵呂に⼊りたい話2つ入ってるんですよね。この⼆⼈は付き合ってそこそこ⻑いので、年齢もちょっとだけ上のつもりで書いています。この獅⼦神さんは、ボチボチ同居⽤に先⽣の職場の近くに部屋買う相談するか悩んでいる。
村⾬さんは⾃分が不規則なので、とりあえず今は週末婚で満⾜しています。

◆⽉の章
出会いから付き合うまでが早かったふたり。これはわりとわかりやすい両⽚思いを経てお付き合いが始まっていて、展開が早かった⼈たちです。村⾬さんは照れに理解がない。獅⼦神さんは気が動転していてあらゆることが疎かになっている。このふたりは、ゆっくりじっくり会話を重ねていくと思います。

◆蛍の章
付き合って⼀年ちょっとのふたり。その割に進展があまりない。⾃⼰完結してどっか⾏っちゃうタイプの獅⼦神さんと、⾃分の思い描く幸せをせっせと相⼿を⾒ずにこさえるタイプの村⾬さん。村⾬さんから告⽩をして、流されるがままお付き合いをしています。多分去年の誕⽣⽇は村⾬さん、夜勤⼊ってたんじゃないかな。獅⼦神さんは最近、好きがなんだかわかってきた。
この二人は「暗い海を〜」のふたりにだいぶ近い思考回路です。

◆⾬の章
おともだち期間が⻑かったふたり。多分、これは付き合った⽅が誠実なのでは?って獅⼦神さんから持ちかけた。村⾬さんは最近、甥姪のためにトイザ◯スに登録していたことを思い出しました。この村⾬さんは獅⼦神さんの尻をスパーンと叩いて、いい尻だって⾔うタイプ。

◆誕⽣⽇の章
付き合って初めての誕⽣⽇を迎えるふたり。この⼆⼈は付き合ったばっかりです。⼿当たり次第の祝福をする村⾬さんはうかれています。朝始まりでレギュレーション違反なんですが、夏に出すから⼊れておきたかった話です。
私自身はこれが一番時期がぐちゃぐちゃだと思っています。

◆ボーナストラック
なんで急にこれ付け⾜したんですか?みたいになってしまったのですが、最初こういうエロ本をやろうと思ってましたの枠です。この⼆⼈も付き合ってそこそこ⻑くて、わりとどっちもそれなりに付き合いがあったけど、さめししにおさまったふたりです。
この二人も以前の本の二人から着想して、二冊目の「ひとりよがりの〜」の二人のしばらーくあとのイメージでした。

【おまけ】
短編なのであまりカットしたところがないのですが、⼩ネタをちょこちょこ書いておきます。

【蛍】最初村⾬視点で書いて全ボツにして、次に獅⼦神視点で書いて全ボツにして、結局あの形に収まりました。A5の20P分くらい無駄になって笑うしかなかった。この話の地域とかマンション云々とかは、適当なことを書いているのでさらっと読み⾶ばしてください。

【誕⽣⽇】チョコレートケーキはトップスのMです。これはいちごのケーキを予約したのを知っているので、村⾬さんが被らないように気を使った結果、ファインプレーでミラクルを起こしています。偶然。なんかみんなが⾷べたことあるやつ、と⾔う憧れです。

【全体】あんまり料理させないようにしよう!と⼼に誓って書きました。ので、いつもより⾷べ物の話が少なめのはずです。多分。あまり⾃信がない。

【怪談】物⾳に⼆⼈してびっくりする、というオチが書きたかった。脚⾊していますが、実話が⼆つある。怖いね。ファミレスの話と、帰った⼊院患者です。もう別の店になってるのも本当なんですが、この話の中ではジョイキのつもりで書いてます。ちなみにガッちゃんがバカほどもてなして除霊した想定です。

【⽉】アイスはピノ。逃げないように箱をわざと獅⼦神さんに開けさせているのですが、うまく書けてなくてノンデリがなんでもやってもらおうとしてるように⾒える。すみません。村⾬さんは当たりを分け与えられてきた⼈なので、当然のように慈しむ相⼿に渡します。
これはね、⼦供のために仕込まれるフェーブと同義。

【誕⽣⽇】花瓶は家建てた頃に⾒栄張って業者呼んででかい花とか飾ってた、という妄想を説明なしに⼊れてしまいましたのでここで⾔います。その時のわりと洋⾵で重さもサイズもあるガラス花瓶なんかに、⼀番綺麗なバラを飾ってもらおうと思った。⾒栄じゃなくて⾒える愛の⽅。ちなみにちゃんと事前に下見に行って予約してますよ、この先生は。花瓶ももちろん下調べ済み。

【⾬】ここで想定している船のおもちゃは⼿のひらに収まるサイズの、舞浜のカプセルトイで出てるやつがモデルです。なのでトイ◯らスでは買えないんですけど、まあ、要素ということで。ネプチューン号がちゃんと潜⽔するので、⼆⼈で遊んでほしい。⾵呂で。

【モチーフ】どうしてもD要素を⼊れないと気が済まないんですか?いいえ、⽣活が舞浜に偏っており、引き出しがないだけです。

【蛍】来年はどっかのホテルの花⽕⼤会プランとかとってみんなで騒いでナイトプールで遊んで、周りの⼈たちをビビらせて欲しい。怖いだろ、顔のいいデカめのアラサー男性グループ。

【ボナトラ】この獅⼦神さんは⼀⼈遊びもそこそこ好きで、村⾬さんはそういうとこを健康で可愛いと思ってます。疲れてても満たしてあげたい気持ちで⼿を出しましたが、中途半端に終わったおかげで、気持ちは汲んでもらえるものの、この⽇は翌朝ちょっと喧嘩する。


以上、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。
ゆきのはら(ハネキリ)
夏は夜 2025.8.31⼀賭千⾦VG2025