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haruka037
2025-08-21 20:35:01
1773文字
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愛の妙薬
惚れ薬を飲んだイカルガでスバイカ。
キャラ崩壊注意。
R-18。
書きかけの為全年齢です。
私は舞手に恋をしている。
でも、想いを告げる事がどうしても出来なかった。
同じ男同士だと言う事を除いても、舞手が私を好きになってくれるなどとは到底思えなかった。
私は臆病だ。
遠くから舞手を見ている事しか出来ない。
今日も畑仕事をしている舞手の姿を離れた所から見つめた。
嗚呼、私に想いを告げる勇気があれば良かったのに
……
。
ある時、里の見回りをしていると、いかにも怪しげな商人に出会った。
「あんた、何か悩んでるね」
そう言われて思わず足を止めた。
「ズバリ、恋してる相手がいるだろう」
その言葉に驚愕する。
「どうして分かるんですか?」
「あんたの顔にそう書いてあるよ。好きな人に振り向いてもらえなくて寂しいってさ。そんなあんたに朗報だ。良い品があるんだよ」
そう言って商人は粉薬を見せて来た。
「これは愛の妙薬さね。これを飲めばあんたの恋は必ず成就するよ」
どうにも怪しい。
そんなものが本当に存在するのだろうか?
あまりにも都合が良すぎる。
「いえ、結構です。私には必要ありません」
踵を返すと、商人が言った。
「おや、買わないのかい?それじゃあ、あんたの恋は成就しないよ。諦めな」
バッサリと切り捨てられて心が揺らぐ。
「本当に効果があるんですね?」
「ああ、わたしゃ嘘は吐かないよ」
粉薬を見下ろして逡巡する。
いかにも怪しい。
騙されているのではないか?
だが、本当に舞手と恋仲になれるのなら買う意味はあるのではないだろうか。
「買います」
そう言えば商人はニヤリと笑った。
「毎度あり」
結局買ってしまった
……
。
家に帰って買って来たばかりの薬を見下ろして溜め息を吐く。
こんな見るからに怪しいものを買って、もし毒だったらどうするつもりなのだろうか。
だが、何かに縋りたい気持ちも確かにあった。
だから覚悟を決めて一気に薬を煽った。
◆◆◆◆
今日も日課の農作業に励む。
額に浮いた汗を拭っていると、遠目にイカルガさんが見えた。
イカルガさんに手を振ると、彼が駆けて来るのが見えた。
「イカルガさん、おはようございま、うっ!」
挨拶をすると、いきなりタックルをかまされる。
なんとかその場に踏みとどまったが、いきなりどうしたのだろう?
「イカルガさん
……
?」
オレに抱きついている形のイカルガさんを見つめると、彼が顔を上げた。
イカルガさんはオレを見てフニャリと笑う。
「ああ
……
、スバル♡会いたかったです
……
♡」
「へっ?」
間の抜けた声が出た。
イカルガさんはいつもオレの事を『舞手』と呼んでいた。
それがどうしていきなり呼び捨てになっているのだろう?
それにどうも様子がおかしい。
どこかぼうっとした様子でオレを見つめてくるのだ。
イカルガさんは戸惑うオレに頬擦りをして言った。
「スバル♡スバル、大好きです♡私をあなたの恋人にしてください♡」
「え、えっとイカルガさん落ち着いてください。何があったんですか?」
「ふふっ。何もありませんよ。自分に正直になっただけです」
でも、今のイカルガさんは明らかに普通とは違う。
「取り敢えず落ち着きましょう。まずは離れてください」
「嫌です♡私はスバルとこうしていたいです♡」
「えっと、あの
……
。まだ畑仕事が残ってるので
……
」
そう言えばイカルガさんは瞳を潤ませた。
「スバルは私が嫌いですか
……
?」
「いえ、嫌いではないですよ。でもこうしてくっつかれていると何も出来ないので離れて欲しいなぁ、なんて
……
」
「嫌です!私はずっとスバルと一緒にいるんです!」
「分かりました。分かりましたから、取り敢えず落ち着いて
……
」
なんとかイカルガさんを引き離そうとするものの、ぎゅうぎゅうと抱き付かれてそれが難しい。
暫く攻防戦が続いた後、オレは疲れて全てを諦めた。
「分かりました
……
。イカルガさんの好きにしてください
……
」
そう言えばイカルガさんはパアッと顔を輝かせた。
「やっぱりスバルは優しいですね。大好きです♡」
「あはは
……
。ありがとうございます
……
」
なんだかドッと疲れた。
結局オレはイカルガさんに背中に抱き付かれながら、畑仕事をする羽目になるのだった。
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