sn🪼
2025-08-15 10:40:28
644文字
Public 🏒短いdgsr夢
 

mnbt君とシャボンの香りの日(4月8日)


 ふわっと石けんのいいにおい。一時間目の始まる五分前。
 なんとなしににおいのする方を見れば、朝から疲れ果てた顔の同級生。ほんの少しどきっとしたぶんだけ視線が通り過ぎるのがゆっくりになって、そのせいで門別くんと目が合ってしまった。何も言わないのも気まずくて。

「もっ、門別くん、寮のボディソープ変わった?」
「はっ?! え、なんで? 変わってない、と思うけど。わかんねぇ」
「あれっ、そう? さっき石けんのにおいしたんだけど……あ、そうだアズミンちょっといい?」
「?!」
……んー、たしかに同じにおいじゃないや」
「やめてやれッ幸福量保存の法則が発動してしまうだろッ!!」
「そもそも俺たち朝練してるから汗臭いって……
 あーあ、モジモジしながら行っちゃった。ごめん。かわいいなアズミン。

「あ、アレだ。ロウが流行らせたやつ」
 門別くんがリュックから出したのは水色のボトル。私も持ってる!色違い。
 私がレモンイエローのボトルを取り出して見せると、コレな!って空気になってどちらからともなく机に並べた。せっかくだから携帯で一枚。
「あ、門別がエモいことしてる」
「見んな富士」
「フジくんこういうの好きそうだよね」
「うん、好きな人とキャップ交換したりね」
「そうそう!」
「ふーん、じゃあ今ナマエは彼氏いないってこと? よかったね門別」

 なにそれフジくん適当なこと言うよねぇ、って私が笑う前に門別くんが真っ赤な顔でフジくんの腕を固めたから私は下を向くしかなかった。