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ortensia
2025-08-19 15:04:28
603文字
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傭リ
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リのせいで死に損なう傭。謎時空ふぁーすとこんたくと。傭→リっぽい。
死神のような、逆に生きることの象徴のような。
死に急いだつもりのていが、まさかそんなとろい声色に阻まれるとは思ってもいなかった。
「まあまあ、そんなに急がないで。」
喉を掻っ切る筈だった刃は、それよりもっと繊細な、あるいは武骨な爪に絡められ、凶器の勢いを殺されていた。本当なら、この勢いに殺されるのはこちらの筈だったのに。
本来、衝動的な暴力は性に合わない。きちんと物事を判断した行動を、しかし素早く取りたい。
それでもこればっかりは、衝動に身を任せるに限ると思った。
何、自分が這いつくばった地面を力いっぱい殴り付けるようなものだ。
それを。
「苦しい?あゝ、苦しいんですね?分かります。その苦悶に満ちた感情の表れが、おまえの所作全てに出ています。けれどそれを隠そうとしている、そうですね?あゝ、なんて滑稽で無様なんでしょう!」
もっと踊ってよ。
これだけ馬鹿にされているのに、その馬鹿馬鹿しさを求める声は本気だった。それこそ馬鹿馬鹿しい。
そして、もうその爪は緩んだのに、一緒になって力と刃を取り落としてしまった自分もまた、同じようなものだと思った。その馬鹿馬鹿しさを、馬鹿にする声を、求めてしまった。本当に馬鹿馬鹿しい。
やるのも衝動ならば、止めるのもきっと気紛れ、ならば、諦めるのも、また、一興なのか。
止めるために羽交い締めにされたていを、後ろから抱き締められてると錯覚した時点で、もう、駄目だったのかも知れない。
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いつもリアクション絵文字等ありがとうございます。
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