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sevendays23
2025-08-24 11:58:55
1461文字
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新人の初経験(一味)
よっぱらい船長とじんべーさんの妄想
「おい誰だ、クソゴムに酒飲ませたやつは」
「お、おれじゃねぇぞ!あいつジュースと間違えて勝手に飲んだんだ
……
」
「甘いリンゴジュースだって言ってたぜェ」
「
……
チョッパー、ルフィからお酒抜いてきて」
「エッ、むりだぞ!?」
「チョッパーに無茶振りしてはだめよ、ナミ」
「おい、ルフィ。もう寝ろ、べろべろだぞ」
「はなせぞろぉ
……
おれはぁぁ」
「ヨホホ、ルフィさん顔真っ赤!あっ、私は赤くなる皮膚はないんですがー!」
宴の最中。間違えて酒を飲んだ船長が完全に出来上がってしまった。一味はため息混じりかつ困った様子だ。そんな様子を操舵手がからからと笑いつつ。
「ルフィが酔っ払ったら何が困るんじゃ?わしがベッドに連れていってやるぞ」
そう軽く言ったが。
「
……
おい、ウソップ。あんなこと言ってるぜ」
「言ってやるなサンジ、ジンベエは元大海賊で七武海とは言え麦わらの一味では新人
……
わからねぇのも無理はねぇさ。ゾロ、ルフィを任せてやれよ」
「
……
がんばれ」
料理人は首をふりふりため息をつき、狙撃手はしたり顔。剣士は操舵手を励ましながら船長を手渡す。
「お願いね、ジンベエ。私たちはここで見てるから」
「そうそう、ここでね」
「なぜそんなに顔をランランとさせとる!?」
「おれは嬉しくなるから好きだぞ、ジンベエー!!」
「そうそう、代わってやるからよォ。いつでも」
「骨は拾いますよ!」
「いや、どういう」
遠くからワクワク顔で応援を始める一味。操舵手は気づいた。なんだかまずいことになっている気がする。そう考えて、再度問いただそうとした。
「ジンベエ
……
」
しかし、遅かった。
ぬるりと船長のゴムの腕が、操舵手の肩に伸びた。
「お前、いいやつだよなぁ」
ニコッと船長が笑ってそう言ってきて、操舵手は毒気を抜かれた顔になった。
「大きくてつえーし、やさしーし、ちゃんと周りの様子見てるし、みんなのこといつでも助けてくれるし、舵うめぇし、泳ぐのもビューンで話せるし魚とも話せるし、空手かっこいいし
……
」
「え、あ」
「頂上戦争の時おれ助けてくれたのちゃん覚えてるぞ、仲間に入ってくれて嬉しいしおれは待ってたんだ!!ジンベエ大好きだー!!嬉しいぞー!!!」
「お、おい、ルフィ」
「まだまだあるぞー!!聞けー!ジンベエはな
……
」
船長は腕をぐるぐると操舵手に巻き付け、ひたすらに操舵手の良いところ、操舵手との思い出を語り続ける。そして、大好きだと続けて、また褒めてを繰り返す。口を挟む隙間は、ない。
「出たよ、酔っぱらいのほめ殺し
……
」
「もう名物だよなー」
「寝るまで止まらねぇ」
「ほんと
……
」
東の海から連れ添ってきた仲間たちはもう既に何度も経験済みらしい。ため息混じりで、でもどこか口元を嬉しそうに緩めて、それを見守る。
「おれあれうれしいぞ!最初はびっくりしたけど」
「私もですよー。ヨホホ。いくらでも聞けます!」
「ふふ、私もよ。最初はびっくりしたけれど」
「まぁ嬉しいが、最初は照れるぜあれはなァ」
偉大なる航路からの連れ添ってきた仲間たちも経験があるようだ。同じくその様子をにこにこ見ている。
「ジンベエはーー!!」
「わ、わかったからもう」
「まだだ!まだまだ聞けー!」
操舵手は照れて戸惑っている様子。慣れる頃には嬉しいに変わるだろう。それを知っているからこそ、仲間たちは新人の初経験をにこにこと見守るのだった。
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